Saturday, December 29, 2007

癒しの森へ

年の瀬もぐんぐん押し寄せてきて、2007年も後戻りできなくなってしまったこの頃、クリスマスも無事に終わったし、車もぶつけなかった、あー良かった、、、なんて思っていたところ、昨日、事件が起きてしまいました。

昨日の朝は3人のボーイズがキャッキャッ騒ぎながらキッチンでぬいぐるみを投げて遊んでいて、私はティーポットで紅茶を淹れてる間、ちょっとだけキッチンから離れただけだったのだ。もちろん、事件というのはそういう時に起きるんだけど。キャッキャッと弾んでいた声が泣き声に変わり、キッチンに戻ってみたところ、紅茶のポットは床に落ち、泣いているとん太郎を抱くと服が濡れている。アーッと気がついた時にはもちろん時すでに遅し。左肩から腕にかけてびしょ濡れ。急いでシャツを脱がせて腕に水をあてる。すぐにとん太郎を連れて、向かうはUBC Hospital Urgent Care Centreへ。うちから近くにChildren's Hospitalもあるけれど、ここはERに行くと3時間は帰ってこれない。平均して待つこと2時間。なので、命に別状がない場合は待ち時間の少ないブリティッシュ・コロンビア大学付属病院がいいということを聞いていたので今回は迷わずそちらに連れてゆく。受付をすませるとナースが出てきて、「今日は混んでるのよ。少し待つことを覚悟しといてね」と言われる。それも仕方ないかと思って待合エリアに座ったところで早くも診察ルームに通されて、ドクターがすぐに診察してくれる。第2度のヤケドだけど、ひどいものじゃないし、毎日化膿止めを塗って化膿しないようにすれば2週間後にはよくなること、痕も残らないだろうとのこと。ドクターが去り、待つことを覚悟しててねと言ったおばちゃんナースが包帯、ガーゼ、クリームを持ってすぐに処置に来てくれる。私は、親の不注意でとかなんとかと責められるのを覚悟していたら、「子供が小さいと、こういうことって起きるのよねぇ」と同情的に言ってくれたナースのおばちゃん。しかも、今日はいろんな菌を持ったお年寄りの患者さんが多いので、抵抗力の低い小さなとん太郎に風邪やらツベルクリンやらなんやらが移らないように配慮してくれて、とん太郎を優先的に診てくれたことを教えてくれて、とても感謝。とん太郎の腕も水ぶくれが痛々しいながらも、機嫌もよく、ぐるぐると包帯で巻かれた肩から腕にかけて(ハローウィーンのパーティでミイラのコスチュームで現れた友達を思い出してしまった。こんな時にそんなこと思い出すなっつーの!)、長袖シャツが守ってくれてるので触ったり掻いたりしないので安心。

我が家からUBCまではマリンドライブを一直線に行くだけ。UBCはとにかく広い。大学敷地に入ってしばらくはゴルフコースや森やらでキャンパスの建物にたどり着くまで車で100キロで飛ばして5分くらい。病院に向かった時には目に入らなかったマリンドライブ沿いの森が曇った空にマッチしていて森の中から妖精が出てきそうな感じがした。

今日もとん太郎を連れて再診に。とん太郎の腕は肌の色が赤黒くなっていたけれど、快方に向かっているとのこと。マリンドライブで車を止めて片時、太平洋を眺める。明日もまた病院に行くけれど、あの森がとん太郎のヤケドと年末でエネルギーを消耗している私にヒーリングパワーを送ってくれてるような気がする。

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