Friday, April 24, 2009



春うららが続くバンクーバー。ほんま、ええどすな。

毎週金曜午後は、長男をウエストエンドの日本語の先生のところに連れて行きます。ディビー・ストリート沿いの先生のお住まいに長男を連れて行き、それからピックアップまでの1時間半、ママはつかの間の息抜きができるんですよ。ディビー・ストリートといえば、カナダのゲイコミュニティのメッカで、昼間っからすごいわよ~。すっごく素敵な男性カップルが手をつないで歩いてるの。ストリートを歩きながら、あの人もカッコいい、あの子もすっごくかわいい!なんてあちこち目移り状態。おしりの形がめちゃくちゃきれいだったり、すっごくきれいな目をしてたり、なんだか少女マンガに出てくるような美形だったり、そりゃあすごい。お年を召したゲイのおじさまカップルも公然と手をつないで歩いてたりするし。こんなに素敵な人達をあたくしはどうやってもゲットすることができないのね!と少し苦い思いをしたりしています(エッ?!)。こうしてまたしても、イイ男はみんなゲイ!というあたくしの結論に至るのです。そういえば夫と初めて知り合った時も、きっとこの人ゲイなんだろうなと思ってかえって安心した思いがしたっけ。

いつもはディビー沿いの八百屋で果物を買ってから同じ並びにあるカフェでお茶を飲みながら時間をつぶすのですが、今日はあまりにも天気が良くて気持ちがいいのでテクテクとイングリッシュ・ベイを歩いたのです。スタンレー・パークの外れのテニスコート辺りから、イングリッシュ・ベイに出て、それからバンクーバーのホテルの老舗Sylvia Hotelをちょっとのぞいて、またイングリッシュ・ベイに出てビーチを歩いて。あのへんを歩いていると、自分はバンクーバーに住んでるんだな~という実感がわいてきます。普段はバンクーバーに住んでることをあたりまえのことのようにしか思わないのに。イングリッシュ・ベイというだけあり湾になっていて、そこからは向かい岸のキツラノ地区が見渡せ、太平洋をはさんだ向こうにはバンクーバー島の連峰が見えて、あー人生って捨てたもんじゃないなって思えるわけです。今日はとりわけ、あちこちで咲き乱れる桜の花に心を奪われましたな。バンクーバーには桜の木があちこちにあり、今みたいな春には様々なピンクの花が咲くのです。白に近かったり、濃いピンクだったりと形も様々であれば、ボテッと垂れ下がった花や軽そうな花びらなど。桜があるから、なるほどホームシックもあんまり感じないんだなと、今日初めて気がついちゃったな。

Sunday, April 19, 2009

東京タワー

うちの近く、バンクーバーのウエストサイドの住宅街で、日本人の学生や観光客が多いダウンタウンから離れた、本当に本当の住宅街なんです。で、そんな界隈に日本人のご夫婦がやっているヘアサロンがあって、あまり広告も出してないので、エッ、こんなところで日本人がやってるの?!って見つけた時には少し驚き。ヘアスタイリストの人達もみんな日本人、だけどお客さんはローカルな人ばかりです。時間ができたので久々にヘアカットへ。

今回も前回に続けて髪を切ってくれたのはワーキングホリデーで来ているシヅコさんです。まだ20代半ばのシヅコさんに、私は日本の情報を色々聞きます。ヘアサロンで手にする日本からの雑誌に食い入るように見入る私。なんせ雑誌はViViで止まっていた私には今はオッジなんていう雑誌が出てることすら知りません。「これ、いいですよ」とシヅコさん。私は資生堂の広告のモデルを指差して「これ、だあれ?」。「それ、エビちゃんです。演技をやらせたら全然だめで、またモデルに戻っちゃったんだけど」とシヅコさん。な~るほど。「日本のファッション雑誌は質がいいわねぇ」なんて、シヅコさんのはさみ使いにすっかりお任せして雑誌のページをめくっていた私です。何かのことでモックンの話になって、「奥さんの也哉子さんもすごいですよね。東京タワーが素晴らしかった。エッ、知らないんですか?」と言われ、とにかく、数年前に帰国した時にかの「楽天」が何かすら知らなかった私には、東京タワーって言われたら、あの東京の真ん中に建ってる赤いタワーしか頭に浮かばない。話が飛んで、シヅコさんと本の話になって、これまで姉が送ってくれた本が読まないままに本棚に並べられていることを思い出して、「たしか、リリー・フランキーって人の~」と言ったらシヅコさんが、「それです!東京タワー書いた人!」ってことになって、私の中で話がやっとつながった。本屋に行くと店頭に並べられている本の表紙でシヅコさんはコレ!と感じるらしい。それでも一応シヅコさんは本屋の通路を一通り歩いてからその本のところに戻るらしい。それでコレ!という勘が働いて読んだのが「東京タワー」。素晴らしい本だったらしい。「けんかばかりしてる親にも読んでって言いました」とシヅコさん。「1日で読めるから読んでください」と私に。

早速家に戻って本棚に直行。で、すでに最初の数10ページを読み終えたところ。リリーさんと私は世代がほとんど同じだから、あの頃の画像が頭に鮮明に浮かんでくる。ウワーッ、これこれ、って感じが早くもこみ上がってくる。

夫と子供たちが出かけている日曜の昼下がりの今日。これからまたソファに座って読書にひたります。

Sunday, April 05, 2009

一応、ペーパーのドラフトを終えて、コメントを待ってるところなんだけど、我が家の先生はまたもやコンピューターでゲームをしています。よくわかんないけど、シビライゼーションとか言うのかな?ストラテジー・ゲームってやつ。打った、撃墜したって類ではありません。今回はページ数が長いペーパーなので、直しも時間がかかりそうだから早めに仕上げたいところなんだけど、先生は相変わらずのんきだな~。ならば、私も待ってる間、お部屋の掃除をしよっかな。イースター・ディナーのレシピをネットで調べるのもいいかもしれないし。だけど、気になる。。。早くゲームやめてほしいな~。そうだ、「起きてくださ~い!」って言ってみようかな。

春の陽気で浮き浮きしてきたせいか、今日の1曲はこれです。

Saturday, April 04, 2009

またもミュージックでお茶を濁そうとしております。だけど、これは掘り出し物。ナタリー・マーチャントとREMのマイケル・スタイプのコラボなんで、大目に見てね!ペーパーの方もけっこう気合入っていて、土曜日の今日、いい手ごたえで書いております。バンクーバーにも春らしい日がやっと来た感じ。桜もやっと咲き始めてくれたし。今年は遅かった。今、チェリー・フェスティバルが行われてるんだけど。

これでやっと気分的にも春になるかな。

Thursday, April 02, 2009

ペーパーとオリンピックと。。。

今、これまで書いた中で最長論文25ページに奮闘中でございます。またまたリサーチのクラスで、リサーチ兼writingのクラスなので、ペーパーのページ数もふだんの15ページから25ページにアップ!んで、このところアタシのストレスもアップなの!ヤバ。リサーチはプロポーザル段階からすべて自分ひとりのプロジェクトとして行っています。が、苦労のし甲斐ありで、これがなかなか面白いプロジェクトになりました。バンクーバーで子育てをする日本人の移民母の経験を探っているのです。自分や!って話もあるが。多分、来週水曜日の提出期限には間に合うと思うのですが、それまで我が家の食事は質素になりそうです。

いつもながら、ペーパーの締め切りに尾ひれがついて、今回はオリンピックの仕事のレジュメ送付期限が入ってしまい、昔書いたレジュメをアップデートする作業に数日。レジュメって、西洋社会では重要なんですよ。募集してる仕事にぴったりあうように、レジュメもその時その時で書き換えなくてはならないのです。いい勉強だ。これはボランティアじゃなく、日本語を使った有給の仕事ということで、ちょっと狙っております。

今日は、カナダの女流アーティスト、アラニスの登場!