Wednesday, November 18, 2009

ここバンクーバーの我が家の近くに「SAKANAYA」という小さなお店があります。今住んでるところに引っ越す前、たまにこの店の前を車で通るたび、ここはどんなお店なのだろうと思っていました。ここに引っ越してきてこのお店に行ってみると、なんのことない日本の魚屋さんでした。バンクーバーには他にも、「肉屋」という肉屋さんや「洋食屋」という洋食屋があります(ここのカキフライ定食は旨い!)。なんてわかりやすい店名でしょう!

昨日、魚屋さんに行った時のこと。このお店の定員さんは日本人のおばさん(えっ、あたしもって?)、日本語を話す日系カナダ人のオネーサン2人、オニーサン1人が働いています。昨日は日系カナダ人のオネーサンが二人働いていました。お客さんは日本人のオバチャン1人。お刺身や魚の入ったガラスケース越しに、このオバチャンとオネーサンが会話をしていました。オバチャンはベラベラと日本語で話しかけ、それに対してオネーサンは英語で答えているのです。それで会話は完璧に成立!よく見ると二人は似ている。

「もしかして、オカーサン?」私はオネーサンに言いました。「そうです」と彼女。

「うちも小さな子供が3人いて、今のところ日本語で話してくれるけど、将来こんなふうに会話するんでしょうかね」と言うと、

「そうよ、いつもこんな感じ。お互い話す言葉は違っても、一応きちんとわかりあってるの。それにね、4年生くらいから母子の会話なんて1日30分くらい。もう遊びに夢中で。帰ってきたと思ったらすぐ出かけるし、週末は泊りがけで遊びに行くし、日本語学校もやめちゃうし…。」とお母さん。

「それにしても、日本語が上手だよね」と私が言うと、「ドラえもんで覚えたのよ」とお母さん。すると娘さんの方が、「ちがうよ、お笑いのテレビ!」と。

なんだか、数年後の我が家の母子の会話が見えてきたような気がしました。あらためて、日本語継続の難しさを実感。ケンは小学校でたくさん友達ができ、そこでの会話は英語。なのでこの頃の英語の話し方は、どこで覚えたの~?という言い回しも出てきました。この前なんか弟二人に、「Hey, guys! Cut it off!(お前ら、やめろよ!)」と。私とロバートは開いた口がふさがりませんでした。兄弟間の会話も英語が増えてきました。

日本人カーチャンはこれからも頑として日本語で通していきますとあらためて思いました。そっか、お笑いかぁ、魚屋からの帰りがけ、日本からお笑いビデオを送ってもらわなきゃと考えていたところです。

ところで私のお笑いって、明石家さんまで止まってるのですが。

No comments: