Tuesday, May 18, 2010

グレツキーの再来

我が家情報更新。ケンが念願のホッケーを始めました。6歳のケンにしてみれば、待ちに待ったこの時。オカーサマにしてみれば、伸ばしに伸ばして、後伸ばしにする口実が底をついたがために始めた恐るべきホッケー・ライフの幕開け。ついに、我が家にドカーンときました。

一応、周りと話が合わせられるように表面的なホッケーの話題はキャッチしている私でも、子供がホッケーをするとなると話は別。早朝練習や週末のゲーム。親は子供にしてみればホッケー行脚のお抱え運転手。それに、防具(あっ、晴美さんに舌打ちされる。防具じゃなくて「イグィップメント!」と)が高い。だいたい、スポーツするのにどうしてヘルメットやパッド、首周りにもプロテクターを着けなくてはならないんや!日本のあの粋な国技のように、スポーツはシンプルでいきたい私。

防具はピンからきりまで。初心者のケンには、カナディアンタイヤで防具一式が入ったセットを購入。体はぐんぐん大きくなるんだから、防具は毎年新調しなければならない。それを考えると恐ろし~。



あの果敢に見えるジャージーの下はこんなふうになっている!胸当て、肘当て、膝当て、パッドのきいたショーツ。ここまでのダメージ100ドルほど。

でも、これだけではホッケーはでけへん。そこで、これも購入。


新品のこの物は100ドルはするので、中古のスポーツ用品を売ってるお店で、ほとんど新品に近い物を購入。35ドル。いいぞ。なんだか形ができてきた。ここまで着るとトランスフォーマーに見えたケン。

そして仕上げに必要なのは。。。

まず、ジャージー。

写真のようなカナックスジャージーは安くて60ドルくらい。そこで、買い物通が行くスポーツ店で無印ジャージーを3ドルで購入。コレを見つけた夫、エライ!

最後にソックス。ソックスは6ドル。どう考えても、3ドルのジャージーが渋い!



スケートとスティックは昨年購入済み。

すると、一丁前にこんなプレーヤーの出来上がり。


初日の練習は楽しくて仕方がなかったケン。ビギナークラスでちびっ子達20人くらいの中で果敢にスケートを滑るケン。体はどう見ても小柄。ほとんどのちびっ子達はカナックスのジャージーを着て、ベンチから見るとえんどう豆のサヤから出てきた豆みたい。誰が誰だかわからない。が、我がケン様の無印ジャージーはどこから見てもよくわかる!しかもスケートも誰よりも早く滑るので、レッスンの最後にコーチから「もう一つ上のレベルに移ってね~」だって。

どうしよう~。最初からこんな出だしのホッケー。この先、オカーサマは運転技術を磨くことになるかもしれない。お隣のティーンエージャーのホッケー選手を持つオカーサマ。「ホッケー選手になったら、当たれば大きいわよ!」だって。競馬じゃないんだから~。うちのケンは超ダークホースですな。まず、母親がホッケーと無縁の日本人というところでハンディ。しかも体も小さい。だけどスケートは誰よりも速い。うーん、日本人の血を引くなら、フィギュアスケートの方が向いてるような。。。北海道出身のオカーサマの息子なら、帯広にスピードスケート留学もいいかも。

恐るべし6歳、グレツキーの再来、ここバンクーバーに登場。たしか、グレツキーはオンタリオ州出身、今のNHL界を引っ張るクロスビーはノバスコシア州出身。ここでブリティッシュ・コロンビア州出身のスターの出現が欲しいところ。それって、うちのケン様?ケンが大人になるまで、王子イーグルスには廃部になってほしくないなぁ。

それにしても、平日の真昼間に子供をホッケーの練習に連れてくるダディ達。一人二人ならともかく、15人くらいもそうだったりすると、この国のホッケーへの感情がよくわかる。うちの仕事優先のダディは相変わらずカチャカチャとキーボードを叩いています。

3 comments:

orange said...

おっ!ケンちゃんなかなかとってもサマになっているではありませんか!しかもあっという間に昇格とは、グレツキーの再来も夢ではないかもしれませんね。

しかし、恐ろしい・・・そう、我が家にもムスコがやって来るということは・・・ウチの、ホッケーに全く興味がないカナダ人も、生まれるっていうかできる前から既に「チームスポーツの送り迎えはしないから」と宣言してしまっているのです。

やっぱりオカーサマのハンドルさばきにかかっているのでしょうか、少年の未来は・・・?

(まぁあと何年も先の心配ですが・・・)

me said...

山椒は小粒でピリリと辛い、そんなプレイヤーになってください。ケン様。

Ms. MacSaito said...

オレンジさん、子供ができると自分の意と裏腹に行動範囲が広がるですよ。少しでも時間を節約するために車ばかりになるかも。うちなんて、手はハンドルさばき、足では必死に漕いでいます。いつも自転車操業のクレージーなファミリーです。

Meさん、我が家の山椒一粒は三度おいしいです。