Friday, January 23, 2009

バンクーバーのコミュニテイセンター事情

悪ガキツインズのプリスクールも3週目が終わりました。かなり新しい環境に慣れて楽しんでいる二人です。ただ、トモキは私がプリスクールの部屋を去る時「ママ、行かないで~」と涙ぐんでしまいます。ノアはジャケットを脱ぐなりおもちゃに向かって一目散にダッシュ。私が行ってしまうことすら気づいていません。日本の保育と比べて違っているなと関心したことがいくつかあります。トモキが泣くと先生は落ち着いてトモキに向かって、「Tomoki, you are sad, you are sad because your mummy is gone」と話すのです。つまり、泣いているhttp://www.blogger.com/post-edit.g?blogID=38564388&postID=8557077496348556024トモキに向かって「悲しいのね」という感情を教えているのです。日本の保育士さんなら母親が去って悲しくなった子供の気持ちを紛らわそうと、悲しい気持ちを別方向に持っていこうとするところだと思うのですが。プリスクールーの先生が「小さいうちから感情に気づかせるのはいいことだと思うわ」と言っていました。なるほど、そういう考え方もあるのか~と思いました。

実は私はツインズがプリスクールに行っている間、コミュニティセンター内のジムと図書館を利用しているのです。もう、コミュニティセンター様様!コミュニティセンターはケリースデールというバンクーバーの山の手地域にありまして、裕福なリタイアしたおじいさま・おばあさま、どんなビジネスをしてたらこんな巨大なお屋敷に住めるのでしょうと思うチャイニーズ系の人々、そしてフツーの人々がジムを利用しています。さすが暇とお金を持て余している住民が多いケリースデールだけあってジムは朝も午後も混んでいます。コミュニティセンター内のジムとは言っても一般のジムと同じマシンが揃っていて、シャワーまでついています。図書館はバンクーバー市立図書館の分館なので、そこで欲しい本が見つからなくても本館から取り寄せてもらうことができます。すべてオンラインでつながっているので、ホームページで欲しい本をリクエストして希望する分館でピックアップができる仕組みです。最近私はこの図書館でDVDの映画を借りています。今日借りたのは「レイジング・ブル」。デニーロもスコセッシも若かったねぇ!さらにケリースデールのコミュニティセンターにはプールもあり、ケンはこの1年ここでレッスンに通っています。ケンの年齢では1クラス30分、定員4人まで。10回くらいのレッスンで55ドルくらい。それから1980年にイギリスのパンクバンド・クラッシュがコンサートをしたというアイスアリーナもあり、ケンは今月からスケートのレッスンも始めました。これもスイミングと同じで、1クラス30分、定員4名までです。アリーナでスケートとヘルメットのレンタル(2ドル)ができ、ケンはビギナーレベルで、スケートをはいてアイスの上を歩くところからやっています。インストラクターのお兄さんがアイスの上にマジックペンで線を引き、子供達はその線を辿ってペンギン歩きをしていますが、これがまた楽しそう。スケートの上手なティーンエージャーたちがアシスタントとしてアイスの上を滑っていたり、小さな子供達のヘルプをしてくれます。こうすることで小さな子供たちも励みになるよね。さすがホッケー(カナダではアイスホッケーとは言いません。発音が早口で「ハッキー」って感じ。)が国技というだけあり、ケンのキンダーガーテンでもすでにホッケーを習っている子がいてスケートもスイスイできる男のが何人かいます。

さらにコミュニティセンターでは赤ちゃんからシニアまで対象のいろんな講座が毎日行われているのです。コミュニティセンターはバンクーバー市内のあちこちに点在していて、地域に住んでいる人達が低料金で気軽に利用できるようになっています。

ジムでワークアウトをして図書館に寄ってツインズのプリスクールに戻ると、さっきは泣いていたトモキも楽しそうに遊びに夢中になっています。我が家では大げさに嘘泣きばかりのノアがじっくりと集中してパズルをやっている姿には、この違いはなんなのぉー!?と首を傾げてしまうし。かわいい子には旅をさせろで、外に出すことはとてもよい刺激と社会性への目覚めでよかったと思うこの頃。こうして子供たちも少しずつ手がかからなくなってゆくのかな。

こちらはオマケ。

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