Saturday, December 29, 2007

癒しの森へ

年の瀬もぐんぐん押し寄せてきて、2007年も後戻りできなくなってしまったこの頃、クリスマスも無事に終わったし、車もぶつけなかった、あー良かった、、、なんて思っていたところ、昨日、事件が起きてしまいました。

昨日の朝は3人のボーイズがキャッキャッ騒ぎながらキッチンでぬいぐるみを投げて遊んでいて、私はティーポットで紅茶を淹れてる間、ちょっとだけキッチンから離れただけだったのだ。もちろん、事件というのはそういう時に起きるんだけど。キャッキャッと弾んでいた声が泣き声に変わり、キッチンに戻ってみたところ、紅茶のポットは床に落ち、泣いているとん太郎を抱くと服が濡れている。アーッと気がついた時にはもちろん時すでに遅し。左肩から腕にかけてびしょ濡れ。急いでシャツを脱がせて腕に水をあてる。すぐにとん太郎を連れて、向かうはUBC Hospital Urgent Care Centreへ。うちから近くにChildren's Hospitalもあるけれど、ここはERに行くと3時間は帰ってこれない。平均して待つこと2時間。なので、命に別状がない場合は待ち時間の少ないブリティッシュ・コロンビア大学付属病院がいいということを聞いていたので今回は迷わずそちらに連れてゆく。受付をすませるとナースが出てきて、「今日は混んでるのよ。少し待つことを覚悟しといてね」と言われる。それも仕方ないかと思って待合エリアに座ったところで早くも診察ルームに通されて、ドクターがすぐに診察してくれる。第2度のヤケドだけど、ひどいものじゃないし、毎日化膿止めを塗って化膿しないようにすれば2週間後にはよくなること、痕も残らないだろうとのこと。ドクターが去り、待つことを覚悟しててねと言ったおばちゃんナースが包帯、ガーゼ、クリームを持ってすぐに処置に来てくれる。私は、親の不注意でとかなんとかと責められるのを覚悟していたら、「子供が小さいと、こういうことって起きるのよねぇ」と同情的に言ってくれたナースのおばちゃん。しかも、今日はいろんな菌を持ったお年寄りの患者さんが多いので、抵抗力の低い小さなとん太郎に風邪やらツベルクリンやらなんやらが移らないように配慮してくれて、とん太郎を優先的に診てくれたことを教えてくれて、とても感謝。とん太郎の腕も水ぶくれが痛々しいながらも、機嫌もよく、ぐるぐると包帯で巻かれた肩から腕にかけて(ハローウィーンのパーティでミイラのコスチュームで現れた友達を思い出してしまった。こんな時にそんなこと思い出すなっつーの!)、長袖シャツが守ってくれてるので触ったり掻いたりしないので安心。

我が家からUBCまではマリンドライブを一直線に行くだけ。UBCはとにかく広い。大学敷地に入ってしばらくはゴルフコースや森やらでキャンパスの建物にたどり着くまで車で100キロで飛ばして5分くらい。病院に向かった時には目に入らなかったマリンドライブ沿いの森が曇った空にマッチしていて森の中から妖精が出てきそうな感じがした。

今日もとん太郎を連れて再診に。とん太郎の腕は肌の色が赤黒くなっていたけれど、快方に向かっているとのこと。マリンドライブで車を止めて片時、太平洋を眺める。明日もまた病院に行くけれど、あの森がとん太郎のヤケドと年末でエネルギーを消耗している私にヒーリングパワーを送ってくれてるような気がする。

Wednesday, December 26, 2007

愛、、、Loveなこのごろ

いきなりなんですが、ここ数年、私のテーマって「愛」なんです。私の中では何年も前に物質主義が破壊してしまって、これから生き残るためにどうしようと考えた挙句、「愛」に行き着いた!いやぁー、感傷的でありきたりですみません。だけどね、「愛」はつじつまがあうんです。どんなにお金があっても、お金のない人も、暇の有り余ってる人も、年寄りも子供も、体や心に傷を持つ人も、年末で一人ぼっちで寂しい人も、小さな子供3人抱えてあくせくしてるあたしなんかもね、、、心の中に「愛」を吹き込むと、なんと生きることがラクになるでしょう。

で、なんで愛に話がいってしまったかというと、ロバートからクリスマスプレゼントでビートルズのリミックスCD「Love」をもらったのが発端。「Love」。なんと今の時代にタイムリーなタイトルでしょう。CDはもちろん名曲ばかり。今聴いてもぜんぜん色褪せてないんです。そして、ビートルズの一番のヒット曲「ヘイ、ジュード」。これはポールが、オノ・ヨーコの出現で離婚になったジョン・レノンと妻のシンシアの間で悩み落ち込んでいたジョンの息子のジュリアンに書いた曲。昨日、これで我が家のクリスマスディナーが盛り上がりました。「彼女(ヨーコをさす。歌詞ではHERとなっている)を受け入れることができれば人生がラクになるよ」という歌詞だというのが一般的で、その説をサポートする友達。ジュリアンを励ます曲かもしれないけど、「悩み落ち込んだ時には肌の中にHER(クスリ)を入れればいいのさ」とポールは言っていると理解するロバート。ロバートは興味本位で今日も歌詞についてググってみたのですが、ロバートの理解をサポートするウェブサイトはまったくなし。だけど、「ビートルズってドラッグをやってたし、HERっていうのはヘロインの最初の文字なんだよねぇ」と笑うロバート。いずれにしても名曲にはかわりない。事実は、、、who knows。

だけど、本当にこれからは愛の時代です。心の中に慈しみの気持ちを持てば、つまづいて転んで頭にきても許せちゃうの。嫌いな人からいやなこと言われても受け流すことができるの。

もう少しで2008年です。みんな、愛を育んでください!

Saturday, December 15, 2007

クリスマス前のマッドネス

この時期、本当に忙しいです。日本へのクリスマスプレゼントの発送も終えて、クリスマスカード書きにとりかかったところ。これで少し安心。なんせ、こっちではすべてをクリスマス前に終えないとならないので。あちこちの店ではクリスマス商戦たけなわ。ロンドン・ドラッグスは日本で言うと、どんなお店かしら。。。マツキヨ?ともちょっと違うか(オレンジさん、ヘルプ!)。化粧品、食品(ナマ物ではなく、パスタとか、クッキーとか、お茶とかドライ系)、電化製品、薬品、家庭用品など、なんでも売ってる店で、バンクーバーだけでも大きな店舗を数点構えていて、とても便利な店なのである。ロンドラ(日本人はこう呼んでおります)では、クリスマスカードやラッピングペーパー、ツリー用品、プレゼントまで揃ってしまうのだ。クリスマスカードもすでに50%オフになっていたので、少し足りなかったのでまたまた調達。これがクリスマスが終わるとクリスマス商品は70%オフとかになるので、急がない物はクリスマス以降に買おうと思っております。日本はこの時期お歳暮商戦でしたね。のんびりしたカナダも、なんだかんだ言ってもキャピタリズムがはびこっております。どこへ行っても物があふれてるんだから。なんて言いながらも、私も着々と子供たちへのクリスマスプレゼントを準備していて、ケンにはこれまでのところ、プラレール、ハイパーレスキュー、トミカ3つ、新しいお弁当箱、お稽古バッグ(新幹線キャラ)、ゲームを用意し、これにおばあちゃんやおばさん、スージーやダレンからのプレゼントが追加されるのだから、とにかくすごい数のプレゼントをもらいます。双子には二人して乗れる大きなワゴンやおもちゃの車、プラレールなど。クリスマスツリーの下に置ききれない量のプレゼントとなること間違いなし。子供が3人いると、おもちゃはプレゼントだけで1年は持ちそう。おもちゃをたくさんもらって幸せな子供たち。物を持たないシンプルな暮らしをしたい私の思いから反して。。。

今日は私達の寝室のラジオをいじっていたトモキ。たまたまスイッチが入ってしまい、流れた曲はジョン・レノンの「Starting Over」。トモキって子供なのにどうしてこうシブイのだろう。

そうそう、私の胸も痛まなくなりました。あの後、気合を入れてイヤリングを探したら、やっだ~、出てきた。それは私が何度も探した場所にあり、私がイヤリングが入っていた箱の色を勘違いしてただけでした~。ロバートへの秘密がなくなり、胸のつかえがとれたこの師走。

Monday, December 10, 2007

胸痛し。。。

胸が疼いている。。。それもこれも、ロバートに秘密を作ってしまったから。

ロバートが9月にドラゴンボートの世界大会でオーストラリアに行ったのは前にも書いたけれど、その時、珍しく、おみやげにオパールのネックレスとイヤリングを買ってきてくれたのです。なにが珍しいかと言うと、ロバートが私にサイエンスフィクションの本以外をプレゼントしてくれたってこと。もちろん、言うまでもなく私は、まったくサイファイに興味がない。ずーっとずーっと贈り続ければそのうち私もサイファイおたくになるとでも思ってんのかしら。で、ネックレスとイヤリング、しめて数百ドル、円にすれば数万円相当なのですが、この前イヤリングをしようと思って、しまってあると思ったところを探したら、、、ない!私は物の保管はけっこうしっかりしてるのだけど、最近の引越しで記憶が少しあやふやに。アルツハイマー、、、にはまだ早過ぎるって!でも、数週間前に、空箱だと思ったイヤリングの箱を捨てた覚えもあるようなないような。。。ちょっと今焦っております。多分、とても楽観的に考えて、引越しの荷解きをまだすませていない他のアクセサリーと一緒に置いてあるさ、と思うようにして少し心が晴れるのだけど、かなり心の中に暗雲がかかっている。。。ちょっとヤバーって感じ。今日はネックレスだけをしたのだけど、それを見てロバートが「いいよね、そのネックレス」みたいなコメント。話題がイヤリングに及ばないことを願ってびびりまくった私。探さないと。

その前に、紅茶を飲んで少し落ち着きます。

Sunday, December 09, 2007

夜更かし。。。困り者。


期末テストが終わって、気分はすっかりホリディムードでございます。クリスマスツリーも早々と飾ったし。あの「悪ガキ」の双子(お騒がせの双子からランクアップ)がクリスマスツリーに見向きもしないのが不思議であります。それでも、なんだかんだと、毎年ツリーの飾り物が1,2個壊れてしまう。ケン曰く「it fell over! (落ちちゃったんだよ~!)」だって。「じゃなくて、落としたんでしょ!」と言いたくなったけれど、けなげなケン君のクリスマスムードを壊したくなかったので、理解の仕方の違いを大目に見ることにしました。昨年はツリーを飾った時に、ソファに座ってうっとりとツリーを見ていたケン。その後、しばらくツリーの前で寝ていました。クリスマスって、子供だけじゃなく、大人もワクワクするイベントです。そっ、儀式じゃなく、イベントになってしまったのが少~しだけ悲しいのですが。私は、この12月、12時前にはベッドに入りたいと思いながらダラダラとyou tubeにはまったりfacebookをやったりと、いけまへんわ。

Sunday, December 02, 2007

ウニと雪



今ホットなバンクーバーの話題と言えば、カナックスの連勝ではなく(今日でストップ)、昨日から今日にかけて降った雪です。忘れた頃に降るのね、バンクーバーの雪って。昨日は我が家でケンの4歳のお誕生会を開き、午後の部、夜の部に分けて、雪の中、多くの人達が来てくれました。なんせ、雪がちょっと降ると交通機関がマヒしてしまうバンクーバーで、たかだか4歳の子供の誕生日のお祝いにこれだけ多くの人が来てくれたのだから、ケンにはいつか大人になった時に感謝の気持ちを持ってもらいたいもんです。

幼稚園の男の子6人と、女の子2人を招待した午後の部では、ひとりの女の子のお母さん曰く、男の子と女の子のバースディパーティは全然違うと目を丸くしてたのが笑えた。男の子が圧倒的だったうちのパーティを「刑務所の暴動のよう!」と驚いていた彼女。こちらの子供のパーティでつきもののゲームの時間がやってきた時、「ゲーム!!ゲーム!!!」とみんな飛び上がって両手を振って喜んでいたのがとても可愛かった。きちんとゲームのルールを聞き、一生懸命参加していたひとりひとりの子供たち、いい顔してた。8名の子供たちからのプレゼント、そして夜の部の大人の友達からのプレゼントで、すごい数の新しいおもちゃに囲まれたケンは、今日はテレビなんかそっちのけでおもちゃで遊ぶこと一日中。いつもおこぼれしかもらえない双子にも気をきかせて、パーシーとジェームスをプレゼントしてくれた由美さん、有難う!双子は昨日からもらった機関車をそれぞれずーっと握り締めてかなり満足顔。そういえば、新しいおもちゃをほとんどもらったことがない双子。毎年ケンの誕生日は盛大に行なわれるというのに、去年の双子の1歳の誕生日はうやむやに終わってしまったし。ケンについてくるおまけのようだった双子達も自分達の足で歩き、走るようになり、気がついたら赤ちゃんじゃなく男の子になっていた。これからは双子にも市民権を与えなければいけない、と目覚めた瞬間でした。

あっ、タイトルのウニのことも書かなければ。先日フジヤへ行くと、入ってきたばかりのウニが置いてあり、なんと100グラムたったの4ドル弱。我が家でウニを食べるのは私だけ。てなわけで、100グラム買い、温かいご飯の上に乗せて舌鼓をうったこの週末でございま~す。

さて、これから期末テストの勉強の続きを。。。

Wednesday, November 28, 2007

近況

1ヶ月以上ブログを休んでおりました。わかってはおりましたが、この1ヶ月またまたハードだったのだ。引越しは疲れます。今年2度目の家族5人の引越し。しかも荷造りはほとんど私なので。もうしばらく引越しはしたくないっす。ハローウィンがちょうど引越しと重なり、荷造りしながら子供たちのコスチューム準備、引越し前夜にパーティへ。お社交はやっぱり楽しいっす。その後、ケンが救急車でチルドレンズ・ホスピタルのERに運ばれる事件あり。母、焦りましたが、ケン君、憧れの救急車に乗った途端に意識が戻り、ERではなんでこんな元気な子がいるのよ?ってくらいに遊んでおりました。そしてコースもヤマ場にさしかかり、最近13ページのペーパーを書き終えたところで、金曜提出前に最後の手直し。今週は土曜にケンの4歳の誕生会、午後の部、夜の部(これは、大人の部ってところですが)とあり、12月のクリスマスシーズンの幕開け。一応、期末テストが来週にあるんですが、、、まっ、なんとかなるか。

これからクリスマスプレゼントのアイディアを練っていかなければならず、すでに楽しくなってきております。我が家では、先週、家の軒先にクリスマスライトを点灯し、一足先にクリスマス気分がスタートしました。今日は、サンタから子供たちに手紙が届きました。

Friday, October 19, 2007

大学生活一息

今日ミッドタームが終わって、晴れ晴れと週末モードに入る。3ヶ月間の今学期の授業もこれで下り坂になるので、けっこう胸のつっかえが取れたかな、なんて思ったりして。あとは、来月のグループワークのリーダー役と、学期末提出の12ページのぺーパー、期末テストで終わり。カナダの大学の成績のつけ方は、一般的に、1)ミッドターム30%、2)期末ペーパー40%、3)出席率20%、4)グループワーク10%で採点される。私の場合、ミッドタームはなかなか点数が取れないので、毎回しっかり授業に出て前の席に座り、やる気のあるところを教授に訴え、期末ペーパーでどんでん返しをしております。

さて、社会学の教授と言えば、日本では田嶋陽子先生だったりしますが、今学期の教授はなんと、スーパーモデルのクラウディア・シファーを10歳くらい年を取らせた感じの、とても素敵な女性。来ている服もビジネスカジュアルで、コーチのバッグとかさりげなく持っていたりする大人の女性なのだ。彼女は来週、某大学でプレゼンをするために講義に来られなくなり、彼女の院生が代役で講義をする段取りを取った。それをクラスで発表した時、「彼女、私の院生なんだけど、来週のテーマにぴったりな子育てが専門だから、きっといい講義になるわよ」と前置きがなかなかいい。そして、続きはこう。「だけど、これが彼女にとって講義デビューにになるのよ。みんな、お手柔らかにね」と。そこでクラス内が少し盛り上がる。実は、さらに続きが。「それでね(少し言いづらそうに)、、、彼女、アメリカンなのよ、、、前もって言っておくけれど、、、(私が言いたいこと、わかるでしょ?とでも言うような表情で)」。そこでクラス内に、ピーとかヒューの喝采が起きる。教授は苦笑。もちろん、みんな良識ある大学生なので、院生の講義には行儀良く耳を傾けると思うけれど、カナダ人のアメリカへの対抗意識、優越意識がこういうところで出るのだ。子育ては私も興味のある社会学の分野なので、アメリカからカナダに大学院の勉強に来た院生が自分の研究も含めて、どんな講義をするか楽しみなところ。保健分野での政策的なカナダとアメリカの違いを垣間見ると、アメリカの産休が3ヶ月なのに対して、カナダでは産休・育休が1年間取れるようになっている。それに、医療保険制度はカナダではユニバーサルなシステムで所得に関わらず誰もが保険に入れるのと比べて、アメリカでは限られた人(職場でカバーしてくれるなど)しか入ることができない。もちろん、カナダでは出産費用はすべてこの保険でカバーされる。超音波も、羊水検査などの各検査も、無痛分娩の麻酔もすべて無料なのだ。

そろそろ期末ペーパーの構想を練り、来学期の受講科目を考えていかなければならないのに、ハローウィンや引越し準備でなかなか集中できないのが現実。ちなみに、双子のコスチュームはキリンと小犬(これがすっごく可愛いの!)、ケンは大好きなGo Diego Goになります。今年のハローウィンは楽しくなりそう!

Tuesday, October 16, 2007

なんとかなるでしょう、のこの頃

最近は社交はひとまず休んで地味な生活をしております。金曜日はミッドタ-ム(中間試験)、それが終わると引越し準備と引越し、ハローウィーンなど、今月もまだイベントがあるわ、あるわ。今の時期カナダの大学生はミッドタームで焦って勉強している頃で、私も少し憂鬱だけど、まっ、なんとかなるでしょう。1コースしか取ってない私なんか、オレンジさんと比べるとねぇ~、ちょろいもんです。3コースだっけ?寿イベントをはさみながら。すごい!なんて言いながらも、やっぱりテストは何歳になってもストレス。

引越し準備も始めなければならないので、箱の調達を開始。箱の調達は、少し小さめだけどBC Liqur Stores(BC州経営の酒屋。カナダは日本みたいにどこでもお酒が買えるわけではなく、酒屋は州政府によってコントロールされている。日・祝祭日は休み。なんかへん!)が一番!昨日と今日でたくさんもらってきました。もちろん、私はそれなりに酒屋のいい客でもあるので。。。ワインが12本くらい入っている箱が丈夫で、本やキッチン用品など、あまり重たくしたくないものがしっかり収まるのだ。今年2度目の引越しなので、それほどびびってもいないのだな。しかも、前回の引越しの時に荷解きをしないでそのままにしておいた箱がたくさんあるので、今回は3日でなんとかなるかしら、なんて甘い期待も。。。まっ、なんとかなるでしょう。

明日はケンの遠足でパンプキン畑へ。この時期、あちこちの家の玄関先には鮮やかなオレンジ色の大きなパンプキンが飾られています。これはハローウィーンの もので、骸骨やお化けの飾りも増えてきました。明日の幼稚園の遠足は、そんなパンプキンを栽培する大きな農場へ。この時期、市内の幼稚園や小学校の遠足で パンプキン畑に行き、子供たちはパンプキンを持ち帰るのです。

今年のハローウィーンは新しい家にて。ケンは最近ハマっている「Go Diego Go!」のコスチューム。ちなみに、DiegoはDoraの従兄弟なのです。日本でテレビ放送しているのかどうかは知りまへんが。双子達にはミツバチとかテントウムシの可愛い路線をいってもらおうかと考案中。ハローウィーンの日には、キャンパス内、バスの中、ダウンタウン、モールなどにとっても摩訶不思議なコスチュームを来た人達が出没するので面白い。普段はネクタイをしてピシっとしてる銀行員なんかが平気で化けて仕事しているし。時たま、これはなんだー!と首を傾げたくなるくらい不思議な、「化け物」という言葉がぴったりな輩もいるので面白いのですな。あちこちで行なわれるパーティも楽しい。今年は3人の友達が合同パーティを主催するので、引越し準備の合間になんとか顔を出したいところ。

ケンは明日の遠足のおやつを手にして今晩はベッドに入りました。

Thursday, October 11, 2007

近況






引越し先が決まり、少し、ていうか、かなりホッとしております。なんて言いながら、引越し先がまだ決まっていなかった先週サンクスギビング(感謝祭)の週末、2日連チャンで我が家でパーティ開催。最初の晩はワイン&チーズパーティ。翌日は感謝祭のディナー。美味しいものにありつけてあー、楽しかった。子供を連れたゲストも数人参加し、大人も子供(走り回ったり、ソファでジャンプしたり)も楽しんだ週末でありました。やっぱり、秋の味覚はワインです。

今日は疲れたのでこのへんで。今、ロバートがワインパーティの各ワインの得点をエクセルにて集計しております。

添付写真の、スキンヘッドのフィル・フライ氏は、ワインパーティでこっそりとビールを飲んでおります。

Thursday, September 27, 2007

モウロウとしたこの頃

先週金曜から風邪をひき、この1週間はモウロウとしていた。朝起きた時の喉の痛み。ムッ、これはまずい、とピンときた。昨日まで寝たり起きたりの繰り返し。これが、がっつり寝て治すことができれば時間もそれほどかからなかったのであろうけれど、3人の子供を育てながらではそうはいかない。ロバートがシドニーに行っていた先週、家事はけっこう手抜きにして、ほとんど毎日友達が来てくれて、シングルマザーも思ったより悪くはないな、なんて思っていた矢先の風邪。ロバートは今週月曜に帰ってきたので、先週末はとてもしんどかった。子供がいる身で何が一番怖いかと言うと病気になること。子ども達に病気になられても困るけど、面倒を見る自分が倒れてしまうと、小さな子ども達の面倒を見てくれる人がいなくなるのだ。ロバートがいれば話は別だけど。今回は、いきなり気温が下がって秋になってしまい、体もそれについていけなかった気がする。ちょっとの油断でひいてしまった風邪。風邪とはいっても、喉の痛みと鼻づまりは困る。味覚、嗅覚を失うと生活がヒジョーにつまらなくなるのである。風邪とはいってもあなどれない。子ども達もみんな風邪。だけど、子ども達は食欲旺盛なので助かる。この1週間で、私とトモキでティッシュペーパーの箱を3箱空にした。鼻水ズルズル。

そのうちオリンピック種目になるだろうと言われているドラゴンボートの世界大会に挑んだロバートは月曜日に帰国。世界大会でカナダ男子は5位と7位に終わったものの、晴れ晴れとしたいい顔で帰ってきた。フィリピン、中国などアジア勢がトップを占めたと聞いて驚き。体の小さいアジアのアスリート達はものすごいレートでボートを漕いだらしい。体の大きな欧米のチームはボートのレートはそれほど速くなく(レートを速くするとボートが空回りするだけなので)、腕の長さを利用して大きなリーチで水をかく。ドラゴンボートといっても、テクニックは体型によって異なるのだ。ドラゴンボート(龍船)発祥のアジアが意地を見せた結果に終わったらしい。とはいっても、カナダ男女ミックスチームは金メダルと銀メダルを獲得。カナダといえばホッケーだけじゃなく、知る人ぞ知るのドラゴンボートもあるということを知らしめたのではないだろうか。オリンピックではカナダチームのユニフォームが毎回人気の的になるけれど、シドニーでもそうだったらしい!赤地に白の袖のドライフィットのシャツで、ロバートとチームメートのロビーの長袖ユニフォームが盗まれたというのだ。二人ともバックパックの中にシャツを入れて、自分達のチームテントに置いておいたら、お財布やカードは盗まれなかったのにシャツだけ盗まれたというのだ。心無い人たちもいるものなのですな。多分、こういうチームスポーツではレース後に他国の選手とシャツの交換をするのが通常なのだけど、ロバートは自分のバンクーバーのチームシャツを開催国オーストラリアのシャツと交換してきました。なんと日本チームも参加していて(あいにく成績は下のほうだったそう)、ロバートはシャツをもらってきました。ロバートの話では、日本チームはそれほど強くなかったし、シャツもかっこよくなかったので誰もトレードしたくなく、レース会場を行きかう人々に配っていたそう。トホホでございます。もちろんロバートは、自分の妻は日本人で~なんて宣伝してきたらしい。日本チームは香港帰りのビジネスマン達がお台場あたりで練習しているとか。今後の活躍を願います。

なんだかんだと9月はモウロウと終わってしまった感じ。そして、ストライキはまだまだ続く。

Tuesday, September 18, 2007

Go Canada Go!


先週からシングルマザーをしている。ロバートは、オーストラリアはシドニーへ旅立った。ケンの幼稚園のお母さん達から「仕事で行ったの?」と聞かれるたびに、「いえ、ドラゴンボートで。。。」と答える私の肩身は狭い。小さな3人の子供を私一人に押し付けて行ってしまったロバートも相当な度胸をしています。とは言っても、たかがドラゴンボート、されどドラゴンボートの世界で生きる私たちなのよね。トホホ。

チーム復帰が遅いながらも、シドニーの世界大会でカナダを代表するチーム・カナダのメンバーに選ばれたロバートでござんす。5月末に復帰してから、火・木・日がドラゴンボートの練習、月曜はジム、水・土はアウトリガーのボートの自主トレ、金曜はジムかアウトリガーに励んだロバート、怪我もなくなんとかシドニーへ飛びました。出発に際して、メープルリーフのロゴ入りの長袖、半袖のユニフォーム、ショーツ、ジャケット、スウェットシャツが支給された。これまでのように、ロバートのチーム名の「False Creek Racing Canoe Club」という名前は入っておらず、それに代わって「Team Canada」のロゴ。私たちは、なるほど、国を代表するのはこういうことなのかと思ってしまった。

シドニーはとても気候が良く、レース会場は2000年のシドニーオリンピックの競技場なので、とても良い設備が整っているとのこと。日本からもチームが参加。強豪は、ロシア、スロバキア、マカオあたりらしい。木曜から始まるレースでチーム・カナダはどこまでやってくれるでしょう。

Saturday, September 08, 2007

ある事実が起きてしまった。

そのことによってこの数日、体の力が抜けた気がして虚しさを感じている。

何年も喋っていなかった日本の友達数人に電話をかけた。一人の友達は家にいて、1時間ちょっと話した。これまで話していなかった数年間、そして、出会ってからの20数年を少し埋めることができたような気がしてホッとした。

親友が死んだ。気高くて、物事に執着のない彼女だった。元気になったら、自分のように病気で苦しんでいる人たちを助けたいという夢を持っていた。

今、私は、悲しみが過ぎるのを待っている。

Sunday, September 02, 2007

ついにグレッグが…




グレッグが、ついに結婚したのである!

あのグレッグががががが!グレッグ C(苗字のイニシャル)。43歳。元弁護士の肩書きを持ち、現在、世界的規模で繰り広げる某銀行のストック・ブローカー(株式仲買とでも言うのかな?)。こー書いてしまうと、とてもエリートに聞こえるけれど、そうじゃないんだってば!友人の間では、グレッグのオナラは悪名高く、恒例のスキー旅行ではグレッグと同じ部屋になるのだけは勘弁してくれと誰もが言い、待ち合わせの時間には1時間は平気で遅れるので「グレッグ・タイム」と呼ばれ、歴史書を読むのが趣味で、ミリタリー系の話をすると延々と続き(うちの息子達の歴史教育はグレッグに任せようか?)、グローバル・ウォーミングを信じていなく、政治思想は右寄り、金融界で働いてるくせに人の名前と顔を覚えるのがまるっきり下手ときて、メールを書く時はスペルミスだらけ、潔癖、超マイペース、リストはまだ続き。。。グレッグとロバートと私は、毎週のように飲みに行ったり、映画を見たり、週末の旅行に出かけたりと遊んでいた。ケンが生まれる前までは。ケンが生まれてから私達は外出の回数も減り、グレッグはガールフレンド探しにスパートをかけるようになる。女の子と初めてのデートの後で、我が家にその子を連れてきて、自分にはまともな友達がいるということを誇示したり(ていうか、我が家からのアメージングなバンクーバーの眺めを見せたかっただけって話もあるけれど)、その子とうまくいかなければ、自分のパーソナリティーの不備をかえりみず、彼女は「男嫌い」か「サイコ」として片付けていた。そういう女の子が何人いたことでしょう。グレッグの笑い話は尽きない。一緒に映画を見に行った時、映画が始まる前にポップコーンを買いに行ったグレッグ。映画が始まってからも戻ってこないので心配した私が後ろを振り向くと、数列後ろでグレッグが見知らぬカップルとニコニコ話しながら映画を見ていた。グレッグに手を振った私。なんと、グレッグはそのカップルと私達を勘違いして座っていたのだ。それに、自分の年をさばよんでガールフレンドに言っていたことでも、私達友人からいつもブーイング。数年前のスキー旅行の週末に40歳になったグレッグ。その時に付き合っていた女の子を旅行に連れて来た。ウェンディが気を利かせて、グレッグの40歳の誕生日にとサプライズのケーキとカードを用意する。そして、その場でグレッグが36歳でなかったことを知った彼女は、帰りの車の中でさんざんグレッグを攻撃したらしい。自業自得だぜ、と周りから同情も何もなかったけれど。このことがあってから、さすがのグレッグも年齢詐称は懲りたに違いないとふんだ私は、昨日結婚したアニーとグレッグが初めて付き合い出した時、「ねっ、グレッグの年、知ってるの?IDをちゃんと見た?」と、シャレのつもりで言っただけなのに。。。うっ、まずいことに。。。グレッグはその後、しばらく私と口をきいてくれなかった。ロバートは、私がしたことに対して、後々でグレッグにふりかかることになった災難を止めたのが私だと賞賛してくれたのだけど。。。そう、昨日めでたくゴールイン。あー、運命ってなんて面白いの!

グレッグはとても幸せそうで、私は久々に楽しい結婚式に参加して、何年か会っていなかったグレッグの友達と久々に会って盛り上がる。グレッグもあれだけ不備のあるやつなのに、周りの友達は私達をはじめマーベラスな仲間ばかり。なんなんだろう。介添え人となった二人の弟達とひな壇に座るグレッグを見て、我が家の三兄弟も大きくなったらこうなるのかしら、なんて少し楽しい気持ちになった。早くに夫を亡くし、女手一つで三人の息子を育てたグレッグ・ママ曰く、「三人の男の子は、厳しく育てるのコツよ」と言っていた。

Well done, Greg!

Friday, August 31, 2007

息子たち



今日はケンと一緒に久しぶりにモールへ。オークリッジはうちから車で10分くらい。大きなモールで、スーパーやデパートの他に、小売ではHugo Bossやコーチやバナナ・リパブリックやなんやらかんやら入っている。ボスのドレスは70%オフになっていて店をのぞいてみると、それでも400ドル。久々の目の保養と思いながらワンピース類に目を通す。そんな私の横で、ケンは何をしているかと思ったら、なんとマネキン人形のスカートの下に手を入れてみたり、胸元から中をのぞいたりしていた!売り子のおばさんは、「困ったわね」とでも言いたげに笑っていた。言うまでもなく、私は赤面して店を出た。

トモキは最近、庭に育つ赤くなりだしたトマトのあえて緑色の硬いのをもいでは、チビチビかじりながら庭遊びに興じている。すでにgreen thumbぶりを発揮するうちの次男。

ノアは、私でもロバートでも誰かれかまわず「ダディ」と呼んでいる。

Wednesday, August 29, 2007

Facebook

久々に唸ってしまった。Facebookなるもの。今、北米ですごい勢いで繁殖中。ウィキペディアによると、Facebookは日本のmixiのようなものらしい。私はmixiに参加したことがないので比べられないけれど。日本では31,000人ちょっと登録している。

私の場合、数ヶ月前に遠くに住む音信普通だった友達からの誘いでFacebookに登録。でも何がなんだかよくわからなくて、そのまま放っておいた。その後ちらほらとしばらく連絡を取っていなかった遠方の友人からの誘いもアクセプトして、私のネットワークも4人くらいに増える!そして、ここ数日で一気にブレイク。そもそもロバートの古い同僚から「君ってケンのママ?」というメッセージが届く。彼は私と同姓同名の登録者を数人見つけて、これじゃないかと目星をつけて私にメッセージを送ったという。そして彼のネットワークリストで、何年も前に私がまだダーリン・ロバートと会う前に、仕事で会ったことのある某ロバートを発見。今は2度目の日本人妻と日本にいるらしい。そして、彼のネットワークリストには私も知っているダーリン・ロバートの以前の同僚が何名かいた。意外だったのが、ロバートが今一緒にビジネスをしているパートナーまでちゃっかり載っていた。ウワッ、レイもやってるの?と私とロバートは笑ってしまった。ていうか、レイは20代のソフトウェアエンジニアなので、意外とも言えないのだけれど。私とレイがそこでネットワークを結ぶ。ゆうべキャシーにこのことを話すと、彼女もFacebookを始めたいと思っていたところだったというので、キャシーに招待状を送ると、今日早速キャシーからネットワークに入った通知が来て、キャシーの友人ネットワークには私の知っている人ももちろんいた。追い討ちをかけるかのように、キャシーと私の共通の友達アンジェラから私にネットワーク招待状が届く。ここまでくるとなんだか面白くなり、興味本位で知ってる人を検索してみたくなる。私って、こういう最新のテクに弱いので!試しにロバートの大学生の甥っ子ケビンを検索。ジャーン、ビンゴ!ケビンのネットワークは292名!その中にはロバートの他の甥や姪がいるではないですか。すっごくpredictableで笑ってしまった。ロバートはFacebookに全然興味がなくて登録する気がないので、その分、私が我が家を代表して登録して、今少しの楽しみをしているところ。私も今、一時的な熱でやっていて、すぐにそんな暇ないのでやめると思うのだけど。つまり、Facebookは私やロバートのようなジェネレーションが活用するものではないというわけだ。Facebookのこわいところは、ネットワークに入ってしまうと誰もが個人情報を見れてしまうところ。けっこうみんな真面目に職場名や役職を書き込んでいる。メールアドレスも公開されてしまう。私の場合、そのへんは妙に慎重になりすぎて内輪でしか理解できないでっちあげを書いたりしてるんだけど。だけど、ブログだってけっこう個人情報公開だよね。

てなわけで、今、Facebook。時間の無駄だと知りつつも、あー、今日もまた40分のロス。

登録したい人、連絡ください。招待状を送ります。

Monday, August 27, 2007

もうちょっとで終わる夏休み

夏休みがドドドッと駆け抜けてゆく感じ。ケンの幼稚園もやっと先週で修了式を迎え、修了書と文集と記念品とクラス写真をもらってくる。文集のケンのページには、好きな食べ物「たまご」、好きな動物「ライオン」、大人になったら「くるまをうんてんしたい」と書いてあった。他の子達は好きな食べ物で、納豆ご飯、納豆巻き、クッキー、キャンディ、にんじん、イカ・タコなど、子供らしい(?)バラエティに富んだ食べ物が登場。カレーライスとかラーメンがなかったのが不思議。大人になったらでは、歯医者になりたいという子が数人、コウモリになりたい子が一人、シンデレラになりたいとか、これまた笑えた。みんな頑張って大きくなってね!と言いたい。

私の方は今週1週間は幼稚園の送り迎えがないので、ちょっとらくになったと言えばそうだけど、子供たち3人がずっと家にいるとまたこれも退屈されて困るので、今週はほとんど毎日のように小さな子供達を招待。が、早速今日、ダブルブッキングをしてしまった。今日はナンシーとフィリッパの母娘が来ることになっていて、明日はすみこさんと子供達と思っていたら、どうやらすみこさんは今日我が家に来ると予定していたらしいので、結局、みーんなに来てもらった。午後は我が家のバックヤードで7人の子供達がキャーキャー言いながら水を撥ねて遊び、ケンのトーマスの自転車の奪い合い、双子はわけもなく転んで泣いて、私達3人の母親は時に子供の仲裁をしたりしながらおしゃべりに興じる。今のバンクーバーでどうやったら一戸建ての家が買えるんだろうね、とは子供のいる親であればよく上る話題だ。我が家の猫のロビンが日陰で涼みながら、時折子供達に突つかれてムッとしていた。

ロバートはゆうべ遅くにカルガリーから戻る。来年、中国で開かれるクラブ・クルーというドラゴンボートの世界大会の予選に出たのだけれど、またまた来年もフォルスクリークが代表権をゲットすることとなる。ロバートは来年は行かないと行ってるけれど、また周りのヤローどもにはやされるとどうなることやら。今は完全に来月シドニーで行われる世界大会に集中している。この大会が終われば引退すると言ってるけれど、この言葉に騙されてはいけない。go figureってやつ。

この夏で子供達が一回り成長したように感じる。ケンは自分の世界を作りつつある。木製の線路も驚くような独創的なのを時間をかけて作っている。昨日はアンジェラのお姉さんの競馬に出場する馬の牧場を訪ねにデルタまで少し遠出。久しぶりにハイウェーを飛ばしながら、ケンとユーミンのCDに合わせて合唱。ケンも歌詞を覚えていて驚いちゃった。トモキとノアも大人の目には見えないところでいろんなことを吸収している。靴や靴下を見ると足に履こうとするし(靴は口に入れて噛むこともあるけれど!)、ズボンが床に落ちていたりすると足を入れようと頑張ったりする。ケンが幼稚園に行っている間、こっそりとケンの自転車に自分で乗ったトモキ。とても満足げな顔。

私はついにジョイ・コガワの「オバサン」を読み始めた。この作者はカナダ勲章を受章した日系カナダ人。「オバサン」は戦争中に強制収容所に入れられた日系カナダ人の物語でベストセラー。けっこう短い本なので夏休み中に読みたいと思いながら、毎晩子供達が寝てからウィキペディアでしょーもないことを調べたり、今日はFacebookでしばらく話してなかった友人から招待を受け、しばしFacebookに時間を割いてしまう。Facebookは今、かなりの勢いで広がっている。はっきり言えば時間の無駄なのだけど。。。そしてとにかく私の場合お社交が多いのだ。我が家はどうやら人を招いてしまう運命にあるのだ~。これほど可愛い3人の子供がいると、友達も私達を放っておけなくなってしまうのね。いいことでもあるんだけど。。。たまに疲れる。

こうして、何もしないままで夏休みが終わりそう。だけど、何年もたって子供達が大きくなった時に思い出して、あー、あの夏は子供達と大きな家の庭で遊んで充実してたと懐かしむ日が来るような。。。

Monday, August 20, 2007

ストライキ

つかの間の夏休み、けっこうのんびりしている。ケンは毎日幼稚園へ。この夏で、ひとまわり成長したように見える我が家の息子達。

写真は、最近のあの二人の力作。えっ、アートじゃないって?そうです、これはあの二人に壊されたランプ。最近のあの二人の成果は、ランプにガラスコップに。。。ケンが間違っても壊さなかった物ばかり。双子だから元気も2倍?いや、ノアが率先してやってるに違いない。

ストライキも5週目に突入。もうストライキのことは誰も話さなくなってしまった。ニュースにも取り沙汰されない。ゴミはたまっていくばかり。これまで5回くらい友達にゴミを持って行ってもらったけれど、空き瓶やペーパーのリサイクル物は我が家のカーポートにどんどん山積みになってゆく。噂では、ストライキで収入のなくなってしまった市職員の2割くらいが別の仕事先を見つけたとか。ストライキが終わっても市役所には復帰しないので、市では職員の不足に困るであろうとか。そして今日からあの家具屋のIKEAリッチモンド店の従業員もストライキを始めたとのこと。ソファを買いに行ったスージーとダレンが、店が閉まっていてびっくりしたと言っていた。

なんだかんだ言っても、いいなぁ、カナダ人は。仕事を放り出しても誰も何も言わないんだから。私もママ業のストライキをしてみたい。フリンジなレストランに行って、映画に行って、ネイルサロンに行って、ガールフレンドとゲイバー(カナダのゲイバーは音楽がいい)に行って、近くの島のスパに行って・・・

なんて夢のようなことをうとうと考えてしまう夏休み。

Tuesday, August 14, 2007

夏が過ぎる






もう8月の中旬になっていた。先週、雨の中、大学にペーパーを提出しに行ってからまだ1週間しかたっていなくて、なんとなく夏休みをしている。楽しんでいる、とまでは言えないけれど。「ダーク・ムーン」を二日で一気に読み終えてしまって、読書に関してはちょっと気抜けしてる状態。ダーク・ムーンはものすごくアンリアルなストーリーで、香港とか新宿を舞台にしたらあーいうストーリーもあるかもしれないけれど、こののんびりしたバンクーバーではちょっと無理。馳氏もかなりバンクーバーでリサーチしたようですが。バンクーバー版「キル・ビル」って感じ。我が家のあたりも隠れ家で登場していた。そんなアンリアルな小説でも、あそこまで長編で一貫したバイオレントなストーリーラインを保つのは馳星周だからできるのか、それとも書くネタがいつも同じだからなのでしょうか。なんて言いながら、あれだけのダークで重い作品を読んでちょっと気抜けしている。次は何を読もうかしらと考えているところ。ハリーポッターかな。なーんちゃって。

このところ、我が家の小さなガーデンの野菜が毎日のように食べごろになる。ズッキーニはすごい。毎日1本の収穫。1日でグーンと一回りも大きくなる。ズッキーニは植えてしまえばまったく手がかからず、見る見る間に育ってくれるのだ。まるで、うちのノアのよう。トマトはファースト・レディというのを植えてみた。トマトの下の部分がとがった品種で、ハートのような形のトマトができる。そして甘いこと、甘いこと。バジルの葉もどんどん茂ってきているので、これからしばらくはトマトとボッカチーニチーズとバジルで美味しいサラダができそう。ビートも甘い。

ゆうべはバックヤードに寝転がってペルセウス座流星群を探した。私は3個、ロバートは1個見た。流れ星はいつ見ても神秘的。こういう時、宇宙のことをよく知っている話し相手がいるのは楽しい。っていうか、ロバートの場合、ものすごいsci-fiおたくなだけなのだけど。ちょうど、先日友達から送られてきたメールの写真がタイムリーなので、ここにも貼っておきましょう。

バンクーバー市のストライキもこれで4週目。住宅街の路地裏はゴミであふれている。市が運営するコミュニティセンターや図書館やプールが閉鎖されているので、夏休み中の子供達の予定がすっかり狂ってしまったのではないだろうか。こういう状態でもストライキをしている組合側の人たちは罪悪感とかないみたいなのが、やっぱりカナダ。労働条件を改善するまでは仕事をしないと強硬な組合側と、それに頭を振らない市長の話し合いはこう着状態の様子。来月、市が運営するホールで結婚式を行うことになっていた友達も急遽会場を変更。こんなにストが続いていても市民から文句が出ない。カナダののんきさには、私はいつまでたってもついてゆけない。今日は午後からダレンのコンドミニアムにゴミを持っていく予定。持つべきものは、ゴミを処理してくれる友達です。

こんな感じで夏が過ぎてゆく。すぐ近くにプールがあるのに子供達を連れてゆくことさえできない。今年の夏は不発に終わる打ち上げ花火のごとく去っていきそう。そうそう、今日、この前のペーパーが採点されて返送されてきた。この前のさんざんだったペーパーのリターンマッチの結果はA-。満足。

Tuesday, August 07, 2007

つかの間の夏休みと、っていうか、馳星周

フーッ!ゆうべ遅くにリサーチペーパーを完成させる。でも、提出し終えるまではなんだか落ち着けない。今日から1週間の夏休みを終えてケンが幼稚園に戻る。今日からサマースクール第2弾だ。ケンもまた友達に会えるのを楽しみにしていたようだ。私はケンに家にいられたこの1週間、期末テストをこなしてペーパーもけっこう思ったように書くことができ、なんとかサバイブした!朝、幼稚園までケンを送る。バンクーバー市のストライキは相変わらず続いていて、おかげで我が家のゴミはカーポートに溢れているけれど、市のエンジニアリング部の職員が路上で道路工事をしていないので道路はスイスイ。ストライキのアイロニーってやつかしらん。

園に到着すると、なにやらいつもと様子が違う。いつも以上のチビ子達がいて、ビービー泣き声が響いている。そうだ、今日から新入園児が入ってくるのだった!いつもは開け放たれている教室のドアが、ママ恋しさに逃げ出そうとしている子供達が出られないように閉ざされている。これはすごいことになっていると他人事のように思いながら、1年前ケンが幼稚園に入った時のことを思い出して少し笑ってしまった私。この1年でいろんな面で成長したケン。英語・日本語はペラペラだし、おしっこも一人でできるようになったし、小さい子へのいたわりもできるし、いつの間にか押しも押されぬ我が家の頼もしい長男になってくれた。

ケンを幼稚園に送ってから、私の大学への旅が始まる。バンクーバーの西の端からバーナビーの大学キャンパスまでは本当に「旅」というのがふさわしい!今日は趣向を変えて、メインストリートに車を停めて、そこからバスでコマーシャルドライブまで、そしてスカイトレインとさらにまたバスに乗り継いでやっとこさでバーナビー山のキャンパスまでたどり着く。山は雨が降っていた!山の天気を甘く見ちゃいけないんだねぇ。それほど今日は時間に窮していなかったので、せめてもの環境保護への貢献と思って車を休ませることにしたのだ。それでも、メインストリートからの所要時間1時間。やっぱり遠い。秋からの講義はやっぱり車にしよう。公共交通機関がしっかり出ているというのに、私一人で車に乗って通学するのは気が引けるのだけど、節約できる時間を考えるとどうしても車になってしまう。子育てで忙しい今は、お金を払ってでも時間を買っているようなものだ。アル・ゴアのドキュメンタリー映画「不都合な真実」は、私やロバートみたいな素人環境保護家にはかなり訴えるものがあり、けっこう私もあちこちで環境保護につながる小さなエコ活動をしているつもり。でも、今はなんといっても「時間」を有効に使うことがストレスを減らす私達の生活のカギかな。

社会・人類学部のオフィスでペーパーを提出して、心が晴れた。といっても、今日はあいにく雨になってしまったのだけど。やったー、これから9月まで夏休み。マッサージに行って、ネイルサロンに行って、スパに行って、とことん有閑な暮らしをしよう!なんていうのは夢で、できるわけないじゃんね。バスとスカイトレインとバスを乗り継いでメインストリートまで戻り、それから車で家まで帰る。今日もあの二人はやらかしてくれました。家に戻ると、キッチンの床いっぱいにティッシュペーパーが散乱。電話台の横に置いてあったティッシュペーパーの箱にどうやって手が届いたか不思議。そしてもっと不思議なのは、こういうことは決まって私が家にいない時に起きるのだ。つまり、ロバートがあの二人を見ている時に。っていうか、ロバートは家にいて黙々とプログラミングをしているだけで、ベビーシッターなんか全然やってくれないからこーなんのね。超マイペースな夫。

昨日から馳星周の「ダーク・ムーン」を読み始める。バンクーバーが舞台の小説だというので、わざわざ姉にブックオフで買ってもらって送ってもらったのだ。ここ10年ほど小説への興味はさめてノンフィクション系しか読めなくなってしまったけれど、以前「不夜城」と「鎮魂歌」を一気に読み上げた私は、馳星周がバンクーバーが舞台の小説を書いたのなら読まないわけにはいかないと思って読むことにしたのだ。この小説もやっぱりスタイルは馳星周していて、最初から暴力、クスリ、セックスにあふれているんだけど、読み進めるうちに「これって、不夜城と同じ内容?結局、中国のギャングと悪徳警官がバンクーバーに舞台を移しただけ?!」という疑問が頭から離れなくなる。っていうか、完全にそうです。主役の日系カナディアンの刑事は金城武のイメージだし。おだやかなバンクーバーが、NYやLA以上に思える凶悪な都市に描かれていて(黒人は出てこないけれど。っていうか、馳さん、黒人のことはよく知らないから書けないんでしょうね。だから黒人の少ないバンクーバーがよかったんでしょうね。)、かなりハードコアなんだけど、現実とすごく違っているのでハードコア・ファンタジー(そんなのあるかって?)みたいです。バンクーバーに住んでる日本人、この本を読んだかしらね。

なんて言いながらも、っていうか、これからまた続きを読むことにして、今日はミッドナイト前にベッドに入れそう!

っていうか、って言葉、ちょっと使ってみたくなってしまった。最近、日本語が後退してる私。

Sunday, July 29, 2007

学期末モード突入!

いよいよ学期末。来週の木曜日は期末テストで、その次の週の火曜日12時が、12枚のリサーチペーパーの提出期限。ピリピリ、焦り、ゾクゾクの今日この頃。私の場合、子供たちが寝ている間にしか勉強できないので、時間もかなり限られてくる。そして間の悪いことに、来週1週間ケンの幼稚園は夏休みなので、ずーっと家にいられてしまう!ケンが幼稚園に行っている間、双子が昼寝をしてくれたりすると少しか勉強できるんだけど、この1週間はそうはならない。ガーン。数日前、ディッシュウォッシャーがいきなり動かなくなってしまった。なので、5人分の食器を手洗いするこの頃。これまた余計な手間ができてしまった。ペーパーの文献資料をゲットするために、バーナビーの大学図書館に行く時間を省こうと、ダウンタウンの市立図書館で調達しようと思ったら、バンクーバー市のストライキで、図書館は閉まっているし。そんなこんなで、昨日はバーナビーくんだりの山の上のサイモンフレーザー大学の図書館まで車を飛ばす。久しぶりに行くメインキャンパスは、遠いのなんのって!バンクーバーの南西部に住む私にしてみれば、バンクーバーの東にある隣町のバーナビーの一番東の極みに位置するメインキャンパスはとても遠かった。こんなことで来学期のメインキャンパスでの講義はどうなることやら。秋なので天気は悪くなるし、帰る時には暗くなっているし。。。そんなことを考えながら、大学に行って本を借りて我が家に戻り、ドアtoドアで3時間弱。気が遠くなった。

なんで、いろんなことがこーいっぺんに来てしまうのだろう。いつものことながら。本当にトホホ。

トモキが、かのフィル・フライ氏のブログに登場!http://sausagesbaseball.blogspot.com/
芸達者で困ってしまう我が息子。

Wednesday, July 25, 2007

ケン、歯医者へ


ケンを初めて歯医者に連れて行った。

予約を取った時、初めての子は嫌がるので、お母さんが家でゴム手袋をはめてマスクをして、少し歯医者ごっこ的なことをしてウォームアップをしてから来るといいと言われた。そんなこともあって、初診は、歯を数えるくらいのことと思って来てね、と言われて、私もそれなりに覚悟して行った。診察椅子でバタバタもがくケンを想像して、どんなことになるのだろう、、、と少し心配しながら。

すべてをウエストサイドのブロードウェーですませている私ではあるが、イーストサイドのコマーシャル・ドライブに料金が割安で子供にとても優しい小児歯科があると聞いたので、今回は越境してイーストサイドへ。ケンの幼稚園が終わってから向かう。これまた、幼稚園が終わってからなので、疲れているのでぐずられるのか、、、と覚悟もの。ケンはよく私と一緒にドクターのところに行くので、今日は歯のドクターのところにいくと説明し、車の中で、歯医者さんに行ってシールをもらおう!と、物でつろうとママなりの努力をしてみる。

さて、久しぶりに行くコマーシャル・ドライブはいつも通りのカラフルで活気に満ちた雰囲気で、なんとなく元気にさせられる。ここ1週間雨だったので、子供たちが公園で元気に遊んでいる姿や、ファンキーなお店や行きかう人々を見ているとなんだか生きている感じがする。やっぱり、ウエストサイドとは違う。とくに、今私たちが住んでいるのはベンツ、BMWが当たり前の「見栄張り界隈」なので。生活を感じさせてくれる人々やエリアにホッとする。

歯医者さんはコマーシャル・ドライブのど真ん中にあり、偶然にもトルコ料理の美味しい「ライム」の向かいだった。なんだ、ここにあったのか、と思った。診察椅子に案内してくれたおばさんは、フレンドリーで日本語を上手に話した。実はフィリピンの人で、カナダに移民する前、日本で歯科衛生士の学校に行ったとのこと。とても感じのいい人で、ケンに日本語で「お名前は?何歳ですか?明太子は好きですか?」なんて聞いてくれて、心がかなり和んだ感じ。そして椅子に座ったケン。椅子が上に下がったり上がったり、リクライニングになるのに気をよくし、明るいライトから目を保護するためにかけたサングラスで、もう嬉しくて仕方がないというところ。ドクターも優しいお姉さんで、「じゃあ、歯を数えようか」の言葉に、ケンも嫌がることなく大きく口を開けて協力的。レントゲンを撮り、フッ素をかけてもらって最後までニコニコで無事終了。ごほうびのシールをもらって大満足のケン。帰りは、歯医者の隣の公園で少し遊んで帰る。

まとめ保育が始まり、ケンの成長が著しいこの頃。トモキとノアへのいたわりの気持ちを見せるようになったし、ご飯もしっかり食べてくれるし、どんどんと頼もしいビッグ・ブラザーになってくれている。

ところで、あの二人はというと-カナダでは、乳児から歯医者に連れて行くようにとドクターが薦めるけれど、じっとしてられない今のトモキとノアを歯医者に連れて行くなんて、今のところまったく考えられない!

Wednesday, July 11, 2007

うちのノア


ノアには勘弁してほしい、の心境のこの頃。早くも、投げる、壊す、わめく、のやんちゃ坊主。昨日は、ケンとトモキとノアの3人がお行儀よくダイニングテーブルに座ってディナーを食べているかに見えた。こんなことって、とても珍しい。ところが突然、ノアが食事用のエプロンを投げつけ、運の悪いことに、ケンのジュースのカップに命中。カップは倒れ、ジュースがこぼれ、ケンが大声で泣き出す。ケンが弟に泣かされたのは初めてのことかもしれない。「ママ、ノアくん悪いよ。言ってやって!」と猛然と怒っている。ケンがいつもやってるトモキとノアへのしごきはこんなものではすまされないし、たかだかジュースがこぼれたくらいで泣くほうがおかしい。それに、ノアが投げたエプロンがまんまとケンのカップに命中したのもコメディで、私としては内心笑いを抑えきれなかったのだけど。もしこれがケンがノアにしでかしたことであれば、私もケンに言い聞かせていたはず。なので、そこはちょっと公平に扱わなければと思い、ノアに少し大げさに「ノア、投げないでね!」と言い聞かせる。もちろん、ノアなんか聞いてるわけないのだけど、ケンの心はこれで満足。

親切な人から庭に置く小さな滑り台をもらう。子供たちは大喜び。ケンが最初に滑って、小さなトモキも頑張って登って滑り降りる。ノアの番。3段くらいしかないステップを登って、滑り台のてっぺんに登りついたノア。が、そこからどうしていいのかわからず、足が、滑り台とステップをまたいでスプリットしてしまってにっちもさっちもいかなくなってしまった。ここでも不器用さ丸出しのノア。

ニコーッと笑うと天使のようで、ついつい可愛いからおもちゃなんか持たせると、ドカーンと投げつけるのがオチ。けっこう大物になったりして。

Tuesday, July 10, 2007

Busy, busy, busy...



この1週間、いろいろと忙しい。小さい子供が3人いると、仕事に、カナダを代表するドラゴンボートチームで忙しい夫が一人いると…いや、なんだかんだ言ったところで、子供の面倒を見るのが仕事の私が大学で講義なんか取っているからか、いつものルーティンに少しでも変化が起こるとヒジョーに忙しくなる。先週はモンゴルのご一行からはじまり、土曜日の不意打ちのBBQ(4人くらい友人をよんでこじんまりと、と思っていたら、あれよあれよと13人も来てしまった!我が家の動員力は知れたものでない…)、昨日の友人家族、そして今日の2度目の給食当番と、なかなか息つく暇がなかったこの1週間。瞼のけいれんが始まる。まずい。スローダウンしなければ。

今日の給食は親子丼。一緒に作ったケンのクラスメートのお母さんといろいろおしゃべりをしながら、私自身も楽しく給食作りに参加。ケンは親子丼の甘い味付けにつられてか、食欲旺盛、2杯目も食べる。みんなで食べると、なんだか美味しいんだよね。先週の黙々と食べていた男の子は、今日も親子丼、そして、ほとんどの子が食べなかった茹でいんげん、ミニトマトをまたまた黙々と平らげた。とてもほほ笑ましい。

お皿も洗い終わり、ケンのお迎えまで少し時間があったので、Please Mumにセールになっている子供服を買いにまたもやいそいそとブロードウェーを歩く。平日の日中、コブなしでストリートを歩けるのは今の生活ではちょっとした贅沢。家で双子を見てくれているナニーのリエさんに感謝。Please Mumの手前に、ちょっとファンキーな服屋があってなにげなく寄ってみる。自分の物を買い物をするつもりはなかったのだけど、サマードレス、グリーンのポロシャツ、コットンの巻きスカート3点を衝動買い。そういえばこの数年、授乳、妊娠が続いたので、自分の服はほとんど買っていなかった。授乳をやめると、胸の開かない服を着ることもできて、少しおしゃれができる。イェイ!Please Mumはバンクーバーの子供服の店で、全国的に展開している。カラフルで作りもいいので、たまに行ってみると掘り出し物があっていい。ジーンズやショーツが10ドル以下に値下がりしていたので、主にケンにいろいろと買った。1シーズン着ては体が大きくなって新品同様で着なくなるので、下に二人も着てくれる子がいるとどんどん惜しまず買ってしまう。

少し時間が余ったので、カルホーンで冷たい飲み物を頼んで今週の講義の読み物を読む。それにしても、こんなに天気がいい夏にコースを取ったことを後悔。今週はmotherhoodがテーマ。今後、自分自身掘り下げていきたい分野だ。表に面した窓が全開で、さらにタイミング悪く店の真ん前で道路工事。ブロードウェーの舗装をガガガガガ~とすごい騒音で掘り起こしている。耳をつんざくってのはこんなことをいうのだろうと思いながら、3人の小さな男の子が日夜泣き叫ぶ育児で2年後には耳が聴こえなくなっているであろう私には、こんな雑音もなんのその。ちょっと悲しい、職業病ってやつ?

夏がこうやって過ぎていく。

Monday, July 09, 2007

サラバ、アンパンマン!


ここ数日、一気に気温が上がってしまったせいか、気分はホリディ・モードに入ってしまった。大学のセメスターもまだ終わってないというのに。これから12ページの論文を書かなければいけないというのに。読み物もたんまりたまっているというのに。なぜか、気分がいまいち盛り上がらない。それは、まわりが夏になってしまったから。美味しいサイダーが何十本もベースメントで眠っているから。あー、こんなことではいけない。

昨日と今日、連チャンでメープルグローブ・パークのプールに行く。昨日は家族みんなで。今日はミンと、フェニックスからホリディで来ているミンのお姉さんと、そして彼女の二人の小学生の男の子とうちのケンを連れて。くだんの二人は、その間、おうちでお昼寝。小学生の二人は年下の子供と遊ぶのに慣れていて、面倒見もよく、ケンもすっごく楽しそうに水しぶきを上げてキャーキャー言って遊んでいた。いきなり双子のお兄ちゃんになってしまったケンには、たまにはこうして大きなお兄ちゃんにちやほやされて遊んでもらうのがいい刺激になる。

プールの後は我が家のバックヤードでBBQ。ケンはお兄ちゃんたちと一緒に、初めてハンバーガーを一人で1個食べきる。これまでは一口食べてポイだったのに。本当に大きい子供たちの効果って大きい。自転車に乗ったり、かくれんぼをしたり、とても楽しく遊んだ。それからしばらくして、ケンがパンツにウンチをしていることに気づく。が、かたくなに否定するケン。ウンチは出てない、すべては大丈夫だと。そしてまたお兄ちゃんたちと遊びに興じる。ロバートも私も、パンツにウンチが入っていながらどうしてあんなに気にしないでいられるかわからない。子供にしか理解できないことなのでしょうが。そしてそのおしりで自転車に乗って大きなお兄ちゃんを追いかけているケン。その頃には、ケンが動くあたり一体、肥溜めのようなニオイが!「こえだめ」なんて、いまだに存在するのかどうか知らないけれど。。。ゲストもいて、もう我慢できなくなった私はケンを抱き上げバスルームに直行。ケンのパンツを脱がすと、ウンチがパンツから漏れてショーツにべったりついて、足にまでウンチがついているどーしよーもない状態!「ウワーッ!」と声を上げた私。バスルームに肥溜めのニオイが広がる。すぐさまケンをシャワーに入れて、ケンの下半身に放水してうんちを落とす。もう勘弁してくれ!と心の中で思っていた。数週間前は5日間続けて一人でトイレに行ってウンチをしたケン。トイレトレーニングもこれで一件落着かと思った矢先に、またまたパンツでウンチを始めた。プレゼント作戦、バイキン作戦をしたけれど効果なし。これからは恥ずかし作戦かと、次のストラテジーを練っているところ。あとはクラスで友達の前で一度失敗したらなんとかなるのか、と。。。

ケンがはいていたアンパンマンのパンツは、ウンチを落として洗おうかと思ったけれど、ウンチがパンツにへばりついていて、これまではまめに洗っていたママだけど、今日は、これだけは洗えない!という心境に。ビニール袋に入れてそのままガレージのゴミ箱へ。バスルームは悪臭が充満。お線香をたいて匂いを取る。お線香の力は素晴らしい。気持ちも静めてくれたのだから。

毎日3人の子供たちのウンチのクリーニングに明け暮れる私。ケンのトイレトレーニング、いつまで続くのやら。。。

Wednesday, July 04, 2007

グラニー登場




ロバート母がオタワから来た。って言うか、実は3日間の滞在を終えて、今日、旅に出たのだけど。

カナダ国内といっても、飛行機で5時間かかるオタワ、双子が生まれてからは私たちの足もと~んと遠のいた。昨年の散散だったトロントへのフライトの後、「もう飛行機には3年は乗らない!」と公言した私。ただ、そうなると家族となかなか会えなくなってしまう。とくに、成長する子供たちを見られないのがグラニーにしてみれば悲しいところ。なので、グラニーに来てもらうしかない。世界各地を旅して回ったロバート母には、たった5時間のバンクーバーへのフライトはなんのそので、今回もアラスカへのクルーズ旅行と引っかけてのバンクーバー滞在。世界中をさんざん旅した挙句、もう年だから旅は減らすと言っておきながら、今年はすでにメキシコとキューバ、そしてバンクーバーに来る直前はケベック州の北部に行っていた。

グラニーが到着する前に「おばあちゃんが来る」ことをケンに説明しておいた。ケンはこれまでオタワのグラニーには年に2回ずつ会っていて、日本のおばあちゃんには2度しか会ったことがない。先日オタワから来たロバートの2番目のお兄さんを「uncle Scott's friend」と呼んでいたケンだったので、おばあちゃんという人物をどうとらえているのか興味津々だった私。ダディにだってお母さんがいることを理解しているのだろうかと思ったりした。それに、ケンにはお年寄りとのふれあいの機会がほとんどないので、年のいった人にどう対応するかも見てみたいと思っていた。ところが、グラニーが到着するなりテンションが上がり、「you wanna see my bike?!」とか、「this is tomoki and this is noah!」などと、ものすごく社交的にグラニーに話しかけるケン。めったに会わない大人と、しっかりとコミュニケートできているケンに驚いた私とロバート。言うまでもなく、グラニーはとても嬉しかったようだ。我が家の子供を含めて16人の孫がいるロバート母ではあるけれど、ケンの次に年の若い孫はすでに大学生なので、久々の小さな孫とのふれあいに、かなり心温まった様子。

そんなグラニーが面白いことを言っていた。「これまで60年間言いたかったこと、とてもrudeなことなんだけど、ついに口にしてしまったのよ」という前置きで。今回泊まっていたホテルのロビーで、アメリカ人観光客に「オタワってどこなんですか?」と言われたという。そこでついにロバート母は「ワシントンってどこだったかしら?カナダ人にオタワはどこかって聞くのは、アメリカ人にワシントンがどこにあるのかを訊ねるのと同じことなのよ」と言ってやったらしい。フロリダ出身の牧師のその男性は、カナダに首都があると聞いて驚いたということ!カナダには州しかないと思っていたという。ロバート母が言うには、世界中どこに行っても外国のことを知らない観光客はアメリカ人しかいないという。そして、日本人に関しては「自分自身をきちんと持っている国民に見えるわね」と評する。なかなか辛口な意見を持つお義母さまにそう言っていただいて、「フーッ」と額の汗を拭った私。フロリダさんも悪い人ではなかったらしく、ロバート母も自分のぶしつけな言い方を彼に詫びたそう。ホテルのフロント係がその一部始終を見ていて、ロバート母に「見ていて笑いがこらえきれなくなりました。あなたは、カナダ人みなが言いたいことを代弁してくれたんですよ」と言い、罪悪感にさいなまれていたロバート母の気持ちも少しは和らいだらしい。カナダ人と話していると、ところどころでこういったアメリカバッシングが出てくる。もっとも、アメリカ人は教育のレベルの高い人たちも多いけれど、アメリカの外のことを知らない人たちがとても多い。カナダではカナダドルが使われていると知って驚くアメリカ人も多いんだから!

ロバート母も7人の子供を育てただけあり、かなり気骨のある人だ。80手前にして毎日ピアノを弾き、プールで泳ぎ、政治、宗教、哲学を語るのが好きで、自分の意見をしっかりと持っている。こういう人なので、そう簡単に人と和むことができない面も持ち合わせている。そんなお義母さまも、我が家の小さな子供たちが庭で土を食べたり、物を投げたりする姿を楽しくて仕方がないという表情で眺めていたのが印象的。

短かったグラニーの滞在が終わり、ケンは「オタワに行きたい」と言うようになった。最近のロバートの一番上と二番目のお兄さんのビジットも含め、私としては、ケンがこうしてダディのファミリー、そしてルーツに触れる機会ができたことに感謝している。今の状況では、子供たちを連れて日本への10時間のフライトを考えただけで頭がフラフラしそうだけど、もちろん、子供たちには日本にも家族がいること、日本とカナダが我が家の文化だということをたえず教えていくつもりだ。

それにしても、トモキとノアは、家族がとか文化が云々とはお構いなしで、いつでもどこでも、誰がいてもひっきりなしにおもちゃを投げたり壊したり。。。ケンのことが大好きなのに、おもちゃを触っては怒られて、可愛いからってつねられて、それでもけなげにケンについていくさまは本当にケンのおまけって感じ。

しばらくは、ケンがまだまだ我が家のエースでいそう。

Tuesday, July 03, 2007

夏が始まる!

カナダ・デーの3連休も終わり、なんだか本格的な夏がバンクーバーにやってきた。雨が多かった2週間くらい前、トッドが「バンクーバーの夏は毎年、7月4日から始まるんだよ」と言っていたけれど、なかなかそれは的を得ていたようだ。

今日からケンの幼稚園のまとめ保育が始まった。バンクーバーのフツーのpre school、いわゆる英語の幼稚園は、夏の間休みになるけれど、そこは日本スタイルの幼稚園、今月はまとめ保育で毎日通園、そして子供たちに給食を体験してもらうため、親が交代で給食を作ることになっている。今日はその初日で、私ともう一人の母さんがサンドイッチを作りに。サンドイッチは簡単にできるので、朝ケンを送ってから、もう一人のお母さんと私も一緒に教室に座って、朝の会に参加。もちろん、私の目はケンばかり追っている。朝の会は3歳から5歳までの子供たちが一緒になり、朝の歌から始まり、今日のお当番さんの発表など、先生のすぐ前に座り、うちのケン、なかなか集中して話を聞いている。その後、先生が「7月7日は、タナバタの日です」と始め、手作りのおりひめさまとひこぼし様の紙飾りを出して、七夕の話を説明。懐かしい~と、私もしっかりと話に聞き入る。子供心に、七夕って好きだったのよね。小学校では毎年、七夕の日は花火大会があって、学校から帰って浴衣に着替えて学校に馳せ戻ったもんだった。短冊に願い事を書いて。ケンも、明日は短冊作りらしい。

さて、給食のメニューはサンドイッチ(ハム、ツナ、ジャム)、サラダ(にんじん、ブロッコリーを茹でたもの)、フルーツ。私はケンの隣に座ってみんなと一緒に食べる。サンドイッチを全部食べる子もいれば、野菜を残す子もいるし、その反対で、野菜とフルーツは平らげてサンドイッチを残す子もいるし、パンの耳だけ残す子も。幼稚園に入ったばかりのある男の子は、私の隣に座って黙々と食べている。その後、その子はお代わりのサンドイッチのテーブルに移動し、そこでも黙々と食べ続ける。他人の子とはいえ、なんだかとても愛らしく見えたその子。給食が終わってみんな歯を磨き、それから教室に戻って私ともう一人のお母さんにいっせいに「どうも、ありがとうございました~」のごあいさつ。みんなほのぼの、素直で、私もとても楽しい半日となった。

昨年の9月からこの幼稚園に通い始めたケンは、最初は一番年下の男の子で、何もわからない小さな男の子だったけれど、一年がたって、まず幼稚園に着いたら靴を履き替え、バックパックからタオルとスモックと水筒を出して所定の場所に置くことがきちんとできるようになり、今年の春に入園した小さな男の子たちの面倒も見ているらしい。社会のルールがわかるようになってきたし、集中力もかなりあるようだ。まだ3歳半だけど、たったこれだけの成長に感無量の私。まとめ保育を通して、また一段と成長しそうなケン。

Saturday, June 30, 2007

グラウス・グラインド




今日は2年ぶりにグラインドに挑む。

バンクーバー北部にはシーモア、グラウス、サイプレスの3つの山が東から西へ並んで連なっていて、グラウスはその真ん中の山。3つの山すべて冬にはスキー場になる。グラウスは夏はゴンドラが頂上へと出ていて、観光客のスポット。そして、ローカルはグラウス・グラインドというハイキングをやるのだ。この”グラインド”が、とにかく心臓破り。距離にして1キロくらいだと思うけれど、ひどい急斜で、一度歩き出してしまったら、ずーっと登ってばかりのステアマスター。かかる時間は、だいたい10キロをランニングするのと同じくらいと言われている。バンクーバーはウエストコーストだけあって、Vancouverites(バンクーバー人のこと)は健康志向がカナダ一なのだ。ウエストコーストはいいよー。ゲイが多くて、すし屋も旨い。日本も近い。と、話が脱線してしまいましたが。

ケンが生まれる前は私とロバートも、夏はドラゴンボートの練習のない日はグラインドに挑んでいた。仕事帰りにグラウスに直行し、友達と山の麓で待ち合わせて、6時くらいからグラインドを始める。ロバートは速いので40分ちょっとで頂上に着き、私は自分のペースで60分ちょっとで着いて、みんなが落ち合う。グラインドを終えて飲むビールはとにかく旨い。頂上のレストランでビールとディナーをして家に帰るというのが、私たちDINKSの楽しみだった。ケンがまだ赤ちゃんだった時は、ロバートが背中にケンを背負ってグラインドをした。最初のうちはロバートもいいトレーニングになってよかった。が、ケンが7ヶ月くらいの時は体重が重くなっていて、3/4過ぎでバテテしまったロバート。幸い、一緒に登っていたブライアンがバトンタッチしてくれてケンを連れて行ってくれて無事に頂上到着。私が最後にグラインドをしたのは、2回目の妊娠がわかった少し後のこと。まだ双子だということは知らず、グラインドを始めたけれど、とにかく体が重くて思うように動かない。お腹はそれほど出てなかったけれど、やっぱり妊娠してるとこんなにしんどいものなのかと思いながら、1時間20分のタイムにがっかりしたのを覚えている。あとで双子とわかった時には、なーるほど、あの散散だったタイムはこのためだったのか!と納得。

今日はウェンディとグラインド。彼女は両踵に水ぶくれができながら、水ぶくれ用の絆創膏を貼ってのグラインド。とにかくウェンディはガッツにあふれている。求める男性は頭脳明晰、顔と体はランス・アームストロングという、彼女自身バリバリの公認会計士なので、マッチメーキング好きな私も彼女には手を焼いている。あっ、そして自分より少し年下でなければならないって譲らないんだから、彼女、どーしようもない。そんな人、今時いないって。

で、今日のグラインドは、前回の双子妊娠中のリターンマッチのつもりで挑んだ私。1/4過ぎで時計を見る。まずまずのタイム。半分を過ぎたところで、あー、なんでこんな過酷なことをしたのだろうと後悔。いつものことだ。ここまで来てしまったからには、にっちもさっちもいかない。下に歩いて下りるのも面倒くさいから、とにかく登り続けるしかない。汗がだらだら流れる。人目も気にせずハァハァ喘ぎ、握り締めていた水のボトルで、ところどころで水分補給。日本人留学生のグループを通り越す。日本人はジーンズにスニーカー、おまけに重そうなバックパックまで背負って場違いないでたちでいるので、喋っていなくてもすぐにわかる。中国語、スペイン語、東ヨーロッパ系の言葉を話す人たちも多い。子連れの親もいる。8歳の男の子が父親とお姉ちゃんと一緒に登っていた。「ねぇ、この急な坂、死ぬ人が出ると思う?ここで自殺する人なんかいるのかな?」と無邪気に話しながら登っている。うちもあと5年もすれば、ケンができるかなと思ったりする。土曜の午後なので、ハイキングの間はひっきりなしに人が続く。3/4のサインを見たところでモーティベーションが少し上がる。もうちょっとだ、頑張らなければ!そして今日は61分のまずまずのタイムで、私の自尊心もめでたし、めでたし。ジム通いが功を奏したか。帰りはゴンドラでバンクーバーの街並みと太平洋を見渡しながらのんびりと。心拍数もかなり落ち着く。グラウス山では往復をゴンドラ利用の場合は20数ドル。グラインドをする人たちを考慮してか、片道だけ利用する場合はたったの5ドル。年間利用のできるパスを購入することもできる。一度やると、もう二度とやるものかと思うか、病みつきになるかの両極端なのがグラインドだ。

家に戻ると、大小さまざまな靴がバックヤードに散乱。キッチンにも靴が散らかっている。うちって、なんでこんなに靴が多いのだろう。ロバートが一人で3人の子守をすると、とにかく物が散らかる。子供たちが食べたランチのご飯粒も、テーブルの上と下にぼろぼろこぼれている。不器用ながらも子供たちと過ごす時間を楽しんだロバート。

3連休の1日を消化。あー、今日はよく眠れそう。

写真は、グラインドのゴールと、グラウスから見渡すバンクーバー、そしてゴンドラ。

Friday, June 29, 2007

もう、怒っている!

今日で3週連続で金曜日のジムの「ステップ2」のクラスに出てみる。午前中のクラスであるにもかかわらず、このクラスにはレギュラー陣がそろっている。暇な人たちが多いねぇ~。だから、3週間前に初めて参入した私はもうしどろもどろ、ステップについていけな~いのだ。残念なことに、私が行くジムでは「ステップ1」のビギナークラスが行われていない。なので、ステップを取りたければ、少し高度な「2」を取らなければならない。ステップにも色々な名前があって、簡単なステップタッチから、around the worldとか、高度な技になってゆく。私の場合、まだすべてのステップを覚えていないのと、リズム感のなさが悲し~い、、、、。このクラスは相当なレギュラー陣と見えて、おばちゃん1は、インストラクターが到着する前に彼女のステップ台を準備したり、ミラーが汚れていたりするとペーパータオルで拭いたりと、献身的。カンフー並みの切れのあるキックをするアジア人のお姉さんは、リズムに合わせて「yeah!」とか掛け声をかけて一人でノリノリ。彼女は、2年くらい前からステップのクラスを取っているのをよく見かけた。

今日からカナダ・デーの3連休が始まるので、クラスも閑散としていた。教室の隅に立っていた私に、おばちゃん1は「そんなところにいないで、真ん中に来なさいよ!」と声をかけてくれて、今日はインストラクターの前で、彼女の動きがよく見えるところを陣取った私。これでステップもいくつか覚えられそうと内心ほくそ笑む。クラスが始まり、なんとなく、今日は足も動くし、おしりも軽くなったかな、なんて思っているところへ、いきなり遅れて来たおばちゃん2が、私の前に割り込んでステップ台を置く!おばちゃん2の他人を考えない行動で、私はインストラクターの足の動きがまったく見えなくなってしまったのだ!モーッ!と猛然とした私。だけど、おばちゃん2に「そこどいてよ!」と言うガッツがなく、しぼんでしまった私。

その後、家に帰る途中の店で、ラズベリー1箱、バナナ一房とコピーを4枚。8ドル40セントと言われて、何も考えずにお金を払う。家に着いて、「エッ?たったあれだけの買い物で8ドル?」と頭に疑念が。そういえば、レシートもくれなかったから、値段を確かめることもできない。ぼったくられた!きっと、相手の兄ちゃんも適当に計算して、よく考えないで値段を言ったに違いない。

なんか、こういうことで私の金曜日にミソをつけられた感じと、怒っている私。

でも、今晩食べた味彩の寿司は旨かった!41stアベニューにある、日本人が経営しているスシ屋だ。久しぶりに美味しい寿司を食べたことで少し満足。

Tuesday, June 26, 2007

いろんな出会い

今日はバスでブロードウェーのファミリードクターまでケンと出かける。私の生活は、本当にすべてブロードウェーで成り立ってしまうのだ。ドクターとU-Brewの店があったら、他に何が必要だというのでしょう!歯医者もそうだし、ケンの幼稚園もブロードウェーから1本入った通りにある。ジムも。ブロードウェーは素晴らしい。

バンクーバーの行く先々で子供たちと日本語を話していると、思いもしないところで人との出会いがある。今日はバスに乗って早々、ドライバーに片言で、「ゆっくりどうぞ」と言われた。もちろん、彼は白人のドライバー。彼は数年前に日本人専門の観光バスのドライバーをしたことがあるという。奥さんはケベック出身のフレンチ・カナディアンだという。「僕は英語しか話せないから、二ヶ国語を話す人が羨ましいんだ」と。「じゃあ、子供ができたらフランス語を教えたらいいね」、と私。カナダのバスに乗っていると、ドライバーと乗客がフレンドリーに会話する光景が少なくない。マイクを使ってジョークを飛ばすドライバーもいるし、バスから降りて近くのガソリンスタンドまでコーヒーを買いに行くドライバーもいる。なんて、いい加減な国に住んでいる私!やぶからぼうに彼は、「ヨンジュー・イチ!」と言った。「えっ、41歳なの?」と聞いたら、「いや、今41stアベニューを過ぎたところなので。僕は44歳なんだ」と、こんな会話の中から彼の年まで知ってしまった私。私とドライバーの会話が弾むかたわら、ケンが隣に座っていたアジア系のおばあちゃんに「おいくつですか?」と日本語で聞かれている。3歳のケンは、知らない人に話しかけられるとまだシャイになる年頃だ。ドライバーと会話が弾んだついでに今日は社交的になろうと決心した私はおばあちゃんに「日本でお生まれですか?」と聞いてみた。「台湾なの」と、おばあちゃんから思ってもいなかった返事が来る。その瞬間、なぜこの人がこれだけ流暢な日本語を話すかを覚った私は、一瞬、ヤバーと心の中で思う。今さら歴史を持ち出さないでくれー!占領下の責任なんて、私一人でこの場で取れない。。。と構えてしまった。ところが、おばあちゃんは続ける。日本の教育は素晴らしかったと。あの時代は良かったと。戦争が終わって中国が入ってきてからは知識階級が次々と殺され、それはそれはひどい国になってしまった、なので、自分は娘の家族とカナダに移住できてラッキーだったと。思ってもみなかったおばあちゃんの話に、私も頷きながら耳を傾けた。そういえば、もう10数年前、台北で、台湾人男性と結婚した友達と会った時、台湾男性の兵役の話になった。「中国からの侵攻に備えて、誰がこの国を守るって言うんだい?そのために僕達が兵役に就くんだよ」と熱く語った彼。のほほんと平和な国で育った私には、なかなか理解に難いサブジェクトだったけれど、あれから10数年、私も年を取ったせいか、それとも他民族でポリティクス豊富なカナダに住んでいるせいか、そういったことが少しは身近なこととして感じることができるようになった。これまで、アフガニスタンで戦死したカナダ兵は数十名に上る。ピースキーピングというソフトな言葉でお茶を濁そうとしている今の保守党政権。私の見方は、あれは無意味な戦争だ。なんて、この場を借りて政治の話にならないようにしましょう。

今日はメープルグローブ・パークで、日本人母2人と出会う。二人とも我が家の双子より少し月齢のいった男の子を持つお母さん。あの公園で日本人と出会ったのは初めてのこと。このへん、日本人のママさん達はけっこういるみたい。ケンが生まれるまでは仕事を持っていた私、あえて日本人だからという理由で誰かと親しくなることはなかったけれど、子供ができてからは子育てのことなど共通の話題ができて、何人かの友達もできてきた。私の場合は、狭く深くのお付き合いがコンフォタブル。

Monday, June 25, 2007

週末のこと






またもやイベント続きの週末。先週末のドラゴンボート・フェスティバルはいまだに書けずじまい。今週末は、土曜日がケンの幼稚園の運動会で、日曜日はサイダーをボトルに移し変え。

ケン、頑張ったー。12月のクリスマスコンサートから飛躍的な進歩を遂げたケン。今回は「お魚ロック」のダンスに障害物競走、綱引き、玉入れ、一生懸命動いて楽しんだ様子。なんせ、12月のクリスマスコンサートでは、ステージの上でただ突っ立ってたケン。そんなわけで、オペレッタの「かさ地蔵」では、笠をつけた地蔵役がはまり役になっていたケン。お地蔵さんって、動かなくていいでしょう。なんで、今回の運動会もきっと一人してさめてるんだろうなと予想していたら、ところがどっこい、誰よりもリズム感、瞬発力よく駆け回っていたわが息子。あっ、親の欲目ってやつ?!今回は幼稚園のイベントに初めてトモキとノアも参加。ノアは小さい弟・妹の徒競走(羊の放牧みたいに、親が子供の手を引いてたと言ったほうがわかりやすいかも)に出ておもちゃをもらったし、ロバートも親が参加する綱引きで日ごろの筋トレの成果を発揮!そうそう、親子で参加できる種目もたくさんあって、みーんな楽しんだ様子だった。残念ながら、ケンの白組(ドラゴン)は青チーム(シャーク)に僅差で負けてしまったものの、子供たちはチームワークというものを少し学んだのかもしれない。誰が速いのかを競うのでなく、本当に日本的な参加することに意義があるって感じで、この年齢ではこれもまた良かったかも。

そして日曜は、手作りサイダーを瓶に移し変える作業。バンクーバーにはU-Brewのお店があちこちにある。ホームブルーと違って、U-Brewの場合、店で作りたいビール、ワイン、サイダーを選んでお金を払えば、あとは店の人が材料を樽に仕込んでくれる。そして、そこで寝かせて、数週間後に樽から瓶に移し変える作業に行って、家に持ち帰る、というのがU-Brewの仕組み。ホームブルーより少し割高だけど、面倒くさい作業は店の人がやってくれるのですごくラク。昨日、瓶に入れたのはアップル、ラズベリー、梨のサイダー。4人の友人でシェア。何人か友達を集めて作ると、いろんな味が楽しめてグー。あとは1週間ばかり家で寝かせると、美味しい手作りサイダーの出来上がり。一つの樽で60Lのサイダーができ、かかる費用は70ドル。このところバンクーバーでは5%アルコールのサイダーが買えず、出回ってるのはほとんどが7%なので、手作りサイダーは私たちの好きな5%前後なのが嬉しい。これから夏なので、バックヤードに座って飲むサイダーはとても美味しくなりそう。U-Brewの店では、瓶に移し変えた日に新しいサイダー、ビール、ワインを注文すると10ドル引きというサービスをしているので、それにつられてブラックチェリーとワイルドベリーを注文してきた私たち。この夏は炭酸いっぱい、シュワシュワしそうな予感。

写真は、運動会で「お魚ロック」を踊るケン、サイダーを瓶に流すシェリー、消毒したサイダーの瓶(クリスマスツリーみたい!)の山、U-Brewの店が面するブロードウェーで行われていたGreek Dayで風船をもらったケン、家に持って帰ったサイダーの瓶(もちろんプラスチック!)をぜーんぶ箱から出したお騒がせの双子。

そして今日は月曜。ウィンブルドンが始まっていた!

いちごが旬で、ラズベリーが出回り始めたこの頃。今日はこれから、いちごとラズベリーとブルーベリーのパイを作ることに。

Tuesday, June 19, 2007

ノアとお出かけ




私はこれまで一度たりとも、3人の子供と私だけで出かけたことがない。それを考えただけで、ちょっとびびる。今、智樹とノアは1歳ちょっとで、向こう見ずに歩くことしか知らない。一人はあっちへ、そしてもう一人は別方向へひたすら歩いて(時には小走りで)行ってしまうのだ。ケンが1歳半だった時、日曜日のサイエンスワールドの人ごみで、4秒くらい目を放した隙にいなくなられてしまった。20分後に、はぐれた場所の上の階で一人で無邪気に遊ぶケンを見つけるまでには、心臓が止まりそうな思いをした。そんな経験もあって、3歳半になってきちんと歩くようになってくれたケンと、無鉄砲な1歳過ぎの双子の男の子を連れて私だけで出かける状況はいまだに避けているのである。
 ナニーさんが来てくれる火曜日の今日は、珍しくノアだけを連れてダウンタウンに出かけることにした。ノアのパスポート用の写真を撮らなければならないこと、ノアと智樹の靴が必要なことなど用事がいくつか重なった。智樹のパスポート用の写真も撮らなければならないのだけれど、今日はなんとなくノアを連れて行こうと思った。ノア一人を連れて行けば、智樹の靴のサイズは同じことだし。というわけで、火曜日は私は車に乗らない日と決めているので(私のささやかなる環境保護への貢献)、バスに乗っていざ出発。ケンと違って、我が家の双子はかなりシェルターに囲まれた生活をしている。ケンは小さな時から私とジムに行ったりなんだかんだと頻繁にバスに乗っていたけれど、双子の場合はそうもいかず。ナニーさんが来てくれる日には、彼女に双子を頼んで、ケンだけを連れて出かける生活をしてきた。
 バスに乗ると、ノアは神妙な顔で周りをうかがっている。まだ自分がどこにいるのかよくわかってないという表情だ。いつものノアのスマイルがちっとも出てこない。突然、真面目な人になってしまったノア。ロブソン・ストリートでバスを降りて、ハウ・ストリートの写真屋へ。ここはケンが赤ちゃんだった時にパスポート用の写真を撮ったところだ。子供のパスポート写真は、じっとして座っていてくれないとかぐずるとかの理由で、なかなか撮ってくれる写真屋が少ない。今日は5時過ぎには家に戻りたかったので、用事の順番をしっかりと紙に書いて、所要時間も計算しておいた。久しぶりのダウンタウンはけっこう変わっていてビックリ。新しいビルも出現している。そして、あの写真屋の前に着いてガクッ。店じまいをしていたのだ!今日の一番の目的はノアのパスポート用の写真を撮ることだったのに!気を取り直して、靴を買おうと思っていたシアーズに行く。シアーズにはフォトスタジオが入っていることを思い出した。シアーズの中も変わっていた。都合のいいことに、フォトスタジオは子供服売り場の3階に動いていた。予約もしてないのに待ち時間もなく、ノアの写真を撮る番に。その頃には硬い表情も取れたノア。初めてのダウンタウンで見るもの聞くものを楽しんでいた様子。ところが、丸い椅子にノアを座らせ、私がノアの胴を支えて写真を撮ろうとすると、動いたり瞬きしたり、なかなかいい写真が撮れない。ケンはいつも1回でオッケーだったのに。。。なんて思いでが頭をよぎる。やっといい写真が取れたかと思うと、ポラロイドが現像されると、あごによだれがついていて、その部分だけテカーッと光っているので撮り直し。あまりに動くので、今度は私がノアを抱いて座り、私が写真に写らないよう、不自然な体制でノアから体を離してなんとか1枚目をつぶってないショットが撮れる。ただ、ノアの目はかなり上目遣いで(カメラの上のぬいぐるみを見ていたので)、しかも目つきがギラーッとこわばり、口はギュっとへの字に結ばれている。いつもの愛らしいノアらしさが全然ないのだ!まっ、仕方ない。たった3年間のことなので、このパスポートで我慢してもらうことにしよう。

それから、男の子らしいスニーカーを、智樹の分も一緒に2足購入。足元がこれまでの冬用のブーツからスニーカーに変わっただけで、一段と男の子らしさが増したノア。

帰りのバスの中では私の真似をして舌を出したり、ダーダー言ったり愛嬌いっぱい。いつも智樹とノアの双子は一緒くたに扱われて、なかなか私と1対1の時間が取れないけれど、今日は私もノアだけを見ることができて、お互いの絆を少し深めることができた感じ。

写真は、バス停でバスを待つノア。バンクーバー・アートギャラリーの建物前と後ろで1枚ずつ。

初めてのノアとのお出かけはとても楽しいアドベンチャーだった。今度は智樹のパスポート写真を撮りに。

Friday, June 15, 2007

ケン、トーマスに乗る!






"Day out with Thomas"というイベントが、夏の間、北米のあちこちで開催されていて、 トーマスが来るっていうんで、先週末、我が家も、トーマスに会いに一家総出で行ってきました。場所は、バンクーバーとウィスラーの中間地のスコーミッシュ。あいにくの雨の中をハイウェー99に乗って行ってきました。ウィスラーへつながるハイウェー99はくねくねしたカーブが多い一車線の道で、私にしてみれば少しおっかないハイウェーだったのだけれど、さすが、2010年の冬季オリンピックに向けて、ハイウェーのあちこちが拡張工事中。なんで、工事系が大好きなケンはハイウェーを走りながら、ショベルカーやダンプトラックが走馬灯のように過ぎてゆくのを喜んで見ることしきり。

前の晩から私たちはケンに、翌日トーマスに乗りに行くことを説明していると、「トーマスじゃなくて、ゴードンに乗りたい!」と言って泣き出したケン。私はちょっとヤバーと思ってしまったのですが。。。

そしてスコーミッシュに着いて、トーマスがいた!雨の中、煙突から白い煙を吐くトーマスを目の前にした時には、私も少し感動してしまった。鮮やかな水色のトーマス!普段遊ぶおもちゃの木製のトーマスやビデオでしかトーマスを見たことがなかったケンは、あまりにも大きなトーマスを見て少したじろいでしまった感じ。ケンとロバートと、一緒に来たウェンディは実際にトーマスに乗って走ってきました。約20分の汽車乗りは一人20ドル。年齢制限なしで、大人も子供も同額。やっぱり、トーマスファンは子供なので、子供からもお金をもらわないと元が取れないからなのでしょうか。家族5人の我が家が一家で乗ったとすると100ドル!なので、私と双子は外で待っていました。汽車の中にはピエロがいて、子供たちの鼻に赤い丸を描いたりして楽しませてくれたそう。我が家の場合、ケンはそういうところに行くと強ばってしまうタイプなので、汽車から降りてきた時、ケンではなくロバートの鼻がトナカイになっていた。そして、汽車の外にはトップハムハット卿もいるではないですか!しかも、ビデオから出てきたかのような本当のハット卿。あまりのリアルさに、ケンどころか私もたじろいでしまった。ハット卿って、ハンプティ・ダンプティのような小さくて丸いおじさんをイメージしていたら、ロバートと同じ背丈なんだもん。180センチってことですよ。。。

次回のDay Out with Thomasは、ハイウェー拡張工事中のため、2009年になるそう。その頃にはケンはトーマスを卒業していて、今度は双子がトーマスに乗ってはしゃいでいることでしょう。

Wednesday, June 13, 2007

マモグラム体験

先々週はとても暑い日が続き、夏が来たかと思わせたバンクーバー。でも先週は雨が続き、気温も下がってしまう。今週は気温はそれほど上がらないものの、一応子供たちを公園に連れて行ける日が多い。我が家も、何もなかったかのように、みんなそれぞれのことをやっている。そう、何もなかったかのように。。。月曜日、フォルスクリークの家を売ったお金が我が家の口座に入った。そう、まとまったお金がドーンと。昨年からロバートが事業を起こす準備をしていて、収入がない我が家。なので、このまとまったお金はとても助かるのである。早くソフトを仕上げてよね!と思いながら、頑張って昼も夜も働いているので、私は黙って見ているのだ。

さて、私も今年で節目となる年を迎え、体の健康をあらためて考えていかなければならない年になってしまった。そこで、今日は人生初の乳がん検診のマモグラムを受診。マモグラムはレントゲンのようなもの、という知識しかなかった私。検査技師の女性に「知ってると思うけど、マモグラムはみんなが思うほど悪いものじゃないわよ。胸を押さえつけるのだって、胸じゃなくて、首やあばら骨の皮を伸ばすので怖く感じるけれど、体の力を抜いてリラックスしたらなんでもないから」と言われて、私はそこで初めて、「シマッタ!ただのレントゲンじゃないのぉー?!」とビビッてしまった。時すでに遅しで、「やっぱり、出直してきます」なんて言える場合でなくなっていた。そこで上半身裸になり、胸をレントゲンの機械の冷たい板にのせる。上からプラスチックの板で押さえつけられ(!)、「ハーイ、息を止めて」の合図で左右の胸の写真を垂直に1枚ずつ。次は、機械が横転して胸を斜めに押さえつけてまた1枚ずつ。本当に、思ったほど痛くもなく、不快でもなく、すぐに終わった。検査結果は2週間くらいで我が家に送られ、私のファミリードクターにも同じものが送られるそう。多分、何もないとは思うけど、これからは自分の体も大事にしていかなければ。3人の子供たちの育児にあたっては、まずは自分の体が健康でなければにっちもさっちもいかない。とにかく、体が資本。今の生活では、家族の誰か一人でも健康を害すると、とても大変になるのだ。バランスが良く健康的な食生活を続け、運動もしていこうと心がけるこの頃。幸い、我が家のファミリードクターもいろんなことを丁寧に診察してくれて、私の疑問にもしっかりと応えてくれる女性なので心強い。女性のドクターなのが行きやすい要因でもある。とは言いながらも、これからはアーユルベーダなんかも取れいれてみたい、なんて思うことも。西洋医学だけに頼るのではなくて、これからはホリスティックなアプローチが必要なのではないかと感じるのだ。

ケンも、昨日で3日続けて自分ひとりでトイレに行ってうんちをする!いいぞ、いいぞ。今度は本物って感じ。トモキもノアもますます元気に育ってくれる。今日は、私が買ってきたリンゴの袋を見つけて、一人ずつリンゴを手にして、皮ごとムシャムシャ。小さな手でリンゴを握って、一生懸命に噛んで食べて。家中のあちこちにリンゴの皮が落ちているけれど、今日のビタミンの補給なのだから、あとで床を掃除すればいいだけ。ロバートは、今週末がAlcan Dragon Boat Festival。まだチームに合流して1ヶ月もたっていないけれど、筋肉の記憶が戻ってきているのは確からしい。今年のこのレースは気軽にいって、レース後のチーム選考のタイムトライアルにフィジカルとメンタルな面で備えるに違いない。あー、私もドラゴンボートの妻が板についた!

Sunday, June 10, 2007

グッドバイ・フォルスクリーク:ファイナル編





昨日、正午をもって、フォルスクリークの家が、新しいオーナーに渡った。私たちはハウス・オーナーでなくなったのだ。あれだけ愛着のある家だったけど、私たちは思ったよりあっさりとしていた。まっ、予想外のいい値で売れたので、けっこうホクホクしちゃったっていうのもあるかもしれないけれど。子供たちは今の家でとても楽しく幸せそうにしてるので、やはりあの家を売るのはいい決断だったわけだ。それに、バンクーバーのバブルは今にもはじけそうだし。あとはじっくりと次のいい家にめぐり合うのを待つのみってところ。

今日は、9月にバンクーバーに来るクラウディド・ハウスのチケットを購入。

写真は順々につなげると、元我が家からのパノラマビュー。