Thursday, July 29, 2010

宗教を少し考える。

今晩、夫より「ケンがF-wordってなんなのかて聞いてきたよ」と。

「へぇー、なんて答えたの?」と私。
そのうち来るなと思っていたことが、ついに来ました。ケンも1年生を終えたところ。どこかからこの言葉を耳にするのは時間の問題でした。

「ありのままを答えたよ。そしたら、その行為の何が悪いのかって聞かれてさ、返答に困ったよ」と。

たしかに。。。性行為は悪いことではない。じゃなきゃ子孫繁栄、地球存続いたしません。

「でも、他人じゃなくて、自分がケンにこのことを教えることができたから良かったと思ったよ」と夫。

今晩、夕食のテーブルでケンがダディに「ヘヴン(天国)って本当にあるの?」と聞いていた。

ダディの答え。「この世界のある人々は、人間は死んだらヘヴンに行くと信じているんだよ。だけどなケン、人間は誰もが死んだら体は土に還るんだよ」と、またもやあの人らしい答え方。

私にしてみたら、「嘘をついたり意地悪をしたりしない生き方をしていたら死んだ時にヘヴンに行けるんだよ」くらいにダディに言ってもらいたかったところですが、科学的根拠がこの世界のあり方の基本にしているあの人には、そういう理屈は通じないのです。

そういえば昨年、猫のロビンが16歳半で他界した時のこと。ケンのGFがケンに言いました。「ロビンはきっと神様にお祈りしてなかったから、天国に行けないわよ。骸骨になるんだから」と。それを聞いて、ちょっと違和感を感じた私。宗教にどうのこうのというわけではないけれど、宗教を押しつけてはいけないというのが私の持論。宗教はすでにこんなに小さな女の子も洗脳しているのかと思い、我が家の子供たちには迷信めいたことは教えたくないと思ったのがあの時の感想。

クリスマスになるとあちこちで見かけるイエス・キリスト誕生の話の飾り物。赤ちゃんが飼い葉おけに寝ていて、天使が周りに立ってるやつ。昨年のクリスマスの頃、外出先でそれを見てケンが言いました。「ダディ、あの赤ちゃんは誰なの?」。

ダディの答え。「あれはね、2000年位前に生まれた赤ちゃんで、名前はジーザス・クライストっていうんだ」。

いかにも無宗教のあの人らしい説明のしかた。とは言いながらも、宗教を解説させると実はあの人はよく知っていて、彼なりの解釈でとてもシニカルに議論をしたりするのはなかなか興味深かったりするのです。ケンがもう少し大人になったら宗教について少しは詳しく教えると思うけれど、こんな感じで、科学で解き明かされている事実を根拠にした淡々とした説明になってしまうところがあの人らしい。そして子供たちも大人になったら、あの人らしく科学を根拠にした生き方を求めるのか、私のようにふざけた生き方を追求するのか。。。

神のみぞ知る。

1 comment:

叔母 said...

ケンちゃん、おじちゃんと、おばちゃんちに来たら、Fの正しい使い方がわかるようになるよ。情けなかハナシたい。