Tuesday, April 26, 2011

Macsaito的、キャンペーン

5月2日のカナダの総選挙がどんどん近づいてきています。またもや保守党が優勢。これ、カナダの選挙システムがすごく悪い。主だった政党は保守党、自由党、NDP(国民民主党)、ブロック・ケベック党、グリーン党となってるけれど、保守党以外の野党への投票で票が分裂、そのために保守党が優勢になってしまう。有権者の第2候補順位も集計すると、保守党は人気がた落ち。比例代表制のような民意を反映した投票システムにもいまいちこぎつけないカナダ、最近ちょっとMacSaito的にはいけてない。

MacSaitoはカナダの市民権を取得していないので、選挙権がないのです。もう10年以上も住んでいて税金も払ってるし、カナダ国籍の子供を3人も育ててるってのに、MacSaitomの個人的意見は反映されない選挙です。それでこの時期、保守党、自由党とも、カナダの市民権を取得しているニュー・カナディアンと呼ばれる移民からの「エスニック票」争奪戦に躍起。党首さんたちはこんな時とばかり、「ニーハオ」とか言って、インド料理を食べに行ったり、うまい言葉でエスニック票取りにカナダの大都市を遊説しています。

保守党政権にうんざりのMacSaito。かといって、投票権がない。カナダ国籍を取得すれば投票できるけれど、二重国籍を認めていないのは日本国。うーん、難しい選択なんです。てなわけで、この時期、MacSaito的に保守党のほめ殺しキャンペーンを展開しています。

先日、久々に友達と集まったBBQの席で、保守党支持者の友人キースに「ねぇ、保守党に入れるの?人権とか環境は大切だと思わないの?」と、キャンペーンを展開。キースは、外資系金融機関の証券ブローカー。モーガンだったかゴールドマンだったか、あたくしにはどうでもいい名前なんですけど。彼的には、あたくしのイノセントなキャンペーンに苦笑交じりのリアクション。

さて、カナダの保守党政権が人権をどう扱うか。昨年6月にトロントで開催されたG20サミットのビデオより。静かなプロテスター達を警察がどう扱ったかに注目。このサミットに先がけて、カナダ国民の知らないところで、警察は民間人に対して職質だけじゃなく、不審に思える人々を逮捕できる権限を与える法案が可決されていました。そして逮捕者は1,100人以上。このサミットでは10億ドルとも言われる莫大な税金が警備費に使われました。



つまり、保守党政権は、私の税金をこんなふうに使ってた。同じ税金の無駄遣いなら、暴力より道路工事に使ってもらいたい。

言論・表現・集会の自由が奪われるということは、著しい人権侵害に発展します。

そんな意味で、私はウィキリークス支持者なんです。が、あたくしも、もっと性格を丸くしなきゃいけないでしょうかね。

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