Wednesday, March 17, 2010

そろそろ





おかげさまで、あの二人も3月3日のひな祭りの日にめでたく4歳に。元悪ガキだった双子が、晴れて「ボーイズ」に改名しなければならない日が来ました。あの毎日が闘いだった日々が今となっては懐かしい。いや、そんなことないか。家の中の物をいくつ壊されたことでしょう。家中の床をどれだけ拭いたことでしょう。オムツは何千枚替えたかな~。

物事の聞き分けがかなりできてきた双子も、まだ散らかし放題の毎日です。毎日二人で遊んで、笑って、いたずらをしての日々が二人にはものすごい栄養のようです。

いつも一緒の双子とは言っても、実はあと1分トモキが早く生まれてきてたら誕生日が別々になっていました。トモキが生まれたのは3月3日午前12時1分、ノアはその14分後にこの世に登場です。なのでトモキがあと1分早く生まれていたら、双子の兄弟は誕生日が異なっていたのです。たまにそういう双子がいるそうです。中には、双子なのに1週間誕生日がずれているとか!





今晩提出の課題もなんとか終わり、少し一息。ちょっと気持ちの切り替えができそうです。まるで、今学期が終わったかのような気がしていますが、実はまだ課題が1本残っている。今度は12枚のペーパーです。

でも、今日みたいに雲ひとつない青空が目の前に広がっていると、目先の難題も吹っ飛んでしまいます。春の力ってこれですね。日本では3月は卒業や異動のシーズンで、4月は入学式。季節感を前に出すメリハリのあるところが日本の情緒だと思うのですが、カナダではそんな情緒がまるでなし。そういえば今日はセント・パトリックデーなので、外に出るとみんな色とりどりの緑で着飾ってるはずだし、街中が緑色の物で溢れているはず。セント・パトリックデーの次はイースター。店という店はウサギとチョコレートでできた卵商戦に変身です。情緒感がないのは、イベントそのものを祝おうというより、商戦に偏ってしまったからでしょうか。

ではここで長らくご無沙汰していたダライ・ラマの「人生の指南書」の続きを。

●自分の知識を他人と分かち合うことが、永遠の生命につながる
●地球に優しくあれ
●年に一度、これまで行ったことのなかったところに行くがいい

子供たちがこの1年でまた成長してくれて、なんだか今年は旅が再開できるかなと思えるようになりました。

2006年夏にトロントに行ったのが最後。当時、双子はまだ生後数ヶ月の赤ちゃんで、ケンは2歳でした。たった5時間弱のフライトが私たちにしてみれば永遠に感じる戦場に。双子はオギャーオギャー泣くし、自分の席に座っていたケンは私たちが生後間もない双子を抱くのでジェラシーで大泣きし、滑走路を動き始めた飛行機でシートベルトを外して歩き出す始末でした。飛行機が水平飛行に入ると、知らない人からおやつをもらったり、やさしい男の子がケンにぬいぐるみを貸してくれたりと、私たち家族は周りからの同情を一心に得るかわいそうなファミリーに変身。その時、小さな子供が3人に対し親が二人という組み合わせが、思っていたよりずっと大変なことに気づきました。そして私は、「今後数年、旅は御免!」宣言をしました。その言葉通り、それ以来、飛行機には乗っていません。

あれから4年。

2010年、そろそろ始動してもいいかな。

*写真は上から2007年の夏、外で水遊びをしていたまだ赤ちゃんぽい体型の双子。ノアが壊したランプ。
2009年秋、落ち葉に喜ぶ元悪ガキ。毎日飽きもせずミニカーを並べるノアの作品。

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