Sunday, February 07, 2010

スーパーボウルの今日

みなさ~ん、またまたご無沙汰しました。

なんせ、先週の水曜日にオリンピックのメインメディア・センターで仕事を始めてからというもの、期間限定とは言っても4年ぶりの仕事復帰で、いきなり9時間とか10時間労働で、体が慣れるのに数日かかりました。顔が腫れて以来ジムも行ってなかったので、体も少し鈍っております。オリンピックに出場するアスリートのように鍛えんとあかんわ。

さて、仕事の方はそれは面白く、自分が住む街で行われる生涯に一度のオリンピックで何か関われたらと思っていたカーチャンにはとてもやりがいがあります。

今日は年に一度のスーパーボウルがありましたね。アメリカのスーパーボウルは、カナダでもけっこうな人気なんざんす。が、アンチ・フットボールの私はひたすら見ないようにしていますが、この日だけはどこに行ってもテレビで生中継されているスーパーボウルから避けることができません。これ、アンチ・フットボール派にはかなり辛い!オリンピックの警備でバンクーバーは今、すごい数の警察が警備に当たっています。警察官だけで1万5千人くらい。カナダ全土からこのために応援で来るポリスが1千人以上。なもんで、街中で見るポリスは制服もそれぞれ違います。腕章にモントリオールとかトロントだのと書いてあり、そこから会話が弾みます。バンクーバーでは冬なのに、もっと寒い東部から来たお巡りさんは半そでのジャケットを着てる人もいます。なんだか見てる私のほうが寒くなる!

で、今日はパトロール中のお巡りさんも、建物の中のテレビで流されているスーパーボウルを外に立って窓越しからじーっと見ていました。

とにかくオリンピック警備が半端じゃなくて、民間の警備員もすごい人数があちこちで警戒中です。私が仕事で行く先々もポリスと警備員だらけなので、ある意味では今、ものすごく安全なところにいる状況です。

さて、各国から選手も続々と到着しています。どこの選手もそれぞれの国の名前の入ったジャケットを着ているのですぐわかります。日本選手も白地の暖かくて可愛らしいフリースジャケットを着て歩いています。しかしながら、おばさんの私には誰が誰なのかさっぱりわかりません。グスン。最近よく見かけるのはイタリアの選手。イタリアは青いダウンジャケットで、背中にItalyと入っています。さすがファッションの国のイタリアは、すごくシンプルなダウンジャケットに白のパンツの組み合わせでありながら、ヨーロピアンの気品たっぷり。きっと、これまで見たユニフォームの組み合わせの中で、イタリアだけがスポーツ以外でも着られるコーディネートだからですね。さすが、洗練された人々は違う。選手団の役員のオッサンたちまで格好いいのです。会えば「チャオ!」なんて気軽に言ってくれて。どうやら私はイタリアというとマッチョな男を思い描いてしまっていたのですが、今回見るイタリアさん達は見た感じとてもジェントルマン。カフェで小さなカップにいれられたエスプレッソをガーッと一気飲みしたかと思うと(飲み方すら粋なんざす!)、どこかへ消えていってしまう。女性も化粧っけもないアスリートなのにきれいな人が多い。イタリア人、カッコ良すぎ。という、すごく偏見に満ちた理由で、私は今回、個人的にジャパンとイタリアを応援します。

イタリアと言えば、何年も前のニューイヤーをイタリアで過ごした私は、帰りのロンドンからバンクーバーまでの飛行機でイタリア人の大学の研究員の男性と同席しました。折りしも彼は私の通うサイモンフレーザー大学へ研究員という立場で数ヶ月滞在することになったそうで、バンクーバーに着いてからもしばらく私にメールをくれたりダウンタウンに出てくると会いに来てくれたりしていました。イタリア人の割には控えめな人だなと思ったのが印象。顔はちょっと故影山民夫氏に似ていました。エッ、そんなことがありえるかって?もちろん、ありえたのです。あの当時はシングルだった私。彼は私のイタリア行きのビザとなる存在だったのかもしれません。オホホ。今頃私はミラノあたりで、マッマ・ミーア!なんて暮らしをしていたのかもしれません。今思えば、あの頃の私はKYだったのかも。。。逃がした魚は、実はフェラーリだったのかも。あー、間違った?!その後何年かの間にもっとたくさんのヨーロッパの男性と出会ったけど、イタリアといえども控えめなのがヨーロッパの男性のいいところ。

もちろん、うちのスコットランドの末裔もいい味出しております。私が仕事中もスコット兄と楽しく3人の子供たちの面倒を見ています。今日のおまけは、ケンの待ち遠しいスケートの練習をすっかり忘れてくれたこと。夫曰く、「ケンには言わなかったし、本人も気づいてなかったよ」と自分で納得していたのんきな人。

やはり、この家は大黒柱の私なしではパーフェクトに回らないのかも!

No comments: