Sunday, November 15, 2009

あれから20年

ドミノが倒れましたね。ライブで見たかった。感動を分かち合いたかったものです。だけど、毎日こうやって子供達を追い掛け回してると(子豚の群れをこっちこっちと誘導するマッド・カウ)、テレビニュースなんてまーったく見なくなりました。本当、テレビほとんど見ません。だからコマーシャルを見て、あっコレ買わなきゃ!とか、オバマ大統領があー言ったこー言ったとか、そういう惑わされる情報が少なくて、それはそれでいいのです。

今ではテレビで見逃すとYou Tubeで探せばいいや!って思える時代。テクノロジー様様です。



20年前、あたしもオネーチャンしてました。ある日、丁度この時期、地下街を歩いていて偶然高校時代の同級生に遭遇。多分、高校を卒業してから数年会っていなかったはず。高校時代は太っていて、髪もちょっとグリーシーで全然いけてなかった彼。男の子の友達はおたく系、女の子からはパシリ的に使われてたような。だけど、彼の歴史の科目に対する意気込みは並々ならぬものがあったことを覚えています。「世界史ってのは、重箱の隅を突っつくようなそんなもんなんだよ」って力説していた彼。そんな彼とばったり出会って、もともと太っていた彼は長めのモコモコしたコートを着込んでさらに太って見えたような。だけど、話し方にはすごく自信がみなぎっていました。なんでも、東欧一人旅から帰ってきたばかりということで、共産主義の崩壊をその目で見てきたと。そうかぁ、海外一人旅、しかも東欧。よかったね、やったね、となんだか自分ごとのように嬉しくなったオネーチャンでした。

あれから20年。彼の名前をグーグルで探ってみる。あまりたくさんいる名前ではないので、すぐに検索に出てくる。どうやら金沢の高校で史学を教えているらしい。あたしは思わず微笑んでしまった。20年前と変わらぬ情熱で生徒達に教えてるんだろうなと想像がつく。

そんな感慨にふけりながら、ロバートにドミノが倒れたよねって話をしてたら、「そういえばベルリンの壁の一部持ってるんだよ。どっかの箱に埋まってるはずなんだけどな」と。ロバートは壁が破壊された翌年にベルリンに行ったそう。彼の思い出の当時の東ベルリンはとてもどす暗かったそうで、きれいな花が咲き誇る西側とは全然違っていたということ。

あれから20年、歴史は刻々と刻まれている。あたしもいつか死んで、それでも歴史は続いていく。それはそれでいい。それを考えると、宇宙の偉大さを感じる。なぜだ?

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