Saturday, November 06, 2010

当たったらどうする?

ケツカッチンが続くMacSaitoのこの頃。もっとスローダウンしないといけないな~。

最近のニュースで、一躍カナダのトップニュースになってしまったノバスコシアののどかな田舎に住んでるこの老カップル。11.25ミリオンドル(日本円で9億円ちょっと)をロットーと呼ばれる宝くじで当てた二人。ノバスコシアでつましく暮らしているおじいちゃんとおばあちゃん。


それが、配当金の2パーセントを自分たちの手元に残しただけで、あとは身内と慈善団体にすべて寄付してしまったそうなのです。宝くじに当たったのが今年の夏。最近の写真では、78歳の妻は抗がん剤治療の副作用で髪の毛が抜け落ちています。宝くじが当たった後も、前と同じ質素な生活を続けていて、古い車をそのまま乗り続け、留守番電話も電子レンジもない暮らし。二人が出したコメントは「自分たちの生活は満ち足りてるので、これ以上なにもいらない」とのこと。ちょっとやそっとではできない決断を、この二人は見事にやってのけました。

夫と一緒に「すごいよね~」とかなんとか話しながら、もし自分たちがこの立場になったらどうするかと話してみた。多分、私だったら3億円くらいは手元に取りたいな~なんて思って。今、不動産バブルのバンクーバーでは、まともな家が欲しかったら1億以上が相場。マジよ、マジ。で、子供たちの教育費もどんどんかかってくるので、3億を手元に置くのがいいかな~。寄付するなら、私は人権保護団体。アムネスティとか、平和活動団体へ。教育にも寄付したい。夫は、環境保護に寄付するそう。それから、ガン研究基金にも寄付をして。あとは、あちこちで素晴らしい活動をしている人々の話を聞いて、それでどこに配るか決めたい。

な~んて、取らぬ狸をちょっとしてみた。折りしも今のバンクーバーはマイホームを手に入れたとしても、ローン返済にあくせく働いて一生かけてやっと返せるかどうかってところ。

ここ10年近くバンクーバーの不動産は上がるばかり。ここ数年のバブルで、お金と物質を手に入れて、自分達の生活を守ることに躍起になっている人々が多い中、この老カップルの決断は目からうろこでした。

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