Monday, May 24, 2010

「ノー」と言えないニホンジン。

カナダでは3連休2日目の昨日、アミューズメントパークの「Playland」に行って来ました。なんせ50ページの要約課題に焦っている私、あまり遊びに出かけたい心境ではなかったのですが、夫の「課題はボクがなんとかするよ。だから一緒に行こう」という一言に「ノー」と言えなかったニホンジン。でもよくよく考えてみて、夫が私の課題を何とかしてくれるという一言もスゴイ。自慢じゃないが、英文で書かれた学術論文の読解力には苦労しまくってる私。こんなことなら、これまでの課題を全部夫にやってもらっておくんだった。そうしたら掃除も洗濯も料理も手抜きしないですんでたのに。これほどまでに焦って勉強していたこの何年間、あれは何だったんだと思えて仕方がなくなってきた。あと残すところ3コースで大学卒業だけど、なんでもっと早く「課題はボクがなんとかするよ」って言ってくれなかったのよ!と逆切れしたくなる、相変わらず本末転倒の私。

小さい人用の乗り物もたくさんで、子供たちは大興奮。ケンは子供用のジェットコースターが大好きで仕方ない。夫に似て、ジェットコースターでグルグル回るのが大好きなケンとノア。私とトモキはなんでこんなのに乗ってしまったんだろうと後悔しながら、グルグル回ってる間ハンドルにしがみついて、地面に足が着くと二人でホッとするタイプ。そして、我が家でアクションいっぱいの楽しいアクティビティに行く時には、スーパーナニーのディディが必ず登場。アクション派の夫と対等になんでもやってのける男勝りの彼女は、私がいない時には子供たちの代理母で、夫がいない時には立派な代理父になってくれるのです。しかも、ディディのホンダCR-Vでドライブするとスリル満点はうけおい。

せっかくPlaylandに来たんだからと、夫とディディを大人用のジェットコースターに送り出した私。Playlandには昔ながらの木製のジェットコースターと近代的なジェットコースターの2機がある。人気なのはスピードとスリル満点の木製ジェットコースター。しばらくして二人がジェットコースターを乗り終えて満足して戻ってきました。



次の瞬間には、「せっかくだから、あなた達、二人でデートにジェットコースターに乗ってくればいいわよ。子供達は私が見てるから」とディディからの後押しで、気がついたら、木製ジェットコースターに座っていた私と夫。ハンドルバーを膝におろして、いざスタート。なんだか言われるまでに何も考えないでジェットコースターに座ってしまったけれど、意識が我れに戻った時にはゆっくり動き出していた。「待てよ!」と思った時にはもう遅い。またしても「ノー」と言えなかったニホンジン。車両が頂上に到達してから、コースターが止まるまで目が開けられなくて、ずっーと固く目を閉じていた。一体、あの地獄に落ちて、また上り詰めてドカーンと落ちるあのコブは何個あったっけ。髪は逆立ち、心臓は飛び出そうに。これまでの人生で、陣痛・分娩に次ぐ、後戻りのできないおっかない体験。地面に足を下ろした時には、「もう絶対あんなものに乗るものか」と誓った私。

皆さ~ん、「ノー」と言えないニホンジンは損をします。

ジェットコースター、おっかない~。

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