Wednesday, January 26, 2011

気づき

ティク・ナット・ハン師がこの夏、バンクーバーでリトリートを開講することを知って心が動きました。時期は8月の中旬。日本に行ってる時期なので、今回はあきらめるしかありません。

ティク・ナット・ハン師との出会いはもう何年も前に読んだこの本。



1ページめくるたびに心が休まり、なんだか瞑想しているような気分になりました。自分に言い聞かせたい部分には線を引いて。この本を読んでいたら、過去に起きたことに怒りを抱いていたり、何かを怖がっていたり、どうしても許せない思いで固く握り締めていた拳を、恐る恐る開いてみたくなりました。それはまるで、川に放り投げられて、アップアップ溺れそうになっていた時に、背中を水につけて、目を開けて上を向いて、ゆっくりと手足を広げてみたような気分。

そうしたら、自分の中からポカンと何かが抜けて、心がすごく軽くなったのです。自分の中で必死にすがろうと意固地になっていた何かを解き放したあの感覚。たまらなかった。

迷った時は、まず深呼吸。そして解き放すのです。もう痛くない。

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