Saturday, July 31, 2010

ポスター製作~続きます


今度は最後の課題のポスターを作っています。これは服作りで言えば、型紙の段階。こうやってみるとちょっとイメージが膨らんできた。あとはビジュアルを用意して、カラフルな台紙の上に切り貼りして、ポスター用の厚紙に貼る。なんとかなるかな。

明日からの3連休はもうすでに楽しいイベントいっぱい。

その1。Powell Street Festival
何十年も続いている恒例のバンクーバーの日系人のお祭り。日本のお祭りみたいに、食べ物の露店やヨーヨーすくい、太鼓、神輿、綱引き。



あっ、子供たちの甚平が今年は小さくなって着れない。


その2.バンクーバー・プライド・パレード
恒例のゲイ・レズビアン・バイセクシュアル・トランスセクシュアルの人々のパレード。これはすごい迫力。




今日は家族みんなでディビィ・ストリートをホコ天にしたプライド・パーティに行ってきました。道路中、そしてその脇に連なるレストランが男前のゲイでいっぱいだった。目の保養になりました~。

明日は最後の花火大会。

この3連休はポスターとイベントをうまく両立させなければ。。。

Thursday, July 29, 2010

宗教を少し考える。

今晩、夫より「ケンがF-wordってなんなのかて聞いてきたよ」と。

「へぇー、なんて答えたの?」と私。
そのうち来るなと思っていたことが、ついに来ました。ケンも1年生を終えたところ。どこかからこの言葉を耳にするのは時間の問題でした。

「ありのままを答えたよ。そしたら、その行為の何が悪いのかって聞かれてさ、返答に困ったよ」と。

たしかに。。。性行為は悪いことではない。じゃなきゃ子孫繁栄、地球存続いたしません。

「でも、他人じゃなくて、自分がケンにこのことを教えることができたから良かったと思ったよ」と夫。

今晩、夕食のテーブルでケンがダディに「ヘヴン(天国)って本当にあるの?」と聞いていた。

ダディの答え。「この世界のある人々は、人間は死んだらヘヴンに行くと信じているんだよ。だけどなケン、人間は誰もが死んだら体は土に還るんだよ」と、またもやあの人らしい答え方。

私にしてみたら、「嘘をついたり意地悪をしたりしない生き方をしていたら死んだ時にヘヴンに行けるんだよ」くらいにダディに言ってもらいたかったところですが、科学的根拠がこの世界のあり方の基本にしているあの人には、そういう理屈は通じないのです。

そういえば昨年、猫のロビンが16歳半で他界した時のこと。ケンのGFがケンに言いました。「ロビンはきっと神様にお祈りしてなかったから、天国に行けないわよ。骸骨になるんだから」と。それを聞いて、ちょっと違和感を感じた私。宗教にどうのこうのというわけではないけれど、宗教を押しつけてはいけないというのが私の持論。宗教はすでにこんなに小さな女の子も洗脳しているのかと思い、我が家の子供たちには迷信めいたことは教えたくないと思ったのがあの時の感想。

クリスマスになるとあちこちで見かけるイエス・キリスト誕生の話の飾り物。赤ちゃんが飼い葉おけに寝ていて、天使が周りに立ってるやつ。昨年のクリスマスの頃、外出先でそれを見てケンが言いました。「ダディ、あの赤ちゃんは誰なの?」。

ダディの答え。「あれはね、2000年位前に生まれた赤ちゃんで、名前はジーザス・クライストっていうんだ」。

いかにも無宗教のあの人らしい説明のしかた。とは言いながらも、宗教を解説させると実はあの人はよく知っていて、彼なりの解釈でとてもシニカルに議論をしたりするのはなかなか興味深かったりするのです。ケンがもう少し大人になったら宗教について少しは詳しく教えると思うけれど、こんな感じで、科学で解き明かされている事実を根拠にした淡々とした説明になってしまうところがあの人らしい。そして子供たちも大人になったら、あの人らしく科学を根拠にした生き方を求めるのか、私のようにふざけた生き方を追求するのか。。。

神のみぞ知る。

Wednesday, July 28, 2010

夏、全開。

今日は思いっきり寝坊!8時10分にケンをサマースクールに送らなければならないのに、目覚めたら8時。なぜかリビングルームではノアが一人でソファに座ってテレビを見ていた。ケンには車の中でブレックファストを食べさせて、イーストサイドにあるサマースクールの学校まで急行。

カーチャンはこの頃、3匹の子羊にサービスしすぎという結論に至りました。今日なんて、いつもの縄張りのウエストサイドを大幅に越境して、フェリーターミナル近くのセンテニアル・ビーチまで。


引き潮が遠くまで続いて、クラゲやミミズや死んだカニやアサリとか、子羊たちは大喜び。サンドダラーを探すべくあちこちを掘り起こしてみたものの、残念ながら収穫ゼロ。潮の引いた砂浜を果てしなく歩いた感じ。砂は温かくて気持ちが良かった。


そして帰りはソフトクリームを食べて、ブルーベリーをごっそり摘んで家路へ。ハイウェイに乗って家に着いたのは8時だった。

あー疲れた。そして考えてしまった。なんでカーチャンはこうまでして子羊にサービスしまくるんだ。

ウーン。ペールエールを飲みながら。夏の暑い日にはこれがまたティスティでして。

ここまでする必要があるのかと。

子羊たちが寝静まってからの自分の時間。夜遅くに大学の課題やメール、新聞チェックをこの時間にガーッとする。なんかまるで鶴の恩返し状態。そして万年寝不足。お肌はジワジワと老化してゆくばかり。

色々考えてみて。。。

小さな日焼けした体や、クラゲを見つけてはしゃぐ姿、小さな手でブルーベリーを入れた大きな器を持って一生懸命歩く姿、スイカを美味しそうに頬張る顔、、、、。

やっぱり、明日からも飛ばしていかないと。

Monday, July 26, 2010

プロジェクト製作

ここんとこ鳴りを潜めていたMacSaitoは学期末プロジェクトに取り組んでおります。

このプロジェクトとは、ポスター製作。今取っている人類学のクラスで、MacSaitoは自分を人類学者として売り込むポスターを作っているのでございます。といっても、日本の選挙立候補者みたいなポスターではありませんです。大きさにして、120㌢x90㌢くらい。でかいんです。

イメージとしてはこんな感じ。アレ、グーグルは画像のページを変えたようだ。。。最初ハッとしたけれど、けっこう使いやすそうですな。そしてこのオネエチャン、知らない人だけど、なんだか性格が良さそう!


んで、早速、大きな大きなパネルを購入。三面鏡みたいな見開きのです。そこにプリント物をペタペタと貼っていくのでございます。自分のレジュメ、なぜ人類学者になりたいか、どんな研究をしたいか、これまでの自分の研究のサンプル、画像などを貼るのが採点条件なんざます。

今、自分の研究のサンプルをやっていまして、以前書いた25ページの論文を8ページに縮小しております。味噌になる部分は使って、あまり必要ない部分をガンガン削っているのですが、これがけっこう難しい。

それから、プリントは見栄えよくというのが採点条件になるので、パワーポイントできれいなテンプレートを使って作らないとならない。が、なかなかMacSaitoのスタンスをサポートしてくれるようないい感じのテンプレートがないので、ググッてみたりしてるのですが、なかなかない。どなたかいいサイトがあったら教えてね!

てなわけで、ここんとこのMacSaitoは午前中はジムに行き、昼から夕方にかけて子供たちとあちこちの公園やビーチに出没して、夜になってからプロジェクトに取りかかる日々でございま~す。

Sunday, July 25, 2010

Drinking in LA

今日、土曜日は珍しくあまり予定がなかったので少しはゆっくりできるかなと思っていたのが甘かった。イングリッシュ・ベイから打ち上げられた花火大会は楽しかったものの、家に戻ってきたら午後11時半。子供たちは車の中でグーグー寝てしまいました。こっちは日暮れが遅いから花火大会が始まるのは午後10時。今日は10時が過ぎても真っ暗闇ではなかった。満月が海を照らしてたからでしょうか。ウーム、不思議な夜だった。

警察もガンガン見回りしていました。カナダでは公共の場での飲酒は禁止されています。でも、ビーチではいつもたくさんの人たちが隠し飲み。今晩は警察も懐中電灯でビーチの砂の上に座る観客を細かくチェック。夫もプラスチックのカップに入れて飲んでいたお酒が見つかってしまいました。そういう時はその場で砂にジャー。かと思えば、どこからともなくマリファナのあの独特の匂いがビーチを漂ってきます。マリファナはオッケーでアルコールはノー・グッド。この国の矛盾。日本だったらこの反対ですねぇ。クスクスと苦笑。

Bran Van 3000の「Drinking in LA」は、私の中で90年代を象徴する曲です。90年代の音楽って面白かったですね。今でもこの曲を聴くとあの頃が懐かしくなるし、なんせこのメロディに癒されるのです。今日みたいに疲れた日には、この曲を聴きながらソファでゆっくりくつろぎたいもんです。


Friday, July 23, 2010

今週

この1週間、またもや忙しかった。

ケンのフランス語のサマースクールが始まりました。これは毎日2時間、1ヶ月間通います。バンクーバー市の教育委員会が実施するサマースクールで、算数や、英語の読み書き、クッキング、フランス語など色々あります。ケンのガールフレンドは英語が苦手なので、英語のサマースクールに。これは9時から3時までお弁当持ちで。2ヶ月ある夏休みの間、こういうのが1ヶ月あると助かります。それでいて授業料はタダ。未来の地球を支える子供たちを今、私たちの世代が育てなければならない。バンクーバー教育委員会は州財政より来年度の予算が約18億円カットされたばかりです。許せない!私達は断固として反対活動を行っていきます。

休みの間は遊ばせてあげたいので、ひたすら子供たちを放牧させる日々。今週行った公園はなぜかアスファルトが小高く積まれて山になっていた。もちろん、子供たちがそれを見逃さないはずがない。てなわけで、山登り。カーチャンも遠くから油断して見ていた。まさかアスファルトだったなんて。。。私の方まで戻ってくると、なんだか子供たちが「どろんこハリー」状態。またもや山を甘く見てしまった~。家に帰って即シャワー。

写真ではよく見えないけれど、一人はこんな顔に。


そしてもう一人はこんなふうに。


もう一人はあまりにひどくてお披露目無理。

つかの間のバンクーバーの夏を楽しんでいますが、遊びに忙しすぎて、ちょっとキッチンがピンチに。納豆とふりかけを切らしてしまった。お米も底をついてきたし、麦茶パックは全部使い切り。お蕎麦も少なくなってきた。こんなことでは子供たちが飢えかねない!なので、今週末はフジヤに買出し。

この前、子供靴を買ったついでにオカーサマも衝動買い。


あたくし、趣味はサンダル集めで~す。

Sunday, July 18, 2010

今が旬

地物はやっぱり美味しい。甘い。みずみずしさが全然違う。

これはこの前イチゴ狩りに行った時。


子供が3人いると、よそさまをさしおいて、我が家はイチゴ狩りも超効果的。とくに子供たちはいちごが大好物だから、摘む時のモチベーションもそんじょそこらの人たちとは違う。パパパパパ~と、またたく間に箱がいっぱいに。それに今年はお腹に入るよりも、摘んで箱に入れるほうが多かった。うーん、成長してる我が子たち。土の大切さもどんどんわかってきてくれてるのかな。新鮮ないちごはすぐに食べて、残りはジャムに。木べらで大鍋のいちごを混ぜるのも子供たちにしてみれば楽しい。

こっちは産地直送物。ブルーベリーとさくらんぼ、木苺。


食べる人たちも真剣。この人たちも今が旬。旬の時期がこれから何年も続きそう。


これは先週行ったビーチバーベキューの時。

旬の時期をとっくに過ぎてしまったオジサン・オバサンの中で、子供たちが台頭してきた。いいこと、いいこと。

バンクーバーの短い夏はやることが多すぎ。

Saturday, July 17, 2010

うみだ!うみだ~!

サタデーナイトの今晩、夫は男友達と恒例のポーカ-・ナイト。

いい年したオッサンばかりが集まってポーカーに興じる、オジサンのお楽しみ。日本だったらマージャンでしょうか。年に2度ほどこうしてポーカー・ナイトにいそいそと出かける夫。そんな時は、「誘われたんだけど、行ってもいいかな~?」と低姿勢に私に言ってくる。行きたいのは見え見え。夫はけっこうポーカーには強く、勝って帰ってくるとしばらく機嫌もいい。そんなことで自尊心を上げることができるなら、好きなだけ行ってきてくださいって感じで送り出す私。あー、内助の功ってやつ?

今晩は子供たちと「うみだ! うみだ~!」を読みました。テリー・ジョンスン作。「こどものとも」の定期購読で受け取った本。


ページをめくってビックリ。


豊満なビキニのお姉ちゃんや、筋肉ムキムキの男の人、わき毛のミョーに長い人、裸の人、UFO、巨大タコなどなど、子供だからと容赦なしの海水浴の描写。しかも文が一切なし。だから子供に読む時は、想像力を働かせて(働きすぎ!)一緒に色々話をしながら話を組み立てられるのが面白い。子供たちもこの本が大好き。

Friday, July 16, 2010

エルトン・ジョン

家の中はキッズチャンネルに占領されてしまったのでCDを聴くことはほとんどなくなり、iPodも持たない私は、もっぱら音楽を聴くのはカーラジオから。コンテンポラリーな曲にまぎれて、古典のようなヒット曲もよく流されるのが嬉しい。

この曲はその1曲。いつ聴いてもホッとします。エルトン・ジョンといえば、ヴェルサーチのお葬式でメソメソしてたところを隣に座っていた故ダイアナ妃になだめられるかのようにしていたのが印象的。そしてそのダイアナもそのすぐ後に逝ってしまったのが衝撃的でした。皆さん、あの日のことは覚えていますか?

友達のジェロームは、実はなんだかエルトン・ジョンを思い起こさせる人。エルトンがどんなに素晴らしいミュージシャンであっても、ジェロームに「なんだか似てるよね~」と、これだけは言ってはいけない気がする!

金曜夜の今日は、これから「ニクソン」を見ます。


日本に行きたい!~それぞれのもくろみ

春から夏にかけて、バンクーバーの日本人友達が日本に里帰りしています。子供たちは日本の幼稚園や小学校に数週間の体験入学。バンクーバーに戻ってくると、そんな家族の土産話に耳を傾けます。「日本はいいわ~なんてったって、食べ物が美味しい!温泉もいいわよね~」かなんか言って、鳥取の砂丘らっきょうをお土産にもらっちゃったりして。子供たちはポケモンのえんぴつをもらって大喜び。

そんなわけで、この頃子供たちから「ママ、ボク、ニホンに行きたい」とせがまれています。「ニホンには楽しいおもちゃがたくさんあるんだもん」というのが理由。ママだって、できることならニホンのトイザラスに君たちを連れて行ってやりたいんだよ~と思うことしきり。

最近、しばらく会ってなかった日本人のママ友2人に会いました。二人とも最後に会った時よりずっと痩せていた!羨ましい!何をしたの?と興味津々。

そのことを言うと、一人は「日本から帰ってきたら体重落ちちゃったのよね~」。

もう一人は「なんだか最近痩せたって言われるのよ。何もしてないんだけど~。だけどね、春に日本に行って、帰ってきたらなんだか痩せてたのよね~。日本ではすごく飲み食いしてたのよ~。それなのに、どうして日本で痩せたのかしら。。。」

それを聞いて、私は思いました。絶対、来年の夏は日本で過ごす!

Wednesday, July 14, 2010

今週2度目に挑戦


さて、今日も予定通り今週2度目のグラインドへ。

今日は、我が窮極のガッツウーマンの友・ウェンディとです。とにかくこの友、女にしておくのがもったいとあちこちで囁かれここまできました。男まさりもはなはだしい。最近の武勇伝は、ソフトボールの試合でボールが唇に命中。唇が切れて血がドロドロに。それでも決勝戦が見たいからと唇にタオルを当てて、フィールドに座って試合観戦。そんなウェンディの姿を見ていた周りの方が大丈夫かと心配に。結局、試合後に病院に行って数針縫うことに。

うちの子供たちもウェンディにはとても可愛がってもらっています。きっと子供たちは大きくなったら「ボクは車の運転とスキーとサッカーとフリスビーの投げ方と野球とジェットコースターの楽しみ方をウェンディに教えてもらったんだ~」かなんか言いそう。

毎週グラウスに登っているウェンディにはグラインドはお茶の子さいさい。てなわけで、今日はグラインドと平行にトレイルが山頂に伸びるBCMCトレイルに挑戦。グラインドより距離が少し長いので時間も10分くらい余分にかかるけれど、後半は傾斜が緩やかなので、余分にかかる時間もそれほど苦じゃない。それにグラインドよりハイカーがずっと少ないのでなんだか貸切ハイキング状態。グラインドは犬を連れてが許されていないので、犬連れの人はBCMCをするそう。犬にも何匹か会いました。日本人のオバチャン2人とも遭遇。バンクーバーにしては珍しく、本当に日本のオバチャンって感じのお二人で、ちょっと私も小休止でお話し。オバチャンたちにしてみれば半日がかりのハイキングでしょうが、楽しんでるようでなにより。

1週間に2度のグラウス登山。はたから見るとなんてクレージ-な!というところですが、やった本人は満足感いっぱいです。

山の頂上のレストランの建物には、今年のグラインド時間の記録が年齢別でスクリーンに出るようになっています。10代の部、20代の部、30代の部、、、、そして80代の部。女性の最年長は70代だけど、80代のグランパも登っている。しかもタイムは1時間20分。素晴らしい。

60代になっても夫やウェンディと杖をついてグラインドをしている自分の姿が目に浮かぶ~。私も膝が曲がる限りは登り続けます~。

Monday, July 12, 2010

今年初のグラウス・グラインド

今週はガッツでいきます。昨日から一人でムードを盛り上げていたMacSaito。

先週からジムに復帰し、ワールドカップのゲームを見ながら漕ぐクロストレーナーは爽快!気分は「オーレ、オレ、オレ、オレ~」だったりする。またしても、なんだか一人で勘違い。

さて、なぜガッツかと言うと、今週は子供たちが毎日4時間サマーキャンプに行ってるので、グラウス・グラインドが2回できる。グラウス・グラインド~バンクーバーのグラウス・マウンテン登山。その距離2.9キロ。標高差853メートル。そんな山とは、まだ雪が残るこの山なり。



このハイキングはバンクバーでは夏のアクティビティとしてとても人気。とくにこの5年くらいで、ヘルシー志向のバンクーバー市民がガンガンやるようになりました。私たちも子供が生まれる前は仕事帰りに友達と山の麓で待ち合わせし、その割にはみんなてんでバラバラの自分たちのペースで登山。こういうことに情熱を傾ける体育会系の我が夫は、みんなでスタート地点を出発すると「バーイ!」かなんか言っちゃって、風のように一人で走り去り、私が1時間かけて汗ダラダラで頂上に着く頃には、一人涼しげな顔して「お疲れ~」かなんか言ってくれたりする。そして山の頂上のレストランで冷えたビールをいただいて、帰りはゴンドラに乗って麓まで降りるのが、バンクーバーのヤッピー達の夏のチャレンジなのです。

子供ができるとそうもいかない。ケンがまだ赤ちゃんの時は、体育会系の夫も赤ちゃん用のバックパックにケンを乗せて登山したけれど、さすがにケンが歩くようになるとそれもできず、そして双子が生まれたら、グラインドは年に1、2回できればいいくらいになってしまいました。

今年は、子供たちが一緒にサマーキャンプに行ってくれるので、その隙をついてMacSaitoはグラインドに2度挑戦することに。朝の10時過ぎに登山開始。連日の暑さも今日は少し和らぎ、ほどほどにいい風が吹いて登山には最高のコンディション。水の入ったボトルと、機関車トーマス(あー、イケテナイ~。トホホ)のハンドタオルを持って歩き出しました。ここがスタート地点。


トレイルはこんな感じ。これが延々と続く。本当に延々と~。


初めてグラインドをしたのは今から10年ちょっと前。その時は死ぬかと思った。最後のほうになると、四つんばいで、ハァハァ言いながら。

登山中はいろんな国の言葉を話す人たちと出会うのも面白い。フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語。日本人はジーンズにサンダルで登山してるからすぐわかる!オイオイ!

今日は10人に追い越され、36人追い越したMacSaito。歩いた、歩いた。約1時間。疲れた~。だけど爽快。また水曜日も行きますぞ。

Sunday, July 11, 2010

あの二人、誕生秘話

夏休み2週間目に突入。なんだかうちの3人は本当に毎日が夏休み~って感じの暮らし。カーチャン、ちょっとサービスしすぎ。今日はプール。昨日は木苺を摘みに。家の庭で水遊びもしてるし。公園で2時間放牧もしてる。先週はケンがサッカーキャンプ。またシュートの威力を磨いちゃいましたよ。来年はスペイン・サッカー留学かしら。

この夏、ケン6歳、トモキとノアの双子が4歳。双子が生まれて4年目にして、3人仲良く遊んでくれるようになりました。これまでの苦労もなんだか吹っ飛んでしまいます。3人一緒にガヤガヤ遊んでいると、すれ違う人から「あら、三つ子なの?」と言われるこの頃。

さて、ちょっと懐かしい5年前の夏。。。。。

ケンが1歳半の夏に妊娠が判明しました。やっと初めての子供の子育てにも慣れて、こんなことなら早く2人目が欲しいと思っていた矢先のことだったのでこの妊娠はかなり嬉しかった。2番目の赤ちゃんが生まれたら、ケンの時とは違って、もうちょっとリラックスして赤ちゃんと接することができるかなと甘い期待を感じながら。

12週で初めての超音波検診に。ハイテク会社勤務の夫は仕事が忙しいから「一人で行っておいで~。どうせ、順調だと思うから」と、またしても私一人で検診へ。カナダでは夫が付き添わない超音波検診は少し珍しい。トホホ。

バスに乗って、バンクーバーのイーストサイドまで、少し遠目の超音波検診所へ。あらかじめ水をたくさん飲んでお腹を膨らませて待合室で待つこと少し。名前が呼ばれて、個室に通され、寝台に横になる。1年半ぶりの感触がよみがえりました。ゼリー状の冷たいヌルッとしたのがお腹に塗られた時。

私のお腹の写真がスクリーンに映るなり、「ちょっと待っててね」と立ち上がって部屋から出て行った検査技師。

「いけない。。。」と私は直感。

実は一度流産したことがあり、その時も初めての超音波検診で、胎児の心音が聞こえないことで流産とわかったのです。また今回も同じことと思い、寝台に横たわったまま、検査技師が戻ってくるのを待ちました。

しばらくして、彼女が戻ってきました。

「どうやら。。。。。赤ちゃんが二人見えるのよ。私、この検診所に来て日が浅いから、どうやってあなたに伝えていいのかわからないので、今聞きに行ってたのよ」と若い検査技師。

「ハ~ッ!?」顎が床に落ちそうになった私。この私が双子を妊娠?頬が緩んで、リアクションが出てこない。

なんだかドリームジャンボが当たった気がして、超音波の写真をずーっと眺めながら家に帰って、夫が帰るのを待ちました。なんだかこんな大ニュースを電話で伝えるのもおかしい気がして、彼が帰るのを待ったのです。帰ってきてもきちんと話すチャンスを待って。

「で、今日はどうだった?」と一段落した夫。

「大丈夫だったよ。心音も聞こえてた」と、夫に超音波写真を手渡した私。

「フーン」かなんか言って、一応ケンの妊娠で胎児の写真には見慣れていた夫が目を通す。

ホラ、きた!と思った瞬間、夫の目が皿のように見開いた!!そりゃ、そうや。赤ちゃんが二人写ってるんだから。「Baby A」と「Baby B」って。



こうして双子を妊娠した私。それは2005年7月のこと。


翌年の春には、こんな赤ちゃんが二人我が家に来ました。



トモキは大仏様のような顔、ノアは体脂肪が全然なくて体中皺だらけの折れてしまいそうな新生児。新生児の双子の面倒を見ていると、2人目の余裕どころか、毎日が戦場。名前を考える暇すらない。だからこの二人は最初の一ヶ月は名前もなくて、「A」と「B」と呼ばれていたのです。

悪ガキ時代をうまく卒業して、今となっては、やる気満々の双子に変身。



2番目の子供は放っておいても育つというのは本当のことです。3番目は雑草みたい。図太いぞ~。

Thursday, July 08, 2010

夏、本番

突然、夏になってしまったバンクーバー。いつになったら夏が来るんだろう。。。と話していたら、今日、いきなり30度を超えちゃったみたいです。今年はちょっと遅かったかな。

ダウンタウンを歩く人々はかなり肌の露出が多かった。太陽が照ったらすぐに肌を出すところがバンクーバー人。日焼け後のお肌の疲れをかえりみないカナディアン。その点、アジア系女性はなかり気を遣っています。日本人もさることながら、中国系カナダ人の美白対策はぬかりない!いまだに、こういう女性を見かけるとジーッと見とれてしまうニホンジンここにあり。こういう人が昼間っからメルセデスやBMWの大型車に乗ってると、なんだか笑っちゃいます。名づけて、ダース・ベーダー・バイザー。



てなわけで、MacSaitoはけっこう夏モードがかかってきました。子供たちが夏休みに入ってしまったこともあり、かなり、気分的に伸びきっています。まだこの先1ヶ月、講義が続いてることなんかお構いなしに。長年飲んでなかった白ワインが突然美味しく感じちゃって~。こんなことではいけない。

先週提出した中間試験が戻ってきました。MacSaitoは重大なミスをおかしていた!問題を読み違えて8ページのペーパーを書いていた。我ながら感動する勘違いでございます。それでも一応まずまずの点数になっていたから驚き。てなわけで、今日は先生に丁重にお礼を言っておきました。「先生はとても寛大です」って。

それでは、今日は我がサイモン・フレーザー大学ダウンタウンキャンパスのご案内を。

ダウンタウンの観光名所ハーバータワーと一緒に建つこの建物は、いかにも都市の中の大学って感じのけっこう洒落たキャンパスです。そして私のようにバンクーバー市内に住む身には、隣町の山のてっぺんにそびえる本キャンパスまでてっくらてっくら行く必要がないところがすっげー嬉しい。

地上階から2階までは吹き抜けに。






図書館。ここは小さな図書館だけど、借りたい本は本館から送ってもらえます。



これはコンピューターラボ。


これは教室。


ESLのオフィス。英会話留学したい人は、ここで大学気分が味わえます。


窓から海を眺める風景。


静かに自習できるエリアはギャラリーにもなっています。


大学書店


恥ずかしくて人には言えないくらいこの大学に通っているMacSaitoも、いよいよ来年卒業見込み。そうなると、けっこう落ち込んだりして。。。新しいライフワークを探さなくては。

Monday, July 05, 2010

七夕

一足早く、日本人の友達家族と七夕をしました。

バンクーバーにもダイソーがあって、そこで七夕の短冊セットが売っています。4家族の子供たちが楽しく、見慣れない日本の七夕飾りの準備をしました。

ケンのガールフレンドのナユちゃんの短冊を見てドキッとした私。

「みんながしあわせになりますように」

1年生で早くもこの思い、どこからくるんだろう?こういう子にはケンも末永くお付き合いしてもらいたいわ~と願うカーチャン。

最近、書くことに目覚めたノア。「ボクもかきた~い!」と一生懸命書きました。


これを見たケン。「あっ、ノア、フって書いた。それから、トモキのとがひっくり返ってるね!」と感心。

そして、ケンの短冊を探しました。いったい、どんな願いごとしたんだろうと思って。母は少し期待しました。






テケテンテンテン。。。。。。



ウワッ、正真正銘の子供がここにいた。いいぞ~、1年生!!

Saturday, July 03, 2010

秘蔵の1枚


皆さん、秘蔵の1枚は持っていますか?

私のはコレ。それはアイルランドのバンド「ザ・チーフタンズ」。結成1962年。1995年発売のこのアルバム「ロング・ブラックヴェイル」ではすごい面々が歌っています。ステイング、ミック・ジャガー、ヴァン・モリソン、シニード・オコナー、ローリング・ストーンズ。いかにもケルティックというこぶしで(そう、コブシです)、魂に響きます。

アイルランドに行きたいな~。「汽車に乗って~、アイルランドのような田舎に行こう♪♪」。でもって、生ぬるいギネスでも飲んで。。。

このビデオは、すぐにわかりますね。スティングです。

Friday, July 02, 2010

1年修了

昨日、7月1日になってなんとなくちょっと一息。

今週で子供たちの学校が夏休みに。つまり、学年度末を迎えたのです。これから丸2ヶ月の夏休みは、子供たちといろんなことができるので少し嬉しいやら、家にいる時間が長くなることを考えると少し怖いやら。。。

ケンは無事にピカピカの1年生修了です。1年生からフランス語の小学校に行かせたのでどうなることやらと思ったけれど、子供の適応力はお見事。新しい学校は友達がすぐにできたので嫌がることなく行ってくれました。24人のクラスの中で、フランス語の幼稚園に行かなかったのはケンともう一人の男の子。最初は先生の話もチンプンカンプン。年度中は週に2度、ケンのように少しフランス語に遅れを取っている子供は特別授業を受けました。年度途中で2人の子供が英語のクラスに移動。それは親が決断したのか、先生が決断したのかわからないけれど、うちのケンはとりあえずフランス語で1年生を終えることができました。公立校でフランス語で授業を行っていて、しかも遅れている子供には特別授業を行うところはカナダの教育の良いところ。

学年度末にケンが持ち帰ったものはこんなもの。





いまだに私に理解できないのは、1年生の段階では教科書というものが一切ないこと。勉強はすべてプリント物。だから家に勉強道具も持ち帰らない。家に持ち帰ってきたのは、毎日、フランス語の薄い本を持ち帰り読むのと、毎週1度行われるフランス語の単語テストのプリント物くらい。それからノートも筆入れも必要なし。勉強はすべてプリント物で行うので、ノートは必要なし。鉛筆や消しゴム、クレヨンも学校から支給され、すべて教室に置いてあるので、家から持っていく必要なし。カナダ人の友達によると、義務教育では基本的にそういった備品も学校から支給されるとのこと。もちろん、学年が上がるにつれ、自分の文房具を持って行きたければそれはお構いなし。なので1年生に進級した時に用意した物はほとんどなし。日本だったらランドセルに、上履きなのでしょうが。そういった楽しみがなかったのは少し寂しかった反面、家計に負担をかけないところがカナダらしい。ニホンジン母にしてみると、この1年、カナダで子供を学校に通わせるにあたり、よくわからないことが多々出現。毎日学校までの子供の送り迎えは義務。で、低学年の子供は親が教室まで連れて行くのです。教室のドアは8時50分になるまで開かないので、子供たちは廊下に並んで待たなければならない。ほとんどの親はドアが開くまで子供と一緒に廊下で待ちます。それは、不必要な学校での事故や怪我には学校側が責任を取らないことからなのですが、親にしてみると、かなり大変。まして、共働きの親は子供の送迎のやりくりに悩むところが多いようです。学年末の先生への心づけも日本ではないよね。1年終わって、やっとカナダの小学校生活が見えてきた。が、頭を傾げることも多いです。

そしてカーチャンの方は、昨日、持ち帰りの中間試験をなんとか期限内にメール送信。なんだか肩の荷がおりちゃって、まるでカーチャンまで学期末かのような浮かれよう~。



来週から子供たちのサマーキャンプ開始。たくさん太陽と水を浴びて、雑草のようにニョキニョキと成長する3匹の子羊たちにちょっと期待しています。