Thursday, October 29, 2009

ハロウィーン、着々と。。。






ハロウィーンが2日後に迫りました。今年のハロウィーンは土曜日。こりゃ、あちこちでパーティが開かれることです。そして路上を化け物かと思う人々が行き交い。あー、楽しいハロウィーンになりそう!

我が家も準備が着々と進んでいます。双子はすでに昨日と今日プリスクールでハロウィーンのパーティをし、みんなそれぞれコスチュームで通園、優しい真理先生からお菓子をもらって大喜び。今年の双子のコスチュームはマウスとモンキーです。ていうか、ママが横着して今年もあの双子は昨年と同じコスチュームなんですが、コスチュームを着れることがやたらと嬉しい双子達は文句を言いません。それでも今年は少し花を添えるつもりで、フェイスペイントをしてみました。マウスは鼻筋と鼻頭をちょこっと白とピンクに塗って、ホッペにひげを描いて、モンキーはホッペとおでこを少し茶色くしてみました。ケンはハリー・ポッターです。ハリーのガウンはインターネットで安く売っていたアメリカのサイトより取り寄せ、メガネはダラー・ショップ(日本の100円ショップと同じです)でおもちゃのメガネを購入、そしてニンバスは枯れ枝を集めて手作りで。ケンは髪が黒くて目が大きいので、コスチュームを着せたら少し賢者の石の頃のハリーです。

そしてハロウィーンに欠かせないのがジャック・オー・ランタン!我が家では今年はパンプキンを3つ手に入れ、ゆうべカービングをして、玄関先に置いてあります。ムードを少し盛り上げようと昨日早速パンプキンにキャンドルを灯したところ、夫曰く「ジャック・オー・ランタンはハロウィーンの日にしか灯さないんだけど」という指摘を受けました。まっ、いじゃんね。

今日はケンの1年生のクラスでパンプキン・ハンティングでした。父兄が子供達の人数分のパンプキンを用意し、学校のグラウンドにある落ち葉で埋もれた少し林のようなスペースに隠し、それを子供達が見つけたのです。校舎から出てきた子供達はパンプキン探して、みんな元気に走り回りました。見つけたパンプキンは教室に戻ってきれいに拭いて、デコレーションをしました。教室の中はハロウィーンがテーマの絵や工作で溢れかえっています。明日はみんなコスチュームで登校してのパーティ。

ケン曰く、「ボクが一番好きな日は、スケートの日と、サッカーの日と、スイミングの日と、PNE(遊園地)の日と、ハロウィーンなんだよ」とのこと。

いちおう社会学を専攻する者として、こうしてカナダで子供を育てながら、カナダ人の子供はこういうふうに形成されていくのかと思いながら子供の成長が観察できるのも面白いところです。

Tuesday, October 27, 2009

日本語と英語を話す我が家の環境に、あやしげなフランス語まで飛び交うこと2ヶ月。私が「オー、ボワー」と言ったところで、「それってさぁ、日本人のフレンチアクセントなんだよね・・・」とあの人(夫です)から指摘を受けたり。だけど、おたくが話すフレンチって、ジョン・クリチェン(カナダの前首相)そのもの、そのケベック訛り、なんとかならない!?って言いたくなるのをこらえております。それよりも、小学校でフランス語の教育を受けているケンの成果を伸ばすことが第一で、これまでの英語・日本語の読み書きに加え、このところはフランス語の読み書きの宿題も加わりました。「2ヶ国語がもう話せるのに、フランス語までー?」と驚かれることがありますが、だって、2ヶ国語が話せるんだから3つめの言葉はけっこうすんなり入ってくるのではないかというのが私達夫婦の持論であり、スポンジのような吸収力を備える今だからこそできることだと思うのです。当のケンは、新しい言葉を習い始めたことについて文句すら言いません。カナダでは英語とフランス語の義務教育が無償で受けられます。なのでそれを利用しない手もないですよね。ケンがフレンチを習い始めたのをうけて、私も少しずつ単語を覚えるようになってきました。ウフフ、ママも秘かにトライリンガルを目指してるんだよ!

Wednesday, October 21, 2009

Don't you Want Me?

昨今のバンクーバーの秋はすがすがしく、お天気が続き、紅葉が深まり、本当にカナダらしい美しさです。が、今朝は雨。ワイパーを動かすのが気持ちいいくらいの量の雨が降ってくれました。こういう雨もよし。今朝はケンを送る車の中でラジオをつけると飛び込んできたのがこの歌です。なんだか薄暗い雨の朝、一人車の中で踊りだしたくなりました。

車の中ではよくラジオやCDを聴いているけれど、ケンときたらば一度聴いた曲で気に入った曲なんかは、けっこうすんなりと覚えてイントロつきで歌ったりします。英語の歌も、私が何年かかっても聞き取れないような歌詞をスラスラと覚えるようで、子供の吸収力には脱帽。

Tuesday, October 20, 2009

今学期も半分を消化し、あとは下り坂?今日は先週提出のペーパーが返却されました。講義が始まった途端にペーパー返却だなんて、先生、そんな無情な!と私とクラスメートのショウコちゃんなんか卒倒しそうになりましたが(それだけ二人とも自信がなかった!)、戻ってきたら、なんと80%。ということはA-なんです。この私がそんないい成績をもらっちゃって!と、なんだか次のペーパーに向けてやる気がわきました。そして寝不足で頑張ったショウコちゃんもまずまずの点数で、二人してアタソイ先生は点数の付け方が甘いんちゃうか?ということになりました。なにはともあれ、少しハッピーになったワタクシ。

大学4年生ともなると、毎回のコースで一緒になるクラスメートが顔見知りになることが増えてきました。ショウコちゃんとは今回で2度目のクラス。22歳。高校を卒業してすぐにカナダに来て順調に大学生活を消化している姿には、若いのに感心します。こんなオバサンの私と一緒に座ってくれて、なんか同い年の友達みたいに話をしてくれるのが嬉しい。今回のクラスではショウコちゃんの他にも前のクラスで一緒だった連中が何人かいます。チャイニーズ系カナディアンのルイスとはこれで3学期続けて一緒。彼も22歳で、残すところ1学期で卒業です。卒業後はカナダ騎馬警察に入りたいなんて考えてるようです。そんな話をしていたら、今日は隣の席に座っていたサラより、「あなた、マリファナ吸ったことある?」というダイレクトな質問。「ないよ」と答えたルイス。「それなら申し込むことはできるわね」とサラ。さすが真面目で健全なルイス君。いまどき、北米で大学生やっててマリファナ吸ったことがないなんて表彰物です!カナダ騎馬警察に入るためには、マリファナという今頃のカナダでは薬物とはさほど見なされないものでも使用歴がある人は雇ってもらえないそうです。面接段階で嘘発見器も使われるので、嘘も通用しないらしい。ルイスとはバスで一緒に帰ったり、学期を重ねるごとに友達になっていき、こんなオバサン学生の私を励ましてくれるスィートな男子学生です。

今回のクラスはなかなか国際色豊で、先生がトルコ出身の社会学者アタソイ先生。トロント大学で博士号を修めたものすごい社会学の知識を持つ素敵な女性です。世界中のニュースのデータベースみたいな人で、歴史を観点にした社会学が専攻だったそうで、今回のグローバライゼーションのクラスでも毎回ヨーロッパの歴史を顧みながらの講義になります。というわけで、日本育ちのあてにはチンプンカンプン。。。1648年のヴェストファーレン条約なんて持ち出されてもねぇ、ハーッ?て感じです。先生がトルコ出身だからか、クラスメートにはSFUで博士号課程を研究しているトルコ人の男子学生、そしてトルコからの交換学生が2名。博士号の彼は長身でおしゃれで、英語がすごくうまくて物知りで、なかなかの好青年。そしてスペイン出身のホセ君もいい味出しています。たまたま今日初めて話してみて、「あたしなんか自慢じゃないけどSFUに10年通ってるわよ」と言ったら、「ボクなんて15年だよ」と。うわっ、上には上がいた!ポリティカル・サイエンス専攻のホセ君はふだんは病院のカフェテリアで働いているそう。あら、その病院、私が3人の子供を出産したところよなんて話をしました。ホセ君はあと2コースを取れば晴れて卒業で、卒業後には連邦政府、またはNGOで仕事がしたいそう。ヨーロピアンがクラスにいるのはこれが初めてで、やはりヨーロピアンにはノース・アメリカンとは一線を画した何かいい味があるのよね。毎回なかなかいい発言をするスティーブ君はホテルで働いてるそうで、今日はそのホテルのキッチンで焼いたバナナ・ブレッドを差し入れに持ってきてくれました。夜のクラスなので先生の発案で、毎回プレゼンテーションをするグループが差し入れを持ってくるようになっているのです。今日のグループはピザとバナナ・ブレッドとクッキー。チーズとクラッカーや果物、生野菜など、毎回、夜の講義中につまめる物があるとかなり助かります。この差し入れのアイディアもトルコという豊かな食生活の国から来た先生だからできたことでしょうか。これまでの教授たちは講義中の飲食を禁止する人もいました。私も最初は講義中にハンバーガーを食べたり、オレンジの皮をむいて、あの柑橘の匂いをクラス中に漂わす学生に驚いたものですが、カナダではこれがフツーだということにやっと慣れたかな。

社会学のクラスではとにかく読み物が多いです。教科書はコースによってあったりなかったり。教科書があろうがなかろうが、エクストラで出てくる読み物の量がてんこ盛りで、今回が一番多いのがこのコースの泣き所。1クラスの読み物が60ページ前後。しかも今回は大学図書館に置かれたコピーを各自がコピーを取らないといけないので、これが手間隙・コピー代がかかってヒジョーに負担になったのです。が、クラスメート達が相談して、各自が読み物コピーをスキャンしてそれをクラスにメールで送り、それを安くプリントするということになり、かなり手間が省けました。それでも、読み物の量は減らない!文句は言っても、読み物がすごく面白いのでいいのですが。今回13週間のこのコースはグローバライゼーション、文化の成り立ちがテーマで、講義の流れは、まず国家がどのように形成され、そして現代の企業支配のグローバライゼーション(資本主義)に発展して、それがヘゲモニーにどう影響したか、そしてそれに抵抗する反体制運動がどのように生まれたかというものです。ここ数年、家族、移民、人権分野に興味のあった私ですが、グローバライゼーションでまた価値観がシフトしました。この分野、考えると私としては悲観的になるトピックです。特にグローバライゼーションがもたらした環境破壊のツケはでかいんじゃないかと。私としては導火線がかなり燃えてきてると思っています。

さて、今日の講義で今学期の成績評価の20%を稼ぎ、残すところ、もう一つのペーパー、30%のプレゼンテーション、ジャーナル書き、出席で最終成績が出ます。なんだか今日は少しおだてられたので、残りの日程をこなしていかなければ。それにしても、コースの半分が終わったところで成績の20%しか消化してない状態というのが少し怖い。。。

Thursday, October 15, 2009

本日の発見!!

季節はずれですが、「春が来た」を海外で有名な人たちも歌っていたことを発見。歌はいいよぉ。心に染み入るねぇ。



Saturday, October 03, 2009

Vancouver Peace Summit終わる

しばらくご無沙汰です。

先日、ダライ・ラマをお迎えしたバンクーバー・ピース・サミットのパネル・ディスカッションを拝聴に行きました。今回はノーベル平和賞を受賞された方々や、精神世界をリードするエックハート・トール氏、ダニエル・シーゲル先生など、じかにお話が聴けて、私にしてみれば至福の時間でした。ダライ・ラマのお話を拝聴するのはこれが3回目ですが、その都度、心が浄化された気がします。

ディスカッションのテーマは平和、心の養い方、創造心の高め方など。ダライ・ラマは平常心の大切さをいつもながらに説かれました。心の中の平和が世界平和につながるのです。最年少でノーベル平和賞を受賞された北アイルランドのメイリード・マガイワ先生は、子供を型にはめるのではなくありのままで受け入れてあげる大切さをお話されました。

子供達がもう少し大きくなったら瞑想のできる日々を過ごしたい。。。これが今の夢。