Monday, April 11, 2011

MacSaito、吠える。

最近ツィッターを始めて、日本が少し近くなりました。ログインすると日本の各方面の方々のツィートが読めるからです。皆さん、どんどんつぶやいてください。

で、今日の孫さんのツィート。ネット規制強化法案閣議決定に抗議して今後3日間ツィートをやめるって。孫さんが3日間ツィートをやめたところで何になる?というのは置いといて、この法案はとても危ない。ネット規制強化法案=コンピューター監視法案とは、捜査当局が裁判所の捜査令状なしでインターネットのプロバイダに特定利用者の通信記録保全を要請できるようにするもの。これって、日本国憲法が認めている言論の自由を無視した法案です。

もう一度読んでみましょう。
日本国憲法 第21条は、日本国憲法第3章の条文の1つであり、集会・結社・表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密について規定している。
1. 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2. 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

こんな変な法案ができてしまうと、日本はどんなふうに変わっていくのでしょうか。

すでに欧米では影響が出ています。数ヶ月前にイギリスで起きたこと。会計士の青年がイギリスのある都市から乗ろうとしていたフライトがキャンセルになった。怒った彼はツィッターに「あー、飛行機を爆破してやりたい」と書きました。もちろん、彼はフライトがキャンセルになった腹いせで書いただけ。実際に爆破させようなんて思ってもいなかった。そのツィートを当局がキャッチ。彼は逮捕されて、職を失いました。そう、つぶやきやブラックジョークで逮捕される。

ウィキリークスも、尖閣諸島ビデオ流出問題もこれと同源。両者とも「政府」がどれだけの真相を国民に伝えていないかを別手段を使って公にしただけのこと。国民には、当然知っていなければならないという権利があるのです。両者の行為からわかるように、国民は知って当然のことを知らされていないのです。国民が知らなければいけない権利を隠す政府。私たちには知らされていないことがありすぎる。今回の法案は、「政府」が知られては都合の悪いことを公にしようとする人々や機関を抑えるためにでっち上げたものです。しかもこの法案が閣議決定されたことをググッてみたけど、メジャーなメディアは全然取り上げていない。私にはそれもすごくおかしい。この法案さえも国民の知らされていないところで事実にされてしまった。とは言いながらも、なんせ日本に住んでいないMacSaitoですので、皆さんからの意見を歓迎します。こういった風潮は日本だけでなく、先進国で徐々に進んでいっているので驚きではありません。だけど今、ここできちんとしておかなければこの風潮はどんどんと幅を利かせていくようになります。進行の遅い癌のようなもの。気がついたら全体に広まっていて手遅れ。

この法案ができたことを知り、ある言葉が頭に浮かんだ。

「ファシズム」。

なんて言いながらも、これからも私はつぶやいていきます。

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