サマーキャンプ

２ヶ月もある！と思っていた夏休みが、いつのまにかもう半ばを過ぎて、残すところあと３週間。今年はバンクーバーに猛暑も来てくれて、夏らしい夏になったのは嬉しいし、子供達とあちこち遊びに行けるのも楽しい。と言っても毎日、公園、ウォーターパークばかりなんだけど。悪ガキの双子には最近おさがりの自転車があたり、カナダではバイクに乗る際に義務となっているヘルメットを買いました。するとあの二人は家の中でも遊びに行く時も、このところずーっとヘルメット着用。先日、空港までウェンディを迎えに行った時も、今日、ケンのキャンプにお迎えに行った時も、車の中でも、道路を歩く時もずっとヘルメット着用。世間からはまるでover protectiveな親だと思われているに違いない。

花火大会も終わり、猛暑も去って、夏も下り坂かなと思い始めたこの頃。私としては、暑い夜、網戸を開け放して蚊取り線香をたく日本の夏がちょいと懐かしい。夏の夕方、住宅街の狭い路地を歩いていてどこからともなく漂ってくる蚊取り線香のあれがいいよね。日本に住んでる人には日常風景過ぎて何も思わないかもしれないけど。バンクーバーの夏は肌を露出した若いにーちゃん・ねーちゃんのタットゥーをイヤでも目にしなくてはならないのが目に痛し。私にはよくわからないけど、今、タットゥーを入れていない人を見つけるほうが困難なくらい。日本人の私は、どんなタットゥーでもだめなのよね。間違った漢字を彫って堂々と歩いてる人もいるし。この前見たのは「家族愛」ってのがあった。見た感じは怖いにーちゃん。

ケンは今週からＵＢＣで行われているスイミングキャンプに参加しています。キャンプと言っても、朝送って行き夕方ピックアップするものです。ＵＢＣでは夏の間子供用に様々なキャンプが行われていて、スイミングの他にサッカー、バイク、ホッケー、スケート、フィールドホッケー、ゴルフなど。ＵＢＣにはAquatic Centreといい、建物は古いけれど立派な屋外・屋内プールがあり、子供達は午前中はクラフトなどの遊びをし、午後からスイミングのレッスン。金曜日はバスでビーチまで行きビーチ・バーベキューのランチをするそうです。私としてはケンにこのキャンプに行かせてまずは自分でスイミングパンツへの着替えができるようになってくれたらなんて願っていたら、昨日の初日、インストラクターのお姉さんより「ケンは今日は５メートルのダイビングボードから飛び降りてとっても楽しんでたわよ！」と言われて、目が飛び出そうになったママ！今はスイミングがすごく好きなケンなので、この１週間でもっとスイミングに慣れてくれそう。

３人の息子達は７月中はダウンタウンの日本語のサマースクールに通いました。このクラスはひらがなの勉強を取り入れて、クラフトやゲーム、ウォーターパークなど、お弁当持ちですべて日本語で行われ、うちの子供達は３人一緒に通えるのが楽しくて仕方ないといった感じでした。もちろん、３歳の双子はひらがなの練習というより、鉛筆を持って紙にぐちゃぐちゃに書くところからのスタートです。１２人の定員で３人がうちの子供たちということで悪ふざけも多かったみたいだけど、兄弟の絆は深まったようです。

子供達は夏の間に急成長するから面白い。キャンプやサマースクールはお金がかかるけど、先行投資だと思って夏は積極的に外に出すようにしています。我が家からＵＢＣまではマリン・ドライブをまっすぐ２０分。湾曲したマリン・ドライブ沿いの瀟洒なお屋敷街を通り抜け、パシフィック・スピリット・パークの緑深い森を駆け抜けると広大なＵＢＣのキャンパスへ。朝のこのドライブが私には気分転換になって、今日も頑張らなアカンと思えるのです。