Sunday, May 30, 2010

アサイメントに泣く

このところ少しなりを潜めていたMs. MacSaitoでござんす。その間、Ms. MacSaitoは理不尽な課題に悲鳴をあげていました。50ページ近い学術論文を読破して、その要約と批評を書くのが今回の課題。こういうタイプの課題は社会学・人類学では多いんですが、なんせ今回の論文ほどてこずったのはありまへん。てこずるどころか、2ページ目で読んでる自分の顔が蒼白になり、10ページ目から何が書いてあるのかチンプンカンプンに。焦った、焦った。しかも、少し頭に叩き入れた内容もローラーコースターに振り回されてからすっかり抜けてしまいました。

ここで登場したのが我が家のスーパーヒーロー(時にはスーパー天然)、「課題はボクがなんとかするから」という意味深発言をした工学部出身のあの人。Ms. MacSaitoが2時間かけてやっとこさ4ページを読んでたところを、スーパーヒーローはたったの2日で論文を読み終えました。さすが工学部出身のあの人、「なぜ学者という輩はこんなに口はばったい物の書き方をするんだろう」などブツブツ文句を言いながらも、論文に書かれていることをわかりやすく要約してくれました。それを基に、またまた唸りながら要約を書き上げたMs. MacSaito。「今回はメチャクチャ運が悪かったでやんねん」とか、「なんでこんな長い論文を使うんや!」とか「チキショー、もう二度と人類学のコースなんて取らねーよ!」とか恨みつらみがこもっているペーパー。とは言いながらも、これが大学生活最後の人類学のコースだった。毎回クラスの何人かが週替わりの論文を割り当てられ、要約した自分で書き上げたアサインメントを教授だけじゃなく、クラス全体にメールで送らなければならないという、ちょっと過酷な今学期のアサイメント。学期中で一番難しい論文が当たってしまったMs. MacSaito。今年の悪運はこれで使い切ったと思いたい!

そのペーパーを、工学部のあの人が隣で手直ししてくれてる横で、今、大学からのメールをチェックしたら、教授からのメールが。なになに、なんだって・・・・・。

「何人かの学生が、課題の論文を理解するのがほとんど不可能に近いと言って来ました。たしかに、これはとても難しい論文です。来週の講義でこの論文を深く取り上げます。この論文がどうしてもつかめない人には、オプションとして、来週の講義で取り上げるあと二つの論文のどちらかの要約をしてもいいように許可します。」

メールを読み終えて目が点になったMs. MacSaito。ハ~~~ッ。別の論文を読むチョイスがあることを最初から知らされていたら、こんなに焦らずすんだのにー。なんだかいつも何かに焦って、最後には取り越し苦労だってことがよくあるんだな。今回もまたそれ。でも、アサインメントはなんとか期限どおりにできそうだし、英語のネイティブスピーカーのカナダ人のクラスメートですらてこずった論文を読み上げた我が家の工学部のヒーローをちょっと見直してあげましょう。

かくして、Ms. MacSaitoの英語力は、4歳の息子に完全に追い抜かれてしまいました。

あまりにも難解でムカついた論文のカバーはこの写真。

Monday, May 24, 2010

「ノー」と言えないニホンジン。

カナダでは3連休2日目の昨日、アミューズメントパークの「Playland」に行って来ました。なんせ50ページの要約課題に焦っている私、あまり遊びに出かけたい心境ではなかったのですが、夫の「課題はボクがなんとかするよ。だから一緒に行こう」という一言に「ノー」と言えなかったニホンジン。でもよくよく考えてみて、夫が私の課題を何とかしてくれるという一言もスゴイ。自慢じゃないが、英文で書かれた学術論文の読解力には苦労しまくってる私。こんなことなら、これまでの課題を全部夫にやってもらっておくんだった。そうしたら掃除も洗濯も料理も手抜きしないですんでたのに。これほどまでに焦って勉強していたこの何年間、あれは何だったんだと思えて仕方がなくなってきた。あと残すところ3コースで大学卒業だけど、なんでもっと早く「課題はボクがなんとかするよ」って言ってくれなかったのよ!と逆切れしたくなる、相変わらず本末転倒の私。

小さい人用の乗り物もたくさんで、子供たちは大興奮。ケンは子供用のジェットコースターが大好きで仕方ない。夫に似て、ジェットコースターでグルグル回るのが大好きなケンとノア。私とトモキはなんでこんなのに乗ってしまったんだろうと後悔しながら、グルグル回ってる間ハンドルにしがみついて、地面に足が着くと二人でホッとするタイプ。そして、我が家でアクションいっぱいの楽しいアクティビティに行く時には、スーパーナニーのディディが必ず登場。アクション派の夫と対等になんでもやってのける男勝りの彼女は、私がいない時には子供たちの代理母で、夫がいない時には立派な代理父になってくれるのです。しかも、ディディのホンダCR-Vでドライブするとスリル満点はうけおい。

せっかくPlaylandに来たんだからと、夫とディディを大人用のジェットコースターに送り出した私。Playlandには昔ながらの木製のジェットコースターと近代的なジェットコースターの2機がある。人気なのはスピードとスリル満点の木製ジェットコースター。しばらくして二人がジェットコースターを乗り終えて満足して戻ってきました。



次の瞬間には、「せっかくだから、あなた達、二人でデートにジェットコースターに乗ってくればいいわよ。子供達は私が見てるから」とディディからの後押しで、気がついたら、木製ジェットコースターに座っていた私と夫。ハンドルバーを膝におろして、いざスタート。なんだか言われるまでに何も考えないでジェットコースターに座ってしまったけれど、意識が我れに戻った時にはゆっくり動き出していた。「待てよ!」と思った時にはもう遅い。またしても「ノー」と言えなかったニホンジン。車両が頂上に到達してから、コースターが止まるまで目が開けられなくて、ずっーと固く目を閉じていた。一体、あの地獄に落ちて、また上り詰めてドカーンと落ちるあのコブは何個あったっけ。髪は逆立ち、心臓は飛び出そうに。これまでの人生で、陣痛・分娩に次ぐ、後戻りのできないおっかない体験。地面に足を下ろした時には、「もう絶対あんなものに乗るものか」と誓った私。

皆さ~ん、「ノー」と言えないニホンジンは損をします。

ジェットコースター、おっかない~。

Friday, May 21, 2010

フラッシュダンス

先日の「サタデーナイト・フィーバー」に次いで、懐かしのダンス物ときたら「フラッシュダンス」(1983年)。

80年代のレトロたっぷりのこの映画。ジェニファー・ビールスがすごくきれいでみずみずしい。が、先が見え見えのストーリーは笑える、笑える。ジェニファー扮する18歳のアレックスはポルシェに乗るバツ一のすごく年の離れたボスと付き合うようになり、あーなって、こーなってのストーリー。夜遅くに仕事が終わったアレックスをボスが店の外で待ち構えていて、家まで送ろうとするのを断り、自転車で夜道を帰るアレックス。ボスはポルシェで後から追いかけます。2010年の今ならこれってストーカー。しかも18歳の女の子と付き合ってるんだから、今の時代なら犯罪者。時代は変わりました~。アレックスの肌を露出した大胆ダンスシーンも、ジェントルマンにしてみるとヨダレもの。アイリーン・キャラのあの曲は80年代の名曲になりましたね。

「サタデーナイト・フィーバー」「フラッシュダンス」と来たら、次の映画はもうおわかりですね。次回は「フットルース」を見なければ。明日はいよいよ「アイロンマン2」を見に行きます。「フットルース」の前には、途中で止まってる黒澤の「影武者」を見終えなければなりません。そして最大の難関、50ページの要約課題を私は生き延びることができるでしょうか。。。

どうして娯楽と苦痛はいつも背中合わせなのでしょう。人生は甘くない~。

あ~、神よ!!!

Tuesday, May 18, 2010

グレツキーの再来

我が家情報更新。ケンが念願のホッケーを始めました。6歳のケンにしてみれば、待ちに待ったこの時。オカーサマにしてみれば、伸ばしに伸ばして、後伸ばしにする口実が底をついたがために始めた恐るべきホッケー・ライフの幕開け。ついに、我が家にドカーンときました。

一応、周りと話が合わせられるように表面的なホッケーの話題はキャッチしている私でも、子供がホッケーをするとなると話は別。早朝練習や週末のゲーム。親は子供にしてみればホッケー行脚のお抱え運転手。それに、防具(あっ、晴美さんに舌打ちされる。防具じゃなくて「イグィップメント!」と)が高い。だいたい、スポーツするのにどうしてヘルメットやパッド、首周りにもプロテクターを着けなくてはならないんや!日本のあの粋な国技のように、スポーツはシンプルでいきたい私。

防具はピンからきりまで。初心者のケンには、カナディアンタイヤで防具一式が入ったセットを購入。体はぐんぐん大きくなるんだから、防具は毎年新調しなければならない。それを考えると恐ろし~。



あの果敢に見えるジャージーの下はこんなふうになっている!胸当て、肘当て、膝当て、パッドのきいたショーツ。ここまでのダメージ100ドルほど。

でも、これだけではホッケーはでけへん。そこで、これも購入。


新品のこの物は100ドルはするので、中古のスポーツ用品を売ってるお店で、ほとんど新品に近い物を購入。35ドル。いいぞ。なんだか形ができてきた。ここまで着るとトランスフォーマーに見えたケン。

そして仕上げに必要なのは。。。

まず、ジャージー。

写真のようなカナックスジャージーは安くて60ドルくらい。そこで、買い物通が行くスポーツ店で無印ジャージーを3ドルで購入。コレを見つけた夫、エライ!

最後にソックス。ソックスは6ドル。どう考えても、3ドルのジャージーが渋い!



スケートとスティックは昨年購入済み。

すると、一丁前にこんなプレーヤーの出来上がり。


初日の練習は楽しくて仕方がなかったケン。ビギナークラスでちびっ子達20人くらいの中で果敢にスケートを滑るケン。体はどう見ても小柄。ほとんどのちびっ子達はカナックスのジャージーを着て、ベンチから見るとえんどう豆のサヤから出てきた豆みたい。誰が誰だかわからない。が、我がケン様の無印ジャージーはどこから見てもよくわかる!しかもスケートも誰よりも早く滑るので、レッスンの最後にコーチから「もう一つ上のレベルに移ってね~」だって。

どうしよう~。最初からこんな出だしのホッケー。この先、オカーサマは運転技術を磨くことになるかもしれない。お隣のティーンエージャーのホッケー選手を持つオカーサマ。「ホッケー選手になったら、当たれば大きいわよ!」だって。競馬じゃないんだから~。うちのケンは超ダークホースですな。まず、母親がホッケーと無縁の日本人というところでハンディ。しかも体も小さい。だけどスケートは誰よりも速い。うーん、日本人の血を引くなら、フィギュアスケートの方が向いてるような。。。北海道出身のオカーサマの息子なら、帯広にスピードスケート留学もいいかも。

恐るべし6歳、グレツキーの再来、ここバンクーバーに登場。たしか、グレツキーはオンタリオ州出身、今のNHL界を引っ張るクロスビーはノバスコシア州出身。ここでブリティッシュ・コロンビア州出身のスターの出現が欲しいところ。それって、うちのケン様?ケンが大人になるまで、王子イーグルスには廃部になってほしくないなぁ。

それにしても、平日の真昼間に子供をホッケーの練習に連れてくるダディ達。一人二人ならともかく、15人くらいもそうだったりすると、この国のホッケーへの感情がよくわかる。うちの仕事優先のダディは相変わらずカチャカチャとキーボードを叩いています。

Saturday, May 15, 2010

本業復帰

1ヶ月ぶりに大学復帰をしましたら、けっこう疲れた。来週までに何ページ読まないとならないのだろう。50ページくらい。今回も課題が多い。50ページの要約にすでに悲鳴。こんなのありでっか~?しかし、教授がまたまたカッコいい。授業の最初から、「あたしは1950年生まれ。大学にはね、実は行かなかったのよ」と、銀髪に紫のメッシュヘア。どう見ても元ヒッピー。カッコ良すぎ。18才の時に大学には行かず、30代で子供を育てながら博士号を取ったあたり、なんだかメチャクチャいい。アタソイ先生とはペースも情熱も違うけど、なんだかこのコースも楽しみそう。

今学期は人類学。これが最後の人類学のコースで、人類学のリサーチの行い方を様々な角度から吟味してゆくようですが、元ヒッピーの教授は古典人類学でなく社会人類学専門のようなので、自分のスタンスをリサーチに取り入れられそうなのが面白そう。これまでアリのようにノロノロと、ふざけた大学生活を続けてきましたが、あと2コースで卒業です。こんなにふざけた勉強の仕方をしてきて、日本の大学だったらとっくに除籍となっていたところでした。

