Friday, July 02, 2010

1年修了

昨日、7月1日になってなんとなくちょっと一息。

今週で子供たちの学校が夏休みに。つまり、学年度末を迎えたのです。これから丸2ヶ月の夏休みは、子供たちといろんなことができるので少し嬉しいやら、家にいる時間が長くなることを考えると少し怖いやら。。。

ケンは無事にピカピカの1年生修了です。1年生からフランス語の小学校に行かせたのでどうなることやらと思ったけれど、子供の適応力はお見事。新しい学校は友達がすぐにできたので嫌がることなく行ってくれました。24人のクラスの中で、フランス語の幼稚園に行かなかったのはケンともう一人の男の子。最初は先生の話もチンプンカンプン。年度中は週に2度、ケンのように少しフランス語に遅れを取っている子供は特別授業を受けました。年度途中で2人の子供が英語のクラスに移動。それは親が決断したのか、先生が決断したのかわからないけれど、うちのケンはとりあえずフランス語で1年生を終えることができました。公立校でフランス語で授業を行っていて、しかも遅れている子供には特別授業を行うところはカナダの教育の良いところ。

学年度末にケンが持ち帰ったものはこんなもの。





いまだに私に理解できないのは、1年生の段階では教科書というものが一切ないこと。勉強はすべてプリント物。だから家に勉強道具も持ち帰らない。家に持ち帰ってきたのは、毎日、フランス語の薄い本を持ち帰り読むのと、毎週1度行われるフランス語の単語テストのプリント物くらい。それからノートも筆入れも必要なし。勉強はすべてプリント物で行うので、ノートは必要なし。鉛筆や消しゴム、クレヨンも学校から支給され、すべて教室に置いてあるので、家から持っていく必要なし。カナダ人の友達によると、義務教育では基本的にそういった備品も学校から支給されるとのこと。もちろん、学年が上がるにつれ、自分の文房具を持って行きたければそれはお構いなし。なので1年生に進級した時に用意した物はほとんどなし。日本だったらランドセルに、上履きなのでしょうが。そういった楽しみがなかったのは少し寂しかった反面、家計に負担をかけないところがカナダらしい。ニホンジン母にしてみると、この1年、カナダで子供を学校に通わせるにあたり、よくわからないことが多々出現。毎日学校までの子供の送り迎えは義務。で、低学年の子供は親が教室まで連れて行くのです。教室のドアは8時50分になるまで開かないので、子供たちは廊下に並んで待たなければならない。ほとんどの親はドアが開くまで子供と一緒に廊下で待ちます。それは、不必要な学校での事故や怪我には学校側が責任を取らないことからなのですが、親にしてみると、かなり大変。まして、共働きの親は子供の送迎のやりくりに悩むところが多いようです。学年末の先生への心づけも日本ではないよね。1年終わって、やっとカナダの小学校生活が見えてきた。が、頭を傾げることも多いです。

そしてカーチャンの方は、昨日、持ち帰りの中間試験をなんとか期限内にメール送信。なんだか肩の荷がおりちゃって、まるでカーチャンまで学期末かのような浮かれよう~。



来週から子供たちのサマーキャンプ開始。たくさん太陽と水を浴びて、雑草のようにニョキニョキと成長する3匹の子羊たちにちょっと期待しています。

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