Sunday, January 20, 2008

ショッピング・トリップ、、、越境編

なんと外国に行ってまいりました。なーんちゃって。だけど、一応外国でございます。ひょんなことから、日曜日を利用してスージーとケンと、お隣のワシントン州(アメリカ)のアウトレットへショッピングに行ってまいりました。

双子が生まれてからは私たちもすっかり出不精になり(ていうか、家族全員が乗れるファミリーカーがいまだないだけの話なのですが。ファミリーカーには程遠いセリカでどれだけ頑張れるか。。。)、ボーダー(国境)を超えるのは2年近くぶりのこと。今回はロバートなしでケンをアメリカに連れて行くので、とりあえずロバートに私がケンを連れ出すことを了承しているという内容の手紙を書いてもらい、アメリカの移民局に提示できるように持参しました。バンクーバーから車で南下すること45分ほどでワシントン州との国境に到着。最近はカナダドルがアメリカドルに負けないくらい強くなったので、ワシントンにショッピングに行くカナダ人が増えました。日常品を買うためとか、車にガソリンを入れるために行く人も多いのです。BC州で買い物をすると、2種類の税金で13%課税されます。ワシントン州は6%とこちらの半分くらいで、今はカナダドルが高いので、アメリカで買い物してもかえって安いくらい。で、ボーダー超えるために並ぶ車列は今日は軽いほうで、1キロ弱というところだったでしょうか。それほど待ち時間もなく、私たちの番が来て車をゆっくり進行させてアメリカ側の移民局オフィサーのブースへ。高速道路でお金を払うような感じです。ただ、私が日本国籍を持っているので、厄介なのは車を降りて移民局のオフィスに出頭して3ヶ月間有効の入国ビザを取らなければならないのです。移民局での手続きって、いつでも少しナーバスものです。私にはもちろん前科もないし、やましいところはないのですが、それでもドキドキします。オフィサーの腰元に差してあるピストルを見ると、少しびびってしまうし。カナダではもちろんピストルとは程遠い暮らしをしてるからですね。それに、オフィサーの中にもいろんな性格の人がいるので、権威をかさに着た言動をする人もいるし。というわけで、オフィスに出頭して静かに列に並びました。その時、オフィサーの一人が出てきて私のJAPANと書かれたパスポートを見るや、「日本はどこ?」と白人のおっさんに日本語で話しかけられました。そのオフィサーは前回同じ手続きでオフィスに出頭した際にも話した人で、かつて米軍の三沢ベースに勤務したという人。たしか、妻は日本人と言っていた。で、また同じ人だったのです。彼は丁寧に私に日本語で、待つ間これに記入しててねとビザ記入書を手渡してくれて、ホッカイドウはマイナス24度くらいになったね、寒いね、なんてニコニコ顔で話しかけてくれて、前回と同様とてもいい人という印象。そんな彼も私と話し終えてから、他の国からの男性には英語でけっこうつっけんどんに話してるのを見て、ちょっと得したかな!と嬉しくなった私。さて、今後3ヶ月間有効の入国ビザをもらい、ケンを連れてたことには何も触れられず私たちは無事アメリカ入国。国境からさらに1時間くらい南のバーリントンまでI-5というハイウェイを走りました。アメリカに入国すると、スピード表示がキロからマイルに変わるので、それにあわせて車のスピードも調節しなければなりません。

バーリントンにはGAPやCOACH、子供服のCarter、靴屋などいろんなアウトレットがあります。12時頃到着し、ランチをはさんで5時半まで、スージーと私はケンを連れて店から店まで渡り歩きました。このショッピング旅行もひょんなことから、数日前ダレンと話をしてた時に決まったのでした。ダレン曰く「スージーは日曜日に買い物に行きたいって言ってるけど、僕は行きたくないんだよね」と。そこで私が、「じゃ、あたしがスージーと行くから、あなた、ロバートと子守しててよ」で、すんなり決まった話だったのです。私にしてみれば、Win-win situationってやつ。考えてみればここ数年ゆっくり買い物に行く時間がなかったのね。興味がなくなったというのもあるけれど、小さな子供がいると、本当におちおち自分の買い物なんかできないのです。子供を持つ同業者さんならわかりますよね?ここ数年は10年前にイギリスで買ったジーンズ2本と、3年前にモントリオールで買ったコーデュロイパンツをとっかえひっかえ着用しておりました(別に体型が変わってないことを誇示してるわけじゃないって!ただ、旅行中でないとなかなかショッピングをする時間もないってわけで)。今日の成果は、GAPのカプリパンツ4ドル。パンツ3本とスカートで100ドルもしない。別のお店でジャケットとジーンズ。これまた100ドル以下。ケンには消防車の絵模様の黄色い長靴。

一応、カナダでは24時間未満、国を離れて帰国する際、持って帰れる物品は50ドルまでとなっております。今日私は200ドル弱の買い物。スージーも100ドルちょっと。満足して買い物を終えて、帰途に着きボーダーに到着しました。今度はカナダ側に入国手続きのために、カナダの移民オフィサーに出頭。質問されることはお決まりで、最初の質問は「カナダ人以外の人はいますか?」。そこでドライバーの私が「ジャパニーズでーす」と返答。「カナダに住んでるビザは?」「パーマネント・レジデント(永住者)」と続き、いくら分の物品を持ち帰るかと聞かれた際には私もスージーも本当のことを言いました。「タバコ、アルコールは?」と聞かれ、「ないです」というと、そのまま通されて、スムーズにカナダへ帰国。驚いたことに、オフィサーは私のパスポートすら見なかったし、持ち帰れる以上の物品を持っていたことも何も言われなかった。

というわけで、楽しかったワシントンへのディ・トリップです。いつものことながらボーダーを越えてカナダに戻ると、なぜだかホッとします。ワシントンもなだらかな丘に囲まれたのんびりしたいいところなのだけど、やっぱりアメリカにいるっていうだけで、どこか緊張する。カナダはとても平和だわ~。

また明日からいつもの生活が待っています。

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