毎回、講義初日にはクラスでの自己紹介がつきもので、それで初対面のクラスメートの専攻や一般的な興味がわかって面白いのです。今回のクラスでの自己紹介は少し変わっていて、皆でコの字型に並べられた机から立ち上がって真ん中で円を作って立ちました。そこで、各自が自分の名前を言いながら何かゼスチャーをしなければならない。それを全員が真似て名前を言いながら、クラスメートの名前を覚えるやり方。皆それぞれピースサインだったり、お腹をさすってみたり、頭に手をやったりと思いつきのゼスチャーで。そこで私の番。咄嗟に出たのがおそまつ君の「シェー」のポーズだった。もちろん、誰もおそまつ君なんて知らないけど。クラスの皆が一斉に「シェー」のポーズを取るのは面白かったですぞ。皆さんも機会があったらやってみて!

初夏さわやかなバンクーバー。この夏は本業に取り組もう、、、、、、、、、、、かな~。

元気が出るこの1曲。ほんとに、イギリスのバンドってオシャレでおもろいでんな。このボーカル、友達のトースターにそっくり。そう、友達は「トースター」と呼ばれています。

Wednesday, May 12, 2010

ラ、ラ、ラ、

昨日のゲームから一夜明けたバンクーバー。バンクーバーの街は、「Go Canucks Go!」のノリから「Gone Canucks Gone...」に。友達も口々に「いやぁ、これでストレスがなくなった」とか、「これからはテレビの前で時間を無駄にしなくてよくなったよ」とサバサバ。そして今日はモントリオールがクロスビーのいるピッツバーグを下してラウンド3に進出を決めた大快挙!今後のプレーオフでは唯一のカナダのチームのモントリオールをサポートするバンクーバー人。地元のチームでないので熱くならずに見れそうです。

今、自分で笑って一人でうけてたことがあります。少し時間がかかったけど、やっと解読できた!

オネェからYou Tubeのこのクリップが数時間前にメールで届いた。しっかし、スマップって歌へったぁ~、このオッチャン、顔は具志堅用高なのに歌はメチャメチャうまい。歌自体は聴いてもチンプンカンプン。なんでオネェはポロッとこんなクリップだけ送ってくるねん、、、と考え込んでしまった。

一通りクリップが終わって、追求を始めた私。la la la lave songでググッてみて、あー、思い出した!なんでこのシンガーがここまで歌が上手いかもわかった。久保田利伸じゃんね。あー、そして思い出した。ロンバケの主題歌。あの頃、オネェがはまってたねぇ。まったく忘れていた記憶が突然浮かび上がってきたことに自分で驚いている。

こういうクリップはあの人に見せても「アジアのポップソング」と一蹴されてしまいます。思い出を共有できないってことが少し物足りない時もあるけど、まっ、それはそれで仕方ないか。

なんせ私の日本は平成8年で止まっていますので、こういう思い出系クリップどんどん送ってね~!

Tuesday, May 11, 2010

シーズンオフ

今日はちょっとがっくりしてるMs. MacSaitoでございます。カナックスは来シーズンまでサヨウナラになってしまいました。しかし回復の早いバンクーバーっ子達にしてみれば、あと2,3日もするとホッケーの会話など出なくなってしまうんだよな~。都合よくここ数日快晴、気温も上がってきました。これからは夏の楽しいアクティビティを考えるのが楽しみ。

我が家の元悪ガキ双子Bの近況。来る日も来る日も駐車場作りに励む日課。こんなにミニカーがあるというのに、「ボク、ぜ~んぜんクルマもってない~」。オモチャは日本のオバチャンにせびるように言って聞かせなくては。





Monday, May 10, 2010

イーグルス再結成ツアー

イーグルスが昨晩バンクーバーで再結成コンサートを行ったようで、今日はラジオでガンガンそのことが流れていました。You Tubeでいくつかビデオを見たけど、年を取ってもこの人たちカッコいい!

さて、まだホッケーのことを話している私。ウッ、昨日のゲーム結果がかなり嬉しい。明日はまたまた敵地で決戦。晴美さん、どうしましょう。。。すでにストレスいっぱいの私。明日は心臓がドキドキしてゲームは見れなさそう。

頼むぞ~、カナックス!ゲーム7なるか?!

Sunday, May 09, 2010

あぁ、無情

ホッケー、、、、そんなスポーツがありましたな、という瀬戸際まで来ているバンクーバーでございます。

ホームでの2連敗はかなり痛い。敵(シカゴ)は3勝1敗。あと1勝でこのシリーズは敵がゲット。昨日のゲームは7-4。夫は第2ピリオドの途中でテレビを消してしまいました。GMプレースでゲームを観戦していた3人の友人のうち、トッドは第2ピリオドで一人ぶち切れてスタジアムを去ったとか。それにしてもあんなゲームを最後まで見るために残ったDDとデイブ、かなりの痛みにこらえられるツワモノですな。控えめで慎み深いカナダ人も、話題がホッケーとなると熱くなります。

昨日、ゲームが始まる前の時点で、日曜日の夜に「アイロンマン2」を見に行かないかと友人から誘いが。夫と私は、「だけど、ゲーム5の夜だからテレビ見ないとならんべや~」とブツブツ言ってたものの、昨日のゲームを見た後で、「やっぱり、映画行ったほうがいいかもね」になっていた。もうカナックス、見てられない~。

今日も午後からパーティで、友人G宅で30名くらいが集まりました。「このパーティに来る途中でさぁ、今日はホッケーの話をしようかどうか迷ってたんだ」と私に耳打ちしてきたダレン。一応ホッケーの話題は出たものの、「なんでアイツらはペナルティを潰せないんだ~!?」のブーイング。

明日をもって、もしかしたらバンクーバーからは道行く車の窓からカナックスの旗が消え、人々は「ホッケー、、、え~、なんのこっちゃ?」ということになっているかも。。。あぁ、無情。

そんな中で、一人で張り切っている小学1年生が我が家に一人。来週よりケンのホッケーの練習が始まります!

Thursday, May 06, 2010

腑に落ちない。。。

なんか腑に落ちない。

用事があって日本領事館に行きました。ポスターが貼ってあって、「平成なんとか年より、父親が日本人であれば、婚姻関係でない間柄の子供でも認知されれば日本国籍が取得できるようになりました」と書いてあった。それで、少し期待をしてしまった私。

うちの場合はそれとは少し違うケースなんだけど。我が家の双子はれっきとした私という日本人母の子供でありながら日本国籍を取得することができなかった。というのも、3ヶ月以内に出生届を出さなかったから。双子が生まれてから最初の6ヶ月は出かけることすらままならないほど殺人的なスケジュールだった我が家。なんせ、最初の3ヶ月間は2時間おきに二人の新生児に授乳してたから、家から外出する時間なんてなかったわけです。日本領事館への出生届も出さないと~、と思いながらも、とにかく外出が大変なので伸ばし伸ばしにしていたら、出生届は3ヶ月以内に、それ以降は日本国籍は取得できませんって!長男は二重国籍を持っているものの、双子はこうやっていつもないがしろ。

それで、少し期待しながら窓口で事情を話してみたわけです。だって、婚姻関係外にある日本人父親の子供が認知されたら日本国籍を取れるという理屈が通るなら、れっきとした日本人母から生まれた子供も日本国籍を取れるのが普通じゃないですか。

甘い期待も束の間で、結果は「ノー」。どうせ掛け合っても無駄なことはわかっていたので、その場では「あ~、そうですか。それでは日本国籍を取得できる方法はないわけでしょうか?」と下手に出てみた。

「それだったら、帰化申請ができます」

「帰化ですか?」
ハッ?帰化って言われてもねぇ、アンタ~、うちの子、もともと日本人から生まれた子だっちゅーの。帰化もへったくれもないじゃんね。相撲取りでもあるまいし。しこ名は香奈田(カナダ)と路樹(ロッキー)かいな。

帰化するには、日本に長く住むという姿勢を見せなければならないそう。そのためには日本に数年住んで、それから帰化申請できるそう。カナダとは全然違ったシステムですな~。カナダの場合、この国で生まれた子供にはカナダ国籍が与えられるし、二重国籍だろうが三重国籍だろうがお構いなし。カナダ人であることには変わりないからってことで。寛容な国ですな~。

どうも、父親が日本人なら婚姻関係にない間柄の子供でも日本国籍が取得できるというところに引っかかる。やっぱり父系が強い国。つまり、ジェンダー平等には程遠い。チキショー、鉄の女・ヒラリー・クリントンでも送り込んでやりたい!それから出生届の受理は3ヶ月までってのもおかしい。たったの生後3ヶ月で、その人間の国籍を取れなくするって、人権侵害でしょうが。人身取引は重要な人権侵害ですというポスターが領事館に貼ってあったけど、国籍をあげないというのも人権侵害だよ。ここがへんだよニホンジン!

先日のブログには日本は食べ物が美味しいとかサービスがすごくいいとか書いてみたものの、久々に日本のお役所に行ってみて、あー、コレ、コレ、この硬さというのを思い出した昨日の午後。

家に帰ってネットで国籍取得に関して調べてた時、帰化した外国人が政治家、タレント、スポーツ選手など各部門で載っていた。笑っちゃったのが日本に帰化したホッケー選手はすべて「カナディアン」だったこと。我が双子の行く末もそうなるのかいな。まず片親が日本人だってことでNHLプレーヤーになるにはハンディだし、NHLで通用しないから日本に行って王子イーグルス初のツイン選手ってのも悪くないのかも~。

Tuesday, May 04, 2010

公開間近!!「アイロンマン2」

プレーオフも佳境に入ってきました。1勝1敗で明日から始まるホームでの2連戦。スージーはストレスいっぱいでゲームが見れないと言いながらも、明日は我が家でゲーム観戦。ゴー・カナックス・ゴー!!

我が夫はすごい予言をしました。このシリーズ(バンクーバー対シカゴ)の勝者が今年のスタンレーカップをゲットするだろうと。けっこう彼の予言って当たるんです。

実は今、ホッケーよりも気になることが。

それは、週末封切になる「アイロンマン2」。

Monday, May 03, 2010

サタデーナイト マティーニ偏

1年に1度飲むか飲まないかのマティーニ。この前のマティーニ・パーティでは今後5年分飲んじゃいました。いや~、ビージーズをBGMに足取り軽く行ったまではよかったんだけど。。。

気がつくと日曜日の午後2時。まだベッドで寝ていた私。私の横で、夫がベッドに座って友達と電話で話している。内容はこんな感じ。

夫:「午後2時だっていうのに、妻はまだ今日一歩もベッドから起き上がってないんだよ~」
友達:「(多分)オー、マイ・ゴッド!!ブラブラブラ~~」
夫:「マティーニは純粋なアルコールを飲むようなもんだから癖があるんだよな。。。エッ?何杯飲んだかって?さぁ、覚えてないんじゃないかな。数えてなかったと思うよ。。。」

その後、6時になって甥っ子夫婦が遊びに来たので起きないとちょっとバツが悪いと夫に言われて、無理して起きたけれど、オー・マイ・ゴッシュ!ウォッカの威力は素晴らしい。甥っ子夫婦が帰ってくれるのを待ちきれなかった私。

久々に会う友達と話も弾む。40人くらいが集まり、各自がウォッカやジン、トリプルセックやコアントローなど持参。素晴らしいマティーニメニューが10品くらいすでにできあがっていて、メニューを見ながらバーテンダーにリクエスト。蝶ネクタイのバーテンデーはもちろん、日ごろの友達。私が好きだったのはグレープフルーツやクランベリーが絶妙のフレーバーのカルチュラル・レボリューション(文化大革命)と、真っ青な色のバトルシップ(軍艦)なんとかってやつ。マティーニは甘みにつられて飲んじゃうからだめなのよね。

この写真の時はまだ2杯目くらい。


甥っ子夫婦が来てる時、友人Mから電話。「大丈夫かなと思って電話してみたのよ」と。「ほらぁ、あの写真撮ったの覚えてる?あなたがいきなりカメラに向かって中指立てたからビックリしちゃったわよ!エッ、スージーからその写真送られてない?」。アー、ウー、イーとしどろもどろに、モチロン記憶になかった私。カメラを持ってたスージーが私に送ってくれた写真にはそんなの入っていなかった。どーしてこういう自分の面白い写真は他人に流出しちゃうんだろうね。。。トホホ。てなわけで、早速Mにその写真を送ってもらう。とりあえず、一応アタシの肖像権もあるので検閲しておかなければならない。どうやら数時間、記憶喪失になった私。恐る恐るMに聞いてみる。「ねぇ、アタシ、なんかへんなこと言ったりやったりしなかった?」。M曰く、「あなたさ、すっごく楽しそうだったわよ。アハハ~」。ヤベェ。久々にやっちまった~。

しばらくして別の友人MがFacebookにメッセージを書き込む。「今日、きちんと起きれた?」と。私の返事。「午後6時にやっとこさで自分をベッドから這いずり出したわよ。ねっ、アタシ、rude(失礼)なことしなかったわよね?」。Mの返事。「rude?とんでもない。あなた、すっごく面白かったよ!」。ここでまた、アジャパー。

今日になって、スージーと電話で話す。
私:「ホラ、あのアタシが中指立てた写真の後で、もちろん、アタシあの後すぐに帰ったよね?」
スージー:「いや、まだしばらく残って誰かと話をしてたけど」
私:心の中で、ドキッ!
スージー:「ほら、あなた、あの若い女の子つかまえて、なんだかシリアスな話をしてたけど。。。」
私:「。。。。。。なんとなく覚えてる、カルメンって子でしょ」。
そうだった、若いのに、いいお姉ちゃんだった。最近酔うと若いお姉ちゃんに絡みたくなる私。

夫に、ベビーシッターにいくら払ったか聞いてみると、どう考えても10ドル以上余分に払っている。彼曰く、「だってさぁ、キミがチップを弾むようにって言ったんだぜ」。ドキッ。身から出た錆はこれ以上出さないようにしようと決心。

夫曰く、「キミはさ、酔うとすごくハッピーになるんだよね。いいよ、それはそれで。」と笑われた。

5杯目までは覚えてるんだけどな~。この写真の直後に撮った写真が問題の中指写真。セレブでなくてよかったと胸を撫で下ろす庶民のアタシ。そして夫はどの写真にも写っていない。同じパーティにいながら別々の行動をとっていた私たち夫婦。なんかちょっと、高城剛と沢尻エリカみたいって?!

Saturday, May 01, 2010

サタデーナイト 続編

予告通りに、サタデー・ナイト・フィーバーに次ぐサタデーはモチロン、コレ!



さっきキャンプ用品を見にカナディアン・タイヤに行ったら店の中で流れてきた曲は、奇しくもこの曲。なーんか、踊りたくなっちゃったけど、子供たちがいた手前こらえたカーチャン。踊るのは今晩のマティーニ・パーティだな。みーんな40過ぎだから心おきなく80年代の曲に乗って踊れるぜ!

一世を風靡したベイ・シティ・ローラーズのボーカル・レスリー・マッキューエンは日本人の女性と結婚してるみたいですね。イギリスに住んでるとか。70年代にすごいブームを巻き起こしましたね~。うちにもポスターが貼ってあったな。

知る人ぞ知るで、我が家のあの人もれっきとしたスコットランドの末裔。

どうやらスコットランドは日本人ギャルが好きだな!

Saturday Night Fever

おりしも今日はサタデー。

ホッケーのプレーオフ、ラウンド2が今晩キックオフ!あっ、こんなふうに外すと晴美さんに怒られそう。「キックオフじゃなくて、フェイスオフでしょ!いつになったらホッケー音痴をやめるの?!」かなんかって。ハハッ。バンクーバーは今晩、敵地のシカゴ。

だけど、サタデーといえば。。。

S,,A,,T,,U,,R,,DAY,,, NIGHT!!

といきたいどころだけど、タータンチェックをまとったスコットランドさんには次回登場してもらうことにして、

今日はこの人で!



70年代後半、トラボルタがディスコブームを作っちゃいましたね~。スゴイ時代でしたね~。そして、ファンタスティックなビージーズのサウンドトラック。

実は私は昨日までこの映画を見たことがなかったんです。1977年に「スターウォーズ」、「未知との遭遇」に続いてヒットしたこの映画。あらためて今、トラボルタの魅力に気がついちゃった。

さ~て、今晩は年に1度のマティーニ・パーティに行ってきます。実は大人のオンナになりきってない私はあんまりマティーニってタイプじゃないんです。でも皆が集まるパーティなので、ノコノコ行ってきます。ビージーズの「スティン・アライブ」をBGMに行ってくるぜ!