Wednesday, July 25, 2007

ケン、歯医者へ


ケンを初めて歯医者に連れて行った。

予約を取った時、初めての子は嫌がるので、お母さんが家でゴム手袋をはめてマスクをして、少し歯医者ごっこ的なことをしてウォームアップをしてから来るといいと言われた。そんなこともあって、初診は、歯を数えるくらいのことと思って来てね、と言われて、私もそれなりに覚悟して行った。診察椅子でバタバタもがくケンを想像して、どんなことになるのだろう、、、と少し心配しながら。

すべてをウエストサイドのブロードウェーですませている私ではあるが、イーストサイドのコマーシャル・ドライブに料金が割安で子供にとても優しい小児歯科があると聞いたので、今回は越境してイーストサイドへ。ケンの幼稚園が終わってから向かう。これまた、幼稚園が終わってからなので、疲れているのでぐずられるのか、、、と覚悟もの。ケンはよく私と一緒にドクターのところに行くので、今日は歯のドクターのところにいくと説明し、車の中で、歯医者さんに行ってシールをもらおう!と、物でつろうとママなりの努力をしてみる。

さて、久しぶりに行くコマーシャル・ドライブはいつも通りのカラフルで活気に満ちた雰囲気で、なんとなく元気にさせられる。ここ1週間雨だったので、子供たちが公園で元気に遊んでいる姿や、ファンキーなお店や行きかう人々を見ているとなんだか生きている感じがする。やっぱり、ウエストサイドとは違う。とくに、今私たちが住んでいるのはベンツ、BMWが当たり前の「見栄張り界隈」なので。生活を感じさせてくれる人々やエリアにホッとする。

歯医者さんはコマーシャル・ドライブのど真ん中にあり、偶然にもトルコ料理の美味しい「ライム」の向かいだった。なんだ、ここにあったのか、と思った。診察椅子に案内してくれたおばさんは、フレンドリーで日本語を上手に話した。実はフィリピンの人で、カナダに移民する前、日本で歯科衛生士の学校に行ったとのこと。とても感じのいい人で、ケンに日本語で「お名前は?何歳ですか?明太子は好きですか?」なんて聞いてくれて、心がかなり和んだ感じ。そして椅子に座ったケン。椅子が上に下がったり上がったり、リクライニングになるのに気をよくし、明るいライトから目を保護するためにかけたサングラスで、もう嬉しくて仕方がないというところ。ドクターも優しいお姉さんで、「じゃあ、歯を数えようか」の言葉に、ケンも嫌がることなく大きく口を開けて協力的。レントゲンを撮り、フッ素をかけてもらって最後までニコニコで無事終了。ごほうびのシールをもらって大満足のケン。帰りは、歯医者の隣の公園で少し遊んで帰る。

まとめ保育が始まり、ケンの成長が著しいこの頃。トモキとノアへのいたわりの気持ちを見せるようになったし、ご飯もしっかり食べてくれるし、どんどんと頼もしいビッグ・ブラザーになってくれている。

ところで、あの二人はというと-カナダでは、乳児から歯医者に連れて行くようにとドクターが薦めるけれど、じっとしてられない今のトモキとノアを歯医者に連れて行くなんて、今のところまったく考えられない!

2 comments:

orange said...

こんにちは~。「明太子は好きですか?」にはウケました。一体どこからその質問が!子供の頃、歯医者さんってやっぱり怖かったですが(とくにあの音がね~)やっぱり、上手に観てくれる歯医者さんって貴重ですね。見つけられてラッキー!

Anonymous said...

オレンジさん

そうなんです。いきなり明太子なんて言われて、私もゴックンとよだれが出そうになりました。それに、「北海道といえば、ホワイトチョコレートよねぇ」とも言われて、日本の食生活にかなり造詣の深いおばちゃんで、一瞬、日本の食べ物がとても恋しくなりました。