Monday, October 11, 2010

2時間

サンシャインコーストでのサンクスギビングのディナーは美味しかったです。ターキーは食べない私ですが、夫と子供たちはクランベリーソースをつけて美味しそうに食べていました。味わいあるクランベリーソースはオレンジを絞り込んであるところがミソらしい。今度、やってみないと。私が好きな芽キャベツはターキーディナーの時くらいしか食べないけれど、ベジタリアンにはこういうのがご馳走だったりする。今日の芽キャベツはアーモンドで和えてあった。

さて、今日はウエストバンクーバーの向こう側のサンシャインコーストに着くまでが長い道のりでありました。朝9時25分のフェリーに乗る予定で、早起きして子供たちを起こして着替えだけさせてフェリーターミナルへ出発。朝食はフェリーの中で食べようと、ゆうべのうちにバナナマフィンを焼いておいた。このフェリーに乗ると、先方宅には10時半には着く計算。

フェリーターミナルまで車で向かう途中、夫に「ガソリンを入れたほうがいいのではないか」と提案してみた。なんせ、ガソリンメーターの針が2本だけになっている。夫は「フェリーターミナルで入れればいいよ。あそこまではこのガソリンでなんとか行けるから」と。私はふと、フェリーターミナルにガソリンスタンドがあったっけな・・・・と思いながらも、そこで話題は変わってしまった。

日曜日の朝は車が空いていて、ハイウェイを飛ばしてフェリーターミナルに着いたのは予想よりはるかに早く。ヨッシャー、これなら余裕でフェリーに乗れると思った私たち。

今日はサンクスギビングの3連休。連休の時にカーフェリーはとても混み合う。予約をしないと車を乗せることは難しい。なので、カーフェリーの予約を入れず、車はフェリーターミナル近くの路上に停めてフェリーに乗り、向こう岸で知人に車で迎えに来てもらう予定になっていた。

サンシャインコーストに行くのは実に数年ぶり。なんせ双子が生まれてから週末の小さな旅行もしなくなったので、フェリーターミナルのあるホースシューベイまで行くことがとんと数年ご無沙汰。路上駐車ができるところを探そうとぐるぐると路地を車で回ってみた。が、あちこちの路上には「無料駐車、3時間」のサインが。きっと少し走れば3時間以上駐車できるところがあるだろうと思い、少し遠くまで行ってみる。時間は十分あるから、少し遠くに停めても歩いてフェリー乗り場まで行けばいいさとたかをくくって。

だけど、行けども行けども、しつこいくらいどの路上にも「無料駐車、3時間」のサインばかり。しまった!と思った夫と私。フェリーの出発時間はどんどん迫るばかり。フェリーターミナルのすぐ横に有料駐車場があったので、そっちまで引き返す。そんな時に限って、有料駐車場は満車。我が家と同じ考えで、フェリーが混むので、みんな前日から有料駐車場に車を置いてフェリーに乗って行ってしまったのだ。

それで、夫と子供だけフェリーに乗せて、私が車をウエストバンクーバーまで乗って戻り、そこに駐車してバスでフェリーターミナルまで引き返して次のフェリーに乗ることにした。夫がフェリーの切符を買ってる時、まだフェリーには車を乗せるスペースがあること、あと8分以内だったら車を乗せられると言われた。そこで急遽予定を変更して、とりあえず夫と子供だけフェリーに乗せて、私は車に戻って、車専用のトールブースまで引き返すことに。が、これがまたハイウェイをウエストバンクーバーまで戻り、そこでUターンしてという面倒なルートを取ることに。8分以内の時間との闘いだけでなく、その頃にはガソリンメーターの針がすっか消えていた。

大急ぎでハイウェイを引き返し、また戻ってトールブースに到着。10分くらい経過していた。フェリーにはちょっとの差で乗り遅れ。となると、次のフェリーまで2時間待ち。いきなり、私の人生にぽっかり2時間もの空白の時間ができてしまった。夫が子供を連れて行ったので、うるさくまとわりつくチビ3人が突然いなくなってしまった。自慢じゃないけど、子供がいる時は分刻みで行動しなければならないくらい忙しい私の生活。そんな時にいきなり予告なしに2時間もの時間ができてしまって、どうしていいかわからなくなってしまった。こういう時に限って、本を持って来てなかった。イテー。いったんトールブースでお金を払って車を停めたら外に出ることはできるけど、フェリーターミナル近くはお土産の店しかないので、何もすることがない。とりあえず雑誌を買おうと思って店で物色。「ヴォーグ」やゴシップ誌の「ピープル」など写真がカラフルな雑誌がたくさん並んでいる。だけど、ここ数年雑誌すら買ったことのない私は、買いたい雑誌すら思い浮かばなくなっていた。パラパラとページをめくっても目に入るのは広告だけ。これが読みたい!と思える雑誌がなくなってしまった。トホホ。それで一生懸命考えた末に買ったのが「ナショナルジオグラフィック」。今回の特集はメキシコ湾の原油流出。おもろい~。写真もすごく美しい。

2時間の待ち時間が過ぎ、フェリーに車ごと乗って向こう岸のギブソンズへ。やっと目的地に着いても心はまだドキドキ。とにかく、ガソリンスタンドを見つけなければならない。ガソリンメーターの針が消えてから20キロ近く走ってるような気がする。車がハイウェイの途中でいきなりストップしたらどうしようとドキドキしながらやっとガソリンスタンドを探して給油。なぜかこういう災難は夫ではなく、私に降りかかる我が家の事情。あの時、夫がガソリンをどこかで入れていたらこれほどまでに心臓もドキドキしなかったわよ~。

No comments: