Saturday, October 02, 2010

新聞より

日本とカナダの今日の新聞によると、ブリティッシュ・コロンビア州のビクトリアでESLに通っていた日本人学生が乳児遺棄で逮捕、そして保釈されたことが書かれていました。ビクトリアは私も1年半暮らした町。ビクトリア大学にもよく行ったし、日本人留学生も多いし、状況がなんとなく見えてくる気がします。

ブリティッシュ・コロンビア州最大誌の「バンクーバー・サン」によると、20歳の彼女が通っているビクトリア大学が全力を挙げて今回の事件に対処してるとのこと。Bさんが12月に裁判所に出廷するまで安心して暮らすことができるよう、大学側ではBさんを乳児の遺体が見つかったホームステイ先から新しいホームステイ先に移し、出廷まで尊厳を持って暮らせるよう努めるようにするとのこと。できるだけ大学に早く復学できる環境も整えたいとのこと。警察は彼女を病院に連れて行き、産後検診をさせたと書かれていました。彼女の弁護士の談話では、このケースは日加の文化の違いを踏まえて扱わなければならない。幸い、ビクトリアで日本語を話せる弁護士がBさんに状況説明に当たっているなどと書かれています。

Bさんも色々な事情があってカナダに来たに違いありません。ありすぎたからカナダに来たのかもしれないですね。それにしてもこれから海外で裁判にかけられる若い日本人女性のことを考慮し、文化の違いを尊重して親身になって対処している受け入れ先のビクトリア大学。

先は長そうだけど、人道的な措置を取ったカナダのあり方に少し拍手。

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