Saturday, April 10, 2010

だるまちゃんとてんぐちゃん



今日は双子と一緒に市立図書館に行きました。子供たちに本を借りようと、キッズセクションへ。トモキとノアに好きな本を決めるように言いました。トモキが咄嗟に本棚から引っ張り出した本を見てビックリ。それは、我が家に日本語である「だるまちゃんとてんぐちゃん」の英訳版でした。以前、我が家で子供たちの面倒を見てくれていた幼稚園の先生弓絵さんが日本に帰国してから送ってくれて以来、子供たちも私も大好きな本の1冊です。だるまちゃんがてんぐちゃんが身につけている靴や帽子やうちわが欲しくなり、家に戻っては大きなてんぐどんにあれが欲しい、これが欲しいと言います。すると、お椀だったり、琵琶の葉っぱだったり、まな板で、だるまちゃんが欲しいものに変身。1967年に発行された本です。

家に帰って英訳版の本をダディに読んでもらった子供たち。日本語の本が英訳されていると嬉しくなる私。英語の訳はどうなってるのだろうと、パラパラと本をめくってみました。そういえば、誰が翻訳したんだ?最後のページを開きました。英訳はなんと、ピーター・ハウレットさんじゃないですか!幼馴染のピーターちゃん。実は私は北海道でピーターの隣の家で育ちました。今では環境保護活動家として活躍するだけじゃなく、児童書の英訳も手がけている人です。たまたまトモキが取り上げた本がピーターちゃんにつながるなんて。。。ピーターと20数年ぶりに再会したのは4年半前の函館で。私が双子を妊娠している時でした。ピーターと彼の家族に会っていなければ、私は今頃カナダには住んでいなかったことでしょう。私の人生に大きな影響を与えた家族のことはまた今度。

弓絵さんがこの素晴らしい児童書を日本から送ってくれなかったら、私はこの本と出会えていなかっただろうし、トモキがたまたまこの本の英訳版を見つけなかったら、ピーターのことは忘れていました。そしてピーターに最後に会ったのは、トモキがまだお腹の中にいた4年半前のこと。

今日またもや思ったこと。人生、やっぱりこんなふうにつながっている!

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