Friday, April 27, 2007

ジム復帰

今週は春も中休みか雨の日が続く。朝起きるとケンが、「今日は雨だから、自転車に乗れないね」と。この雨であちこちで満開の桜も花びらが落ち、色も褪せる。それでも雨上がりの桜もなかなか風流なんだけど。私はケンを幼稚園に送ってからジムへ。引越しの忙しさで1ヶ月ちょっとジムはご無沙汰だった。今週に入って、体がエクササイズを求めているのを感じることしきり。子育てに忙しい今の生活での楽しみはジムに行くこと。運動は新陳代謝を促し、ストレスのレベルを減らすのに効いていた。これまで週2のペースでジムに行くことを心がけていたので、サボっていたこの1ヶ月で体はすっかりなまってしまった感じ。とくに、今日みたいな心に重くのしかかる雨の日は、ジムでのエクササイズがサイコー。今日は久しぶりのジムなのでストレッチに重点を置く。ヨガを取り入れたストレッチで、背中、首・肩、背骨、腰、腕を、目をつぶってゆっくりと伸ばす。フー、これよ、これ!と嬉しくなる。ヨガは家にいたってできることなのに、日々せわしなく暮らしていると、やっと少しゆっくりできる時間がもてると本を読んだり、メールをしたりになってしまうのは私の心の弱さかもしれない。あー、久しぶりのジムは気分転換になってよかった。ロバートと私が行っているキツラノのフィットネス・ワールドには託児室があるのが有難い。スタッフも子供好きでフレンドリー。私はケンが9ヶ月の時からそこに預けてエクササイズを始めた。ケンと双子の3人の子供をいっぺんに連れてゆくこともあるし。こうやって、子供を持つ親、とくに母親がエクササイズのできる環境があるということはとても有難いことだ。家の中でいつも子供とだけ一緒にいて発散できる機会がないのは悲しいことだ。
 ジムの帰りはChoicesで買い物。最近おやつ代わりに子供たちはパンをむしゃむしゃ食べるので、自家製パンを作るために全粒小麦粉と無漂白の小麦粉を買う。Choicesは量り売りでベーキングの材料が買えるのが便利。しかもオーガニックでも量り売りだとそれほど高くない。オーガニックの卵を使えば、自家製オーガニックパンのできあがりだ。今日はフラックスの種も買ってみる。フラックスはガン予防、免疫の補強、繊維成分たっぷり、コレステロールや血糖値にもよく、肌を整えるなど体にいいことだらけだ。
 さーて、フラックスパンが焼きあがったので、お茶にでもしようっと。

Thursday, April 26, 2007





今週は2回も用事があって、キツラノのブロードウェーを歩いた。2度ともコブなし、私一人で足早に歩くことができて、少し気がラク。ケンと一緒に歩くと、途中で疲れて歩けないとか、さっさと歩きたいのに道端で何かを見つけては止まっての繰り返しでダラダラになってしまったりするのだ。ブロードウェーは私のお気に入り。中国系のベジタブルマーケットが各ブロックに並んでいる。昔ながらの八百屋という感じ。今回は朝、ケンを幼稚園に送ってから行ったので、店も開店したばかりで、アジア系の働き者さんたちが野菜や果物を店頭に所狭しと山盛りに積むのに精を出している。そして、店先からつーんと仏壇線香の香りが…アジア系が多いバンクーバーのマーケットやネイルサロンでは店の中に小さな仏壇を置いてお供え物をしているところが多い。たまに、招き猫が置いてあるところもあるけれど。これがアジアチックでたまらない!と私は嬉しくなる。なんだか、自分の居場所をあらためて再認識。キツラノのブロードウェーはLarch StからAlma Stまで、ありとあらゆる小さなお店やレストランが軒並み続く。アジア人経営のベジタブルマーケットや、ファンキーな洋服屋やパブ、キッズブックストア、古本屋、花屋、日本食レストラン、安い映画館、ギリシャ人がたくさん住む界隈なのでギリシャ系銀行にレストラン、ギリシャ人経営のスーパー、マレーシア・シンガポール料理のバナナ・リーフ、家具屋、ガイナ・ガーデンはヒーリングパワーとびきりのハーブ専門店だし、スターバックスやカフェなど何ブロックも続いている。私は同じキツラノでも、トレンディな4th Aveよりブロードウェーの方がずっと実用的で好きだ。UBCが近くにあるので、貧乏学生を考慮してか、価格も手ごろなのがいい。
 マーケットは大規模スーパーと比べて値段も安い。レモンやライムが3個で1ドル。多くの野菜や果物は量り売りなので、欲しいだけ買えるのがいい。エビのタイカレーを作るために、サツマイモ、いんげん、ベビーコーンの缶詰、コリアンダーの葉の他に、赤ピーマンやズッキーニを買って買い物かごはいっぱいに。それでも値段は10ドル以下!毎日子育てで忙しい私の楽しみは料理でもある。とはいっても、最近の料理は、手間ひまかけずにバランスのとれた美味しいものを家族全員に作ることを心がけている。家族全員が同じものを食べることもあれば、カレーのような香辛料のきついものの日は、子供たちには別メニューを作る。
 今晩は友達が来たので、大鍋で作れるタイカレー。Asia Kitchenのグリーンカレーペーストにココナッツミルク、フィッシュソースがあれば、美味しいタイカレーは30分もあればできる。今日はエビを使ったけれど、チキンやビーフを使ってもグー。カレーには食べる時にコリアンダーの葉を少しのせると風味が出てひときわ美味しい。20代の頃何度か過ごしたタイ南部の島の灼熱の暑さの中で食べた絶妙のカレーとはいかなくても、あの甘辛い香辛料にココナッツミルクが溶け合って気分は盛り上がる。コリアンダーの葉が残ったので、サルサも作ることに。トマト、紫オニオン、ガーリック、コリアンダーを刻んで、チリパウダーと2個くらいのライムの汁をボールに混ぜると簡単で美味しいサルサの出来上がり。少しピリッとしたものが食べたくなったのは、今週から振り出した雨のせいだろうか。香辛料のきいたピリッとしたものを食べて、雨の暗い気分を追い払いたくなったのかもしれない。
 今日は驚きの発見も。数日前に作った切り干し大根とひじきの煮物をキッチンでつまみ食いしている私の前に3人の子供が群がってくる。食べ物には注意深いケンが、切り干し大根なんて究極のベジタリアン惣菜なんか食べるはずがないと思った私。ケンが食べてみたいと言うので、少しだけ食べさせる。私の思惑に反して、口から吐き出さずにもぐもぐと噛んで飲み込むケン。まだ欲しいの連発で、私の前に並んでせがむケン、トモキ、ノアを相手に、私一人で食べようとしていた切り干し大根をほとんど食べられてしまう。我が息子たち、なかなか渋い味好みになってくれるかしらんと、将来を楽しみにする母である。

Tuesday, April 24, 2007

ケンと自転車


引越しをして1ヶ月。やっと、落ち着いたような気がする。ここ、ケリースデールのエリアについてもわかってきたし、ケンの幼稚園までのドライブもいくつかのルートを発見した。ロンドラの近くに美味しいすし屋もあるということがわかって満足。ここは来月リニューアルオープンするというので、乞うご期待としよう。なんせ庭が広いので、ケンに三輪車をと思ってこの前トイザラスに行ったはいいけれど、トーマスの自転車を購入して店を出てきた。店の中でケンに三輪車に乗らせてみたら、どうもおかしい。何がおかしいかと言うと、運動神経抜群の3歳のケンには三輪車が小さすぎてとても窮屈に見えたのだ。それなら、と思ってトーマスの自転車に乗せてみると、店の中でスイスイこぎはじめた。そういえば、自分が自転車に乗った時のことを私は今でも覚えている。。自転車にまたがってこぎだしたらどんどん進んでいってしまったのだ。自転車って、子供の成長と思い出にはなくてはならないものではないだろうか。
 バンクーバーはこれからしばらくプレーオフの話題で騒然とすることだろう。なんせ、今日のゲーム7、カナックスはホームグラウンドで勝利をあげて第2ラウンドに進むことになったのだから。あー、今日のゲームほどテンションの高いことったらありゃしない…。ホッケーファンでない私でさえテレビの前に座ってしまった。GMプレースのあの興奮といったら、きっと場外数キロに聞こえていたに違いない。ゲーム前のカナダ国家斉唱では、場内大合唱。ここまできたら国の威信をかけた、カナダ対アメリカの戦いになってくる。第2ラウンドは対戦相手がアナハイムだ。私までなんとなく、ゴー・カナックス・ゴー!のこの頃。

Thursday, April 05, 2007

混沌とした日々


あー、嵐のような3週間。引越し、ケンの春休み、ロバートの兄の到着、10枚のレポート書き…なんとかサバイブしました。新しい家はとても大きく、住みやすい。子供たち3人はキッズルームでそれぞれのベッドで寝るようになったし、ロバートも自分のオフィススペースを確保したし、ベースメントには大きなランドリーがあって、洗濯物はベースメントに干すことができて、裏庭は広くて塀に囲まれていて。そして、歩いて1分のところにメープル・グローブ・パークという、プール付きの素晴らしい公園があって。もう言うことなし。ここは秋までのリースだけど、住宅バブルのバンクーバーでは私たちが住みたいエリアに気に入った家を買うことなんかできないので、ロバートと私はしばらく借家に入って今後の様子見をしようということになったのである。だけど、荷ほどきがなかなかできない。3人の子供たちの面倒を見て、これまでの我が家のデッキを改修してくれているロバート兄と一緒に足しげくホーム・ディポまで建材の買出しに出かけると、もう夕方。子供たちと大人の夕食の準備をして、子供たちを寝かせたと思ったら9時半という生活が続く。そしてそれから寝るまでがつかの間の私の時間。私の人生、なんなの???と考えることも増えたこの頃。双子が生まれた時に、これからの数年は子供のためにあると覚悟したのでこうなることは十分予期できたけど、ママだってたまにはブツブツ言いたくなる。この前、ロバートと久しぶりにワインフェスティバルに行ってくる。その日も出かけるまでバタバタしていて、気分が落ち込んでしまったのでいっそのこと家でゆっくりした方がいいのかもしれないと思いながら出かけてみて、結局はよかった。ロバートとの久しぶりのデートは、各国のワインをトライしながらとても楽しめたのでした。今の暮らし、幸せと悲しみが表裏の混沌とした日々。