Sunday, December 13, 2009

初雪が降った今朝のバンクーバー。正確には先週の金曜日に粉雪が舞っていましたが。子供たちはこういう日は大はしゃぎです。「雪だるまつくりた~い!」とは言うものの、そこまでの降雪ではありません。

雪が降ると街が機能しなくなるバンクーバー。今年はこのあとどれほど降るでしょうか。昨年も丁度今頃雪が降りました。また降ったら夜には解けてるだろうと思われた雪も、しんしんしんしん降り続け、クリスマスは真っ白のホワイトクリスマス、元日も一面銀世界。結局雪がすべて解けてなくなったのは1月末くらいだったでしょうか。昨年はあちこちの路上で車が乗り捨てられてました。グランビル・ストリートと16th Aveの坂の下あたりが一番すごいことになっていた。サマータイヤで車が坂を上れないので、路上に乗り捨てて帰ってしまったんでしょうね。傾斜の急な坂は進入禁止の看板がたてられます。市バスでさえあちこちに無理な形で乗り捨てられていました。電柱に衝突したようになってたり。路上から飛び出してたり。雪かきシャベルは店頭で売り切れ、子供用のブーツも売り切れ。雪に慣れていない都市に珍しく雪が降るとこういう事態になるんだというのがよくわかりました。北海道育ちの私も、オタワ育ちの夫も、バンクーバー市の雪に対するインフラができていないので、雪が降るとおとなしくしています。

昨日はスージーとダレンのホームパーティに行ってきました。珍しく私とロバート別行動。この時期パーティは重なるもので、ロバートは別の友達のおうちでのターキー・パーティへ。私は親友のスージーとダレンの素敵なコンドミニアム(日本語で言うとマンションです)へ。

招待客は我らがグッド・フレンドで新婚さんのブライアンとジュリア。そして同じくグッド・フレンドのアル。ダレンの仕事友達のカップル。子供がいるのは私とアルだけ。楽しいパーティの最中、子供がいないと、こういう暮らしなんだ~と思うことが多々ありました。まず、素敵なコンドミニアムには大人の調度品しかない。リビングルームを占めるお洒落なカウチ、安楽椅子。うちだったら、こういう家具はジュースやお菓子がついてあちこちべたべた、色も変色してるはず。壁には二人の趣味の絵画やアンティック写真が飾られています。うちの額縁は、子供たちがぶつかったりおもちゃが飛んだりするので、たえず斜めに曲がったりしています。フラットパネルの大きなスクリーンのテレビ。うちの子達ならこれにぶつかるか、おもちゃが命中してテレビは無残に床に倒れてしまうことでしょう。我が家では日本に帰国する家族から安く譲ってもらった、大きなブラウン管のテレビを見ています。ブラウン管のいいところは、奥行きがあるので安定してること。ちょっとぶつかったり、おもちゃが命中したくらいで倒れはしません!リビングには素敵な陶器の飾り器もいくつか置かれている。陶器が好きだった私はそういう飾りが好きですが、今の我が家にはこういう物はもっての外!そして大きなガラスドアのサイドボードには繊細な作りのワイングラスやクリスタルグラス、コーヒーカップ、アンティック物のお皿がぎっしり並べられています。我が家にこういう物があったなら、、、と考えただけで冷や汗が出そうになった私。音楽の趣味のいいダレンが選んだクリスマスのCDで、ムードはすっかり大人のパーティです。ブライアンとジュリアはハワイのホリディから帰ってきたばかり、ダレンの友達カップルもメキシコにホリディに行ったり、子供のいない暮らしってこういうもんなんだ~と、6年前までそんな暮らしをしていた私は妙に感心してしまいました。ロバートが行ってるパーティのホストカップルはもうすぐ恒例のラスベガス旅行に出かけるし。そういえばあの二人は1年に2回くらいベガスに行ってるはず。

私たちの周りでは、自分たちの暮らしのレベルを変えたくないので子供を持たないことにしたカップルが何組かいます。大きなテレビも欲しいし、レストランも行きたいし、旅行も行きたいし。。。との理由らしい。

「子供がいなかった時の暮らしって覚えてないよね~」と話し合う我ら夫婦。そういう時期が長くあったのに、今では子供なしの暮らしなんて思いつかない。我が家は散らかり放題の家で、バスルームも窓もきれいに掃除なんてできてないけれど、まっ、それも「子供がいるから」と掃除をしていない私にはいい口実になっています。うちの場合、3人の子供の年が近いせいもあり、最初の2年間は乱気流の中での暮らしぶり。三つ子を育ててるようなものだったので。我が家はお互いの身内がバンクーバーにいないので、ヘルプはベビーシッターさんや友達からです。今年の夏までは私一人で3人の子供を外に連れて出ることもできなかったけど、この夏でみんなかなり成長しました。自分で言うのもなんですが、よく夫婦仲に亀裂も入らなかったし、子供を虐待することもなくてよかったーと、今になって胸をなでおろすことがあります。今は大変でも、子供たちが成長して私たちが年を取った時のことを考えると、楽しいだろうな。あの時、こういうことがあったよね~なんて昔話をしたりして。ケンには、赤ちゃんだったトモキを階段から落としたことを覚えてるか聞いてみます。

昨日みたいに私たちが出かける時に、子供たちの面倒は誰が見るかって?昨日は、お隣のショーン君(中学2年生)に来てもらいました。子供たちには夕食を食べさせ、双子は寝る支度をさせて、そこでショーン君登場。中学2年生と言っても、彼はベビーシッターの講習もしっかり受けて責任感あるいい少年です。何かあった時はショーン君のご両親が力を貸してくれます。子供たちにしてみるとショーン君はヒーロー。私とロバートは外に出かけて楽しい大人の時間を過ごし、子供たちは憧れのショーン君と遊んでもらい、ショーン君は私達からいくばくかのお小遣いをもらいと、みんなにとっていいトレードが行われるのです。あっ、我が家の財布が少し軽くなりますが。。。

というわけで、我が家、まだまだ、家住期真っ只中でございます。

3 comments:

Shoko said...
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shoko said...

この記事、なんだか深いものがありますねぇ。最後はほんわか♪な気分になりましたが:)

私は将来一体どんな結婚をし、どういう家族を持つのかなぁ〜。子供は可愛くて大好きだけれど、まだ色んな意味で自立できてない私は、自分が結婚とかママになるとか、全く想像できない。。。笑 もしそういうことがあったら、まさこさんにアドバイスもらいたいなっ

あ、あと私のブログにここのブログのリンク貼ってもいいですか?:)

Ms. MacSaito said...

Shokoベイビー!子供と一緒に自分も育ってる気がします。でも、Shokoベイビーはまだ若いから