Thursday, November 05, 2009



年に一度の一大イベントのハロウィーンが無事に終了しました。今年は前日まで雨が降っていたので、土曜日の夜子供達がトリック・オア・トリートに出かける時も雨が降っていたらどうしようと思っていたところ、土曜日は朝からすがすがしい秋の1日に!みんな、普段の心がけがいいんだよ。

まずは午後4時に近くの商店街でトリック・オア・トリートのキャンディを配るというので、双子を連れて出かけてみました。ケンは土曜午後は日本語学校です。グランビル・ストリートに面した商店街にはスターバックス、セブン・イレブン、動物病院、カイロプラクター、スパ、保険屋、古本屋、チャイニーズのおじさんとおばさんが経営する八百屋、デイリー・クィーン、サンドイッチ屋さん、歯医者などいろんなところが店を出しています。写真にもあるように、ウィンドーにパンプキンのシールを貼ってるところがトリック・オア・トリートに参加してるので、子供達はそのシールを探して次から次へと店舗を変えて足を進めました。小1時間歩いたところでバスケットはいっぱいに、双子は大満足!

そしてケンも日本語学校から帰り夕食をすませて、日が暮れた頃にトリック・オア・トリートへいざ出陣。子供達は朝から「まーだ?まーだ?」と楽しみにしていました。ハロウィーンの風流なところは、前日までなんでもなかった家がハロウィーンの午後あたりから次々とジャック・オー・ランタンを飾り、不気味なデコレーションを出すことです。我が家のご近所も出てる出てる。お隣さんのティーンエージャーが作ったジョーズのジャック・オー・ランタンなんて傑作です。各家庭工夫をこらしたジャック・オー・ランタンが並びました。まずは我が家が並ぶストリートをまわり、近くのChoicesスーパーマーケットまで行くことにしました。チョイスズでは毎年ハロウィーンの夜は店を閉めお化け屋敷にしているのです。そして午後7時半には花火の打ち上げ。チョイスズまでは我が家から歩いて10分くらいの道のり。だけどあちこちの家をつぶさにトリック・オア・トリートでドアを叩き、またもや1時間くらいかけてお店まで到着しました。私たちは今回初めてハロウィーンにチョイスズに行くことになったのですが、近くまで行って規模の大きさにビックリ。チョイスズ前の道は通行止めになっていて、人だかりがすでに数百人。いつもは花や果物の並ぶカラフルな店先が、この日は魔女やマリーアントワネット、スーパー・ヒーロー、はたまたマイケル・ジャクソン、摩訶不思議な空間となっていたのです。まっ、うちもハリー・ポッターを連れて行ったのであまり浮かずにすみました。ハロウィーンではかえって仮装をしてないと浮いてしまうんです。ケンの学校の友達家族やご近所さんとたくさん出会い、すっかりコミュニティ・イベントです。家族皆でお化け屋敷に足を踏み入れました。店内は真っ暗で、品物が並ぶ棚はすべて黒い布で覆い隠され、案内人に誘導されて、「お化けが起きるから静かにして」と言われ狭い通路を歩きます。突然黒い布の間からモンスターやゾンビが現れ、大人は足首をギュッと掴まれたり、拷問台など、あのお店がこんなにも変わるのかと思うくらいのお化け屋敷。双子はかなりビビッてしまったのですが、後戻りすることもできずしっかりと手をつないで最後まで歩きました。

子供達にはキャンディを入れるかぼちゃの形をしたバケツをそれぞれに持たせ、私たち親は念のためビニール袋も持参。案の定、バケツはキャンディですでにいっぱいになり、ビニール袋に移し変えそしてまたトリック・オア・トリート。おかげで我が家は駄菓子屋が開ける状態です。さて、こんなにたくさんもらったキャンディを食べきるには何ヶ月かかることでしょう。こちらではそういったキャンディを慈善団体に寄付することもできるようです。

ハロウィーンの翌朝にはまるで何事もなかったかのように飾りつけも取り外され、元の家々に戻っています。まるでお化けたちは七夕みたいに1年に一度現れ帰って行くような、そんな夢のようなお祭りなところが私は好き。














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