Wednesday, September 29, 2010

死ぬまでにしたい10のこと

日曜日提出期限のアサインメントを書いています。土曜日の夜は「十三人の刺客」を見に行くので、忙しいカーチャンはやることはとっととやっておかなければならない。

それから、借りた映画も見なければ。
「死ぬまでにしたい10のこと」 2003年カナダ・スペイン合作。

舞台はバンクーバー。23歳で既婚、二人の娘がいる彼女はガンで余命2ヶ月を宣告されます。誰にも話さないと決めた彼女は、死ぬまでにしたいことのリストを作ります。

1.娘に毎日何度も愛を伝える。
2.ガンのことは誰にも言わない。
3.夫に新しいお嫁さんを見つける。
4.娘が18になるまで、毎年誕生メッセージを録音する。
5.好きなだけ飲酒と喫煙をする。
6.試しに他の男と寝てみる。
7.誰もに愛されるようになる。

海外で高い評価を得たこの映画。予告編を見ただけで泣きたくなっちゃう。



「死ぬまでにしない10のこと」、皆さんはなんですか?

Monday, September 27, 2010

バンクーバー国際映画祭

MacSaitoは風邪で2日間寝ていました。バンクーバーでは風邪が流行っております。皆さん、ご自愛を。

さて、今週からバンクーバーでは「Vancouver International Movie Festival(バンクーバー国際映画祭)」が始まります。毎年、日本作品も上映されます。北野武監督作品はよく出展されていて、何年か前の「座頭市」は大うけ。だけど、「ドールズ」と「アキレスと亀」では見事にバンクーバーでこけました。

今年の目玉は、「十三人の刺客」。今週の土曜日、行ってきま~す。さて、一緒に行く我が家のあの人はこの映画をどう思うでしょう。

Friday, September 24, 2010

オペレーティング・システム

私は完全に日本語環境。普段の生活は主に英語、子供たちとは日本語オンリー。頭の中はいまだにどっぷりジャパニーズ。メイド・イン・ジャパンはそう簡単に壊れない。

子供たちは親の希望と裏腹の英語環境になってしまった。ケンはこの頃、とっさに出る独り言がイングリッシュ。トモキとノアの双子も、二人でいる時の会話はほとんど英語。この国で暮らしているからいつかはそうなるとは思っていたけれど、日本人カーチャンはちょっと悲しい。これまでお金かけて日本語環境を作ってきたけれど、一番上の子が地元の小学校に入ってしまうと英語環境の拍車は後戻りできない。まず、一緒に遊ぶ友達が英語を話す。子供が一番好きな「遊び」で使う言葉が英語だと、それがどんどん強くなる。

そんな子供たちも私には日本語でしか話さない。「どうしてノアは3こグミをもらって、ボクは2こだけなのぉ~?」とか、「ボクのアイスクリームがトモキのより小さい!」とか、「ケンちゃんが行ったけどボクがまだ行ったことのないあの公園に行きたい!」とか。そう、日本語で言わなければオカーサマには要求を受け入れてもらえないことを子供たちはよく知っている。だけど、要領のいいノアはこの頃、「ママァ、あのねぇ、I wish I had more レゴのおもちゃだよ」とか、「このデイにどこ行くの?」とか、なんだかオペレーティングシステムがおかしくなってきている。うーん、ノアのハードドライブに40ギガくらい足さないと。

フレンチイマージョンの小学校に行っているケンの場合、担任の先生は子供たちにはフランス語でしか話さない。授業は全部フランス語。4年生になると少し英語の授業が入ってくる。それまではフランス語どっぷり環境というのがフレンチイマージョンだ。公立校でフランス語の教育をするところは英語とフランス語が公用語のカナダならではの特色だ。そのうち、中国語のイマージョンも開設する動きがあるらしい。フランス語の学校だけど、休み時間や友達と話すのは全部英語。たまにケンの友達が遊びに来ると、ふざけて会話がフランス語になったりしている。親にはわからない言葉を話して、二人でケラケラ笑ってる。この子のオペレーティングシステムは、容量を増やせば増やすだけ効果が出る。

我が家のあの人の場合、オペレーティングシステムは英語、、、じゃなくて数字。それとわけのわかんないアルファベットと数字のスレッド。彼はジャバとかC#とか、私がわからない言語を巧みに使う。それが彼の仕事道具。

すでに今学期の統計学の授業に行き詰まっているニホンジン。XとYの変数の相互関係の見出し方とか言われても、私にしてみると「パードン・ミー?」って感じ。統計用のソフトを使って世界でGDPの低い国の男性の平均寿命を算出せよとか言われると、「エッ、エッ?」と、コンピューターを前にして固まってしまうニホンジン。あの人の場合、そんなの鼻歌交じりでお茶の子さいさい。「こうやって、あーやって、ここで平均寿命を50と仮定して、それから国民純生産でフィルターかけて、、、ホラ!」ってな具合。マジックかと思った。

オペレーティングシステムが数字なので、人の名前と顔が覚えられないのがあの人の難点。私の友達の旦那とスーパーで会っても、以前会ったことを覚えていなかったなんて類の話はいくつかある。こんな人がセールスとかPR担当の仕事をしてなくてよかった~。やっぱコンピューターに向かってブツブツ独り言呟いてるほうが向いている。

5人家族の我が家。家族それぞれオペレーティングシステムが違っている。

Thursday, September 23, 2010

MacSaito、不作にガックリ。

大好きな野菜のビートが今年は不作。


6月に植えてこれまで待ったのに育ってなかった。大きいのでもゴルフボールくらい。なぜだ。毎年大きくて甘いのができてたのに。

トマトも9月半ばの今頃になってやっと赤くなってきた。小ぶりだけど、すごく甘い。なんだかうちのボーイズみたい。

そして今年は葡萄が豊作。この家に越してきて初めてのこと。日本の茶葡萄みたいに甘い。

少し寂しくなった庭に多年草の植物を植えてみた。カラフルな花も好きだけど、庭にあるだけでホッとさせてくれるこういう植物も好き。来年はラベンダーも植えよう。





Wednesday, September 22, 2010

棚から、、、カナックス

オリンピックもとっくの昔のこととなり、夏も終わってしまったバンクーバー。

残り少ない今年は何がある?と思っていたら、タイミングよくホッケーシーズンが始まりました。

昨日はカナックスのプリシーズンゲーム。シーズンチケットを持っているウェンディが、3枚チケットがあるのでとケンと私を招待してくれました。

プリシーズンゲームといえば、メジャーな選手はプレーしないけれど、ケンにしてみればカナックスの本拠地のスタジアムで(名ばかりの)カナックスのゲームが見れるというので大当たり!



ゴーリーはもちろんルー様じゃなかったけれど、昨年サインをもらったビエクサ選手やなんだか懐かしいモリソン選手がプレーに登場。

インターミッションの間にカナックスのお店をのぞいたり、グレツキーのサイン入りジャージーの前で写真を撮ったりとケンにしてみれば棚からカナックスが降ってきた。





カナックスのスター、双子のセディーン兄弟はスタジアム高部のボックス席よりゲームをじっと見ていました。セディーンといえば、少し前のこのCM。

少しここで解説を。ヤローだけのパーティ場に「スウェーデン人の双子が来る!」と、ボーイズ達は一気に大興奮。モチロン、スウェーデン人の双子のストリッパーと勝手に思い込んだボーイズです。そこに登場したのがスウェーデン人の双子のセディーン兄弟。唖然とするヤロー達。チップに渡そうとしていた札束をポケットにしまい込むヤロー。双子の兄弟はボーイズの前でストリッパーがするように踊ってパーティ場から去ります。その際、一人が「オレは、何ドルかもらった」と言えば、もう一人は「オレは2ドルもらったぜ」とご機嫌。てな感じ。



晴美さん、今年もカナックスが待ってまっせ!!

Tuesday, September 21, 2010

MacSaito、カムバックする。

皆さん、MacSaitoは一気に回復いたしました。それもこれも我が家の神様のおかげでございます。

それにしても、新しいソフトは手間がかかりまんな~。実はMacSaitoは、昨日抱えていたプロブレムが今日なんとか解決。そしてソフトを使ってデータを入力していたら、またもや新しいプロブレムが発生!そうだった、あっしのオペレーティングシステムはジャパニーズなんでした。今取ってる統計学のコースはもちろんイングリッシュで授業が行われます。先生のビデオを見ながら演習をやっていたら、ウム、なんか違う。。。そうだ、先生のコンピューターのスクリーンは英語で、MacSaitoのは日本語表示だった。しかも、大切なデータの名前や説明が「???」になっている。MacSaitoまたまた焦りました。

そういう時にうちの神様は焦らず落ち着いてる。いやー、ちょっと見直してしまいました。ていうか、他人事だから落ち着いてられるのかもしれないって話もありますが。。。

昨日今日と彼は私から「神様」と呼ばれていますが、こういうのはもちろん喉元過ぎたら忘れてしまうMacSaitoでござんす。明日からはまた彼は「天然」の夫に戻っていることでしょう。

そういえば、うちの夫がトロント大学の工学部の学生だった頃、2歳年下の弟がトロント大学に入学しました。すると弟は我が夫の友達より、入学当初から「God's brother」と呼ばれるようになったとか。夫が一方的に友達に自分を「God」と呼ばせてたそうなんす。

しかし調子に乗るとどこまでも調子に乗るヤツだな~。

Monday, September 20, 2010

MacSaito、へこむ。

ただ今、MacSaitoは珍しく凹んでおります。

新学期が始まったのは子供たちだけじゃなかった。カーチャン学生も先週より新学期が始まりました。今学期は統計学。社会学と人類学を専攻するアタクシがですねぇ、なんで統計学をしなくちゃならんわけ?だけどそこはやっぱり社会学・人類学でございまして、どちらの研究も「リサーチ」というものが付き物でして。寿司もワサビがなければ食べられないように、社会学と人類学もリサーチがなければまともな研究として世間に受け入れてもらえないわけでございます。

今学期のMacSaitoは時間の都合で、大学に行かずしてオンラインでこの統計学の授業を取ることにしました。このコースは社会学専攻では必須のコース。これなしでは卒業できないのでございます。オー、ノー!MacSaitoは嫌いなコースは今の今まで後伸ばしにしてきて、今になってそのツケが回ってまいりました~。かなり冷や汗。これまでこのコースを取った友達からさんざんな体験談を聞いていたので、最初からびびっていたMacSaitoでございます。とはいっても、我が家には統計学の神様がおりますので、今回はオンラインコースという先生と直接顔を見合わせなくてもいいことを利用して、統計学の神様にすべて神頼みしようという魂胆でありました。

このコースのミソは、統計で使うソフトウェアをダウンロードして、それにデータ入力して統計のやり方を学ぶことであります。先ほど遅ればせながら100ドルも払ってソフトをダウンロードしてみたら、ソフトは無事にダウンロードできたものの、MacSaitoの化石のようなdynabookではどうやらデータの入力がうまくできない!メモリーが足りないのが問題のようで。そんなわけで、日曜の深夜にMacSaitoに降りかかった災難。掟破りで、ソフトのダウンロードを夜にしてしまったMacSaitoは、今晩眠れないかもでございます。

さて、統計学の神様は実はソフトの専門家でありますので、早速MacSaitoは神頼みを試みました。先ほどダウンロードしたソフトを共有ファイルに落として神様のコンピューターで開くというお告げを授かったMacSaito。かの方は今、自分のコンピューターでゲームをしている次第でして、落とした結果は明日にならなければわからない。なんせうちの神様、かなりのんびりしておりますので。。。

てなわけで、MacSaitoのストレスレベルが少し上がった日曜深夜。

これはあの統計コースを取った人々にしかわかってもらえないストレスでございましょう。。。あー、くわばらくわばら。

Sunday, September 19, 2010

ついに、、、

とうとうこの時がやってまいりました。

昨日、私たち夫婦は子供たちに初めて「スターウォーズ・エピソード4」を見せました。ここ数ヶ月、スター・ウォーズのレゴでしか遊ばなかったケン。学校で友達からスター・ウォーズの話を聞いては、登場キャラクターやデススターなど主要なボキャブラリーをつぶさにキャッチ。にもかかわらず、スターウォーズの映画は見たくないとかたくなに言い続けてきた矛盾だらけのヤツ。2年生に進級して、こんなことではいけない!と気づいたのでしょうか。ゆうべはフライデーナイト。ディナーの後で「スター・ウォーズ見たい?」の問いかけに「見る見る見る!!」の即答。さぁ、家族5人でカウチに座って映画鑑賞。ケンは最初から最後までじっと映画に釘付け。双子は少しおっかないところがあり、映画が終わったらノアはカウチで眠っていた!

実は双子が生まれる前に名前を考えていた頃、夫に「ジョージとルーカスは?それとも、ルークとスカイウォーカーは?」と言ってみたら、簡単に却下されたことがあります。なんでやねん?サイファイおたくの息子にふさわしい立派な名前じゃんね。

というわけで、スターウォーズが見れるようになって子供の成長がわかりました~。子供たちは着々とダディの跡を継いで立派なサイファイおたくになっていってます。故に、ガールフレンドはなかなかできないことでしょう。

私はバンクーバーの映画館で「エピソード1・2・3」を見たのですが、いつもこのオープニングテーマ曲がスクリーンから流れてくると館内は拍手大喝采。映画が終わるとスタンディングオベイション。地元バンクーバー生まれのヘイデン・クリステンセン(若き日のアナキン・スカイウォーカー)のイケテナイ演技では場内から「ブー!」のブーイング。バンクーバーのお客さんは素直でっせ~。

次はもちろんエピソード5。それにしても、ハリソン若かった。

Saturday, September 18, 2010

テリー・フォックス

カナダ全土で行われるテリー・フォックスRun。ケンの小学校では、700名弱の全校生徒が30分ちょっと力強りました。

これはウォームアップ。


何度かのラップを終えて歩いてる我がケン様とそのご一行。


いつの間にか、双子も歩いて参加。


テリー・フォックスのことはキンダーガーテンから教えられます。骨肉腫で片足切断になったテリーは、カナダ全土にガンという病気への啓蒙を広めて研究基金を募ろうと、カナダ横断マラソンに一人で挑みました。カナダ東部のニューファンドランドをスタート地点にしたテリーのマラソンはスタートから143日目にして、5,373キロ走った時点で、ガンの肺への転移で無念の断念。テリーはバンクーバーに戻り治療を受けることに。それは1980年9月1日のことでした。テリーは翌年の6月に22歳の若さで亡くなりました。

テリーのマラソンを支えたのはテリーの親友のダグ・オルワード。彼はバンでテリーのマラソンの伴走をし、テリーの食事を作りました。彼がその頃のテリーの日々を書いたプリントをケンが学校からもらってきました。そこに書いてあったことは。。。

「毎日テリーは遅くとも朝の5時20分には走り始めたんだ。まず2マイル完走。それからオレンジを食べて水を飲んで、それから午前8時20分前までに12マイル走ったんだ。平均で12分で1マイル走ったことになる(1.6キロ)。その後テリーは学校や集まりに行ってスピーチをして、それから朝食を食べて昼寝。そして昼前にまた走り始めて、午後2時頃までにはさらに8~10マイル走ったんだ。それからまたどこかでスピーチをして、ランチを食べてから午後5時までまた走った。天気が良くて気分もいい日は31マイル(50キロ以上)走ったよ。テリーは絶対に歩こうとしなかった。テリーは歩くのはもっての他と思ってたんだ。

今の時代の義足だったらテリーは1日に80キロは走れたと思う。あの頃、テリーの義足は700ドルだったんだ。今は、電動の素晴らしい義足が10万ドルもする時代だ。今の時代、どんなにいい義足を着けてたとしても1日に20キロも走ることができる人はいないと思う。テリーみたいな義足を着けてた人は1日に10キロも走ることができなかった。だからテリーのカナダ横断マラソンは奇跡的と言われたんだ。テリーでさえ自分がやってたことに驚いていたよ。」

義足で143日間毎日フルマラソンを完走し続けたテリー・フォックス。テリーは後に続く世代に大きな教訓を残しました。これまでテリー・フォックスRunを通じて集まったガン研究募金は5億ドル近く。

ケンが小学校に行くようになって、日本人カーチャンもこの国の歴史や人物について色々学ぶようになりました。

テリーよ、安らかに眠れ。

Thursday, September 16, 2010

思い

明日はケンの小学校で毎年恒例の「テリー・フォックスRun」が行われます。毎年この季節、テリーの思いを引き継いで、カナダ中の子供から大人まで走ります。

カナダの義足のランナー、テリー・フォックス。その肉体はなくなっても、思いは国民に伝わった。ガンで死んでいった青年の小さな思いが、30年たった今でもこの国で生き続けている。

Tuesday, September 14, 2010

人生初の。。。



おはぎを作ってみました。子供たちに大好評。続けざまにペロッと2個平らげた3人の息子。我が家に遊びに来ていたコーディは見たこともない黒くて丸い物にちょっとひいてしまっていました。

さーて、これからも子供の友達が来る時をねらって日本の心を作っていかなくちゃ!

次回は、納豆巻でいくかな。

Monday, September 13, 2010

夏、過ぎる

新学期が始まって1週間が過ぎました。

実は2年生に進級したはずの長男の小学校ではいまだに新しいクラスが決まってなくて、長男はこれまでのところ1年生の時の教室に毎日通い、担任の先生もクラスメートも前と同じ。ただクラスが決まってないので授業は行われてなく、毎日教室で絵を描いたりレゴやゲームで遊んでるようです。日本だったら考えられないでしょう。日本人カーチャンにとりましては、のんきなカナダの学校のアンビリーバブルさに唸らされます。明日には新しいクラスが発表になると思うけれど。

バンクーバーは今月になってから雨が何度か降りました。一雨ごとに秋が近づいてきてます。

ロッキーの向こうのカルガリーに行ったのはほんの3週間前なのに、カルガリーでは明日の気温は-2℃まで下がるとか。我が家が押しかけた時は30℃くらいの暑さだったのに~。ていうことは、レイクルイーズなんて-10℃くらいですかいな。考えただけで体が震える。。。

カルガリーの友達の家の敷地の「ハリポタの木」で木登りしてる子供たち。これほどまでに木登りにパーフェクトな木は近年お目にかかっておりませんでした。


そしてボーイズ6人と行ったカルガリー動物園。


たった3週間前のことなのに、一体、あの夏はどこ行ったのだろう?

Saturday, September 11, 2010

ガガ

ただ今、我が家の3兄弟、はまっております。レディ・ガガ。

ロッキーまでの長い道のり、何度車の中で聴いたことか。

3兄弟で大合唱。

ガガはマドンナを超えるのでしょうか。

Wednesday, September 08, 2010

またこの時期。。。

先週、子供たちのプレイデートでママ友Mさんと話していた時、彼女の友達のDさんのことが会話に出た。DさんとはMさんを通して一度会っただけなのに、なんとなく「Dさんは元気?」と聞きたくなった。Mさん、「元気よ。彼女、子供が生まれる前は画商をしてた人だったのよ」と、一度しか会ったことがない人の話題になった。

その翌日、家族でPNEに行った。PNEとは、バンクーバーで毎夏数週間開催される大きな娯楽遊園地のようなもの。今年で100年を迎えたらしい。私たちが行った日は最終日の前日だったので、すごい人出。数千人は軽いはず。子供たちのお目当ては乗り物だけど、まず最初に、牛や馬、うさぎやヤギの赤ちゃんを見に行った。動物がいる厩舎を歩いていたら、なんと昨日話題に出たDさんを見かけた。声はかけなかったけど、こういう偶然、なんなんだろう。

そういえば、フランクフルトからモスクワまで飛行機に乗ったのは今から丁度7年前のこと。飛行機で通路を挟んで向こう側に座った白人女性がいた。ドイツ人なのか、ロシア人なのか、それとも他国の人なのかまったくわからなかったけど。右も左もわからないモスクワに着いて、一晩明けた翌日、街中から少し離れたホテルを出ててくてく散歩していると、道の向こう側を歩いていた女性。なんだか見覚えがあると思ったら、昨日飛行機に一緒に乗ってた女性だった。それが旅行客というより、まるでモスクワに住んでるかのようないでたちで歩いていたので、同じホテルに泊まっていたとも思えない。

マーク・ラファロという人のことは先週まで知らなかった。


久々にレンタルした映画は「シャッターアイランド」。私のチョイス。マーク・ラファロは映画の中でディカプリオの相手役、そしてディカプリオの精神科医の二役を演じた。こういうアクターがいたのか、と思ったのが映画を見ての印象。

今週、夫のチョイスでまたレンタル。レンタルに行く前に何を借りようかとグーグルでサーチしていた夫。「エターナル・サンシャイン(2004年)が面白そうだよ~」と。でも、結局借りてきたのはトム・クルーズの「コラテラル(2004年)」。ちなみに、アメリカ人のトム・クルーズはカナダの首都オタワの小学校に数年在籍していた。その小学校には同じ時期に夫が通っていた。夫はクルーズより2歳年下なので覚えてないけど。

「コラテラル」にある俳優が刑事役で出ていた。声は聞き覚えがあるけど、誰だかわからなかった。映画を見終わってからあの刑事役は誰だったのかと調べてみたら、マーク・ラファロだった。偶然借りた2本の映画に同じ俳優が登場してビックリ。しかも、ディカプリオとかクルーニーみたいな大物俳優だったらまだわかるけど。

さらにわかったこと。夫は「コラテラル」にしようか「エターナル・サンシャイン」にしようかと迷っていたけど、「エターナル・サンシャイン」にもマーク・ラファロが出演している。

科学的根拠しか信じない夫もこれだけ偶然が続くと舌を巻いていた。私はそっち系の見えない何かを信じているので、「ほらね!」と思っちゃったけど。。。

今度は何があるかな。

Tuesday, September 07, 2010

フェイスオフ

カナダでは今日から新年度が始まりました。

我が家には、まだ6才ながら新2年生が誕生。

ゆうべの母子の会話。
母:「明日から2年生だね~。頑張ろうねぇ。」
2年生:「でも、でも、、、キャンプが~、、、。」ここで目がウルウルに。
母:「キャンプ続けたかったの?」
2年生:「、、、そう。」そしてまだメソメソと。

そうかぁ、と母は思いました。ロッキーへのキャンプ旅行がそんなに楽しかったんだ。そりゃ、バンクーバーからロッキーまでキャンプ旅行に行くガッツのあるファミリーはあまりいないかもしれない。実はこの母も先週、キャンプ生活が恋しくなりました。なんていうか、あの野外で自由でいられたことがたまんないし、夜空を眺めながら流れ星を数えたこととか、旅先でコインランドリーを使ってる間、そこの壁の電源でデジカメの充電してたこととか、ハイウェイを120キロくらいで走っていたらいきなりコヨーテが横切って轢きそうになったりとか、思い出すときりがない。そんな楽しい旅行だったから、6歳の子供にしてみたらインパクトは強かったのかも。そういえば道中目と耳のアンテナをビンビンに立てていた長男。

少しかわいそうになったので、ちょっと気持ちをまぎらわそうと言ってみた。
「でもさ、来年の夏は日本だよ。だから、明日からまた頑張って学校に行かないとね。」

すると、気持ちの切り替えも早い6歳。「そうだね!日本だね。ヤッター!」

というわけで、うちでは母と長男は早くも来年の夏休みを視界に入れております。

今週からホッケーの練習も再開。我が家は2ヶ月以上と長かった夏休みがまるで過去のことのように、みんな今日からmove onです。

そして、あの双子もいよいよ公式氷上デビュー。


初めて買ってもらったスケートがはける日をまだかまだかと待つ二人。そのうち同性アイスダンスペア部門なんてできると、この息がドンピシャの二人は無敵かも~。

そして、本日より私も大学復帰です。またまた寝不足の日々が続くことに。アジャパー。

Thursday, September 02, 2010

なぜロッキーで泣いたかというと。。。

なんでロッキーで泣いたかというと。。。

寒くて!

山の天候は甘く見てはいけないと言うけれど、まさにその通り。バンクーバーの気温は28℃くらいで、ほどよく汗ばむ爽快なお天気が続いていました。気象予報を見て、「ロッキーではサイテー気温が5℃まで下がるんだって~」とか言いながらパッキングをしても、いまいちピンとこない。

最初に行ったのはロッキー山脈で一番北のジャスパー。3泊キャンプして意外と温かかったので、これならいけるかなと甘く見たのが仇となった!

その次はバンフに2泊。そこも夜は冷えたけど、道産子のあたしとオタワ育ちのあの人にはまだオッケー。

その次に行ったのがコロンビア大氷原。





ここは約325平方キロメートル氷河におおわれているそう。その氷河の厚さ、100~365メートルほど。「ウーン」と呻ってしまった道産子。もちろん気温が低くなければ氷河は解けてしまう。だからここは必然と年中通して寒いのだ。たしか、北海道とロッキー山脈のあるアルバータ州は姉妹州だったはず。

コロンビア大氷原の次は、エメラルド色で有名なレイクルイーズで2泊。国立キャンプ場は周りが林でこれまでのキャンプ場の中で一番グー。


しかも、夜はキャンプ場の野外劇場で、パークワーデンによるカナダ国立公園に関する興味深い話。子供たちも楽しめて、大人も耳を傾ける興味深い話。カナダではこういう時、必ずオーディエンスがヘルパーでステージに駆り出される。そこで張り切って登場した我が家の末っ子!全然わかっていないながらも、健気にカンカンダンスを踊りました。恐れを知らない子供は無邪気だ~。


そしていよいよレイクルイーズに。ところが、車からおろしても寝続ける末っ子。連日の疲れがたまっていたようです。


湖はあいにくの曇り空で、エメラルド色がなかなか見えなかったけれど、湖の周りを散策してる途中晴れ間も見えて素晴らしかった。が、そんな世界に知れ渡る有名な湖に来てるというのに、猫に小判のうちの子供たち。水に手を入れてどれだけ冷たいか大はしゃぎ。


そして一晩は雨。テントにバシャバシャ雨が叩きつける。朝起きたら気温は1℃。吐く息が白かった。手も冷たい。

これが山の天候ってやつなんだよなーと、ロッキーに来てみて実感。

レイクルイーズを離れて、恐竜博物館(正式にはロイヤル・ティレル古生物学博物館)のあるドラムヘラーの町に向かう朝の気温は9℃。うぇー、さぶ~。それが東へ東へと向かうごとに気温が上昇。ドラムヘラーに着いた時は、夏に戻っていた。そして人口が1万人いるかいないかの田舎町が突如ジュラシックパークであることに気づいた!







子供たちにはフリースのズボンを脱がせて半ズボンに。


ここでも学芸員の面白いトークにヘルパーを買って出た末っ子。


が、そんな末っ子もカルガリー動物園でこういうのが「ガオーッ!!」とうめき声を上げて首を動かすと。。。


「キョウリュウおっかな~い!」と後ずさり。



というのが落ちでした。。。お粗末。