Sunday, July 11, 2010

あの二人、誕生秘話

夏休み2週間目に突入。なんだかうちの3人は本当に毎日が夏休み~って感じの暮らし。カーチャン、ちょっとサービスしすぎ。今日はプール。昨日は木苺を摘みに。家の庭で水遊びもしてるし。公園で2時間放牧もしてる。先週はケンがサッカーキャンプ。またシュートの威力を磨いちゃいましたよ。来年はスペイン・サッカー留学かしら。

この夏、ケン6歳、トモキとノアの双子が4歳。双子が生まれて4年目にして、3人仲良く遊んでくれるようになりました。これまでの苦労もなんだか吹っ飛んでしまいます。3人一緒にガヤガヤ遊んでいると、すれ違う人から「あら、三つ子なの?」と言われるこの頃。

さて、ちょっと懐かしい5年前の夏。。。。。

ケンが1歳半の夏に妊娠が判明しました。やっと初めての子供の子育てにも慣れて、こんなことなら早く2人目が欲しいと思っていた矢先のことだったのでこの妊娠はかなり嬉しかった。2番目の赤ちゃんが生まれたら、ケンの時とは違って、もうちょっとリラックスして赤ちゃんと接することができるかなと甘い期待を感じながら。

12週で初めての超音波検診に。ハイテク会社勤務の夫は仕事が忙しいから「一人で行っておいで~。どうせ、順調だと思うから」と、またしても私一人で検診へ。カナダでは夫が付き添わない超音波検診は少し珍しい。トホホ。

バスに乗って、バンクーバーのイーストサイドまで、少し遠目の超音波検診所へ。あらかじめ水をたくさん飲んでお腹を膨らませて待合室で待つこと少し。名前が呼ばれて、個室に通され、寝台に横になる。1年半ぶりの感触がよみがえりました。ゼリー状の冷たいヌルッとしたのがお腹に塗られた時。

私のお腹の写真がスクリーンに映るなり、「ちょっと待っててね」と立ち上がって部屋から出て行った検査技師。

「いけない。。。」と私は直感。

実は一度流産したことがあり、その時も初めての超音波検診で、胎児の心音が聞こえないことで流産とわかったのです。また今回も同じことと思い、寝台に横たわったまま、検査技師が戻ってくるのを待ちました。

しばらくして、彼女が戻ってきました。

「どうやら。。。。。赤ちゃんが二人見えるのよ。私、この検診所に来て日が浅いから、どうやってあなたに伝えていいのかわからないので、今聞きに行ってたのよ」と若い検査技師。

「ハ~ッ!?」顎が床に落ちそうになった私。この私が双子を妊娠?頬が緩んで、リアクションが出てこない。

なんだかドリームジャンボが当たった気がして、超音波の写真をずーっと眺めながら家に帰って、夫が帰るのを待ちました。なんだかこんな大ニュースを電話で伝えるのもおかしい気がして、彼が帰るのを待ったのです。帰ってきてもきちんと話すチャンスを待って。

「で、今日はどうだった?」と一段落した夫。

「大丈夫だったよ。心音も聞こえてた」と、夫に超音波写真を手渡した私。

「フーン」かなんか言って、一応ケンの妊娠で胎児の写真には見慣れていた夫が目を通す。

ホラ、きた!と思った瞬間、夫の目が皿のように見開いた!!そりゃ、そうや。赤ちゃんが二人写ってるんだから。「Baby A」と「Baby B」って。



こうして双子を妊娠した私。それは2005年7月のこと。


翌年の春には、こんな赤ちゃんが二人我が家に来ました。



トモキは大仏様のような顔、ノアは体脂肪が全然なくて体中皺だらけの折れてしまいそうな新生児。新生児の双子の面倒を見ていると、2人目の余裕どころか、毎日が戦場。名前を考える暇すらない。だからこの二人は最初の一ヶ月は名前もなくて、「A」と「B」と呼ばれていたのです。

悪ガキ時代をうまく卒業して、今となっては、やる気満々の双子に変身。



2番目の子供は放っておいても育つというのは本当のことです。3番目は雑草みたい。図太いぞ~。

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