Tuesday, November 09, 2010

新聞が面白い。



カナダの新聞といえば「Globe and Mail」。もちろん、バンクーバーには「Vancouver Sun」があり、トロントだったら「Toronto Star」とか色々あるけれど。聞くところによると、欧米は新聞の販売数が日本と比べると相当低いようです。Wikiでチェックしてみたら、讀賣新聞が発行部数1000万部を超え世界最多とあります。なるほど。カナダではとにかく新聞購読が少ない。み~んな、ネットでニュースを読んじゃうから。我が家も新聞なんて購読してないし、友達でも新聞購読してる人なんていない。欧米では新聞はお金を払って買わない時代になってるのです。

新聞を購読してない我が家に、ここ3ヶ月ほど、プロモで「Globe and Mail」が配達されました。毎朝、玄関ドアを開けて、ドアマットに無造作に置かれた新聞を取り込むのが日課になったMacSaito。ここは何事にも大雑把なカナダです。日本と違い、新聞は各世帯の郵便ポストに差し込まれるのではなく、郵便配達さんは玄関から数メートル離れたところから、新聞を玄関ドア目がけて投げつけるのであった。

しばらく読んでいなかった新聞紙面はすごく面白かった。写真が多いし、色がきれいだし、1回の新聞も数部の構成になっていて、毎日読むこと豊富。クロスワードパズルや数独(実はMacSaito暇つぶしにやることが。。。)も充実。ニュースの捉え方も面白い。ちょっと辛口も利いてて。







んで、MacSaitoが好きなページは死亡広告ページ。写真付きで、時には、見ず知らずの会ったこともない人の人生がわかるような気がすることがある。1923年にギリシャのどこそこで生まれたおばあちゃんが、流れ流れてカナダで生涯を閉じるなんてのは移民国家のカナダでは違和感なし。


こんなに新聞が面白いものなんだと気づかされたこの3ヶ月。プロモが終了してからは、我が家の玄関ドアには新聞が配達されなくなりました。読み応えありありの新聞だけど、MacSaitoと一緒に暮らすあの人は毎日新聞を読む時間がないので、プロモが終わる直前に新聞購読勧誘の電話がきたけれど断ってしまいました。

世界のニュースがネットで読める時代。MacSaitoが面白いと思うのはイギリス誌の「The Guardian」。世界ニュースを大国の政策に反する冷静な視点で書いているところがMacSaitoは好きなんでございます。

3 comments:

Anonymous said...

新聞、TVをはじめとした日本のマスメディアは、ここ数年、世論誘導の情報操作が溢れ目を覆うばかりです。
自分も最近、長年読んでいた新聞の偏向報道に呆れ、購読を中止しました。

最近はネットのニュースと信頼のおけるジャーナリストの書いた記事の掲載されたメディアしか見ないようになりました。

見せかけの民主国家日本、あの国よりタチが悪いのでは・・カナダが羨ましい。
そうだ!名寄新聞を読もう!

orange said...

そういえば新聞購読している人、あまり見かけませんよねー。ウチもたまーに「買ってみる」ぐらいで。

実は私も死亡広告ページ読むの好きなんですー。良く読むのはNorth Shore Newsのなんですが。様々な人の出自、人生、そして家族がどれだけその人を愛していたかを窺い知れる、興味深い欄ですよね。

Ms. MacSaito said...

匿名さん、私が敬愛するジャーナリストはジョン・ピルジャーです。検索すると色々出てくるのではないかな。カナダのナオミ・クラインもいいでぇ~。読んでや。カナダもね、メディアを信じて疑わない保守派は多いので、左翼の私は窮屈になる時もあります。名寄新聞もよかったし、「三七A通信」も今考えたらありゃすごかったよ。情熱がこもってたよね。

オレンジさん、あなたも死亡広告マニアだったんですね!ガハハ。