Thursday, May 03, 2007



3人の子供たちはいずれも芸達者。

ケンは車を識別する力にたけている。送り迎えの車の中から行きかう車を見ては、「あーっ、ママとダディのクルマー」、「あーっ、D.D.のクルマァー」と車探しに余念がない。トヨタのロゴがついている車はすべて「ママとダディ」の車で、ホンダCR-VあるいはホンダのHのロゴがついてる車は大好きなD.D.の車、マツダのプロトジェ5はキャシーの車で、Mazda3は「キャシーのクルマみたい」、そしてジープは「スージーのクルマ」なのだ。消防車や救急車、ごみ処理車、はたまた郵便車を見つけては満足そうに「あー、いたぁ!」と大喜び。車にかけては、とにかく目ざとい。トーマス好きのケンは、トーマスの線路を上手につなげてなかなか独創的な線路も作る。頼むから私のHugo Bossのサングラスで遊ぶのはやめてほしい。300ドルもしたんだから。

トモキはとにかく器用。10ヶ月と1週間で歩き始めた時からこの子は止まることを知らない。オーブンのドアを開けて体ごとオーブン乗り込むようになったのはノアだったけど、トモキはオーブンのドアを踏み台にストーブに上るようになり、ストーブの上で仁王立ちをしているのを見つけて仰天した私。こちらの調理用のストーブとオーブンは一緒になっていて、日本のガスレンジとは違い、ほとんどが火の出ない電気ストーブで、その下にチキンやターキーがまるごと入るオーブンがついている。最近のトモキはハイチエアーに座ってごはんを食べている時も椅子から飛び出してテーブルに立とうとする。なんせ体が小さいから、身軽にするりと抜けられるのだ。それに比べてノアは、ハイチエアーから出たくてもおしりが重くて立ち上がることができない。さて、トモキのハイチエアー飛び出し防止のために苦肉の策に考えたことは、トモキの足を縛ること。こんなこと、乳児虐待のように聞こえるので友達には言えないのだけど…。だけど、縛ったヒモもトモキにかかってはするりと抜けてしまって意味なし。トモキ、面白すぎ。

ノアは、破壊力満点。よく食べる。トモキが手に握っているおやつも取り上げてムシャムシャ。自分がミルクを飲んでいても、トモキのミルクを取り上げる。こんなのだから、ノアはよく育つ。2000グラム少々で生まれたノアも、今ではトモキよりかなり重い。お腹のでかたは中年のサラリーマンなみ。抱くと、腕にドシッとくる。そんなノアはケンと違った意味でクルマを持たせたらナチュラルに進んでゆく。クルマのおもちゃを手にしては床にこすりつけてゴーゴー走らせるし、大きなクルマのおもちゃに乗ってニコニコとリビングルームを走っている。ベースメントに続くドアを開けて、そこから階段の下へおもちゃを投げつけるのもいつもノア。

3歳児と1歳の双子をいっぺんに授かってしまった辛さは、体験者にしかわからないと思うけれど、毎日この子達、面白いことを発見して楽しませてくれる。

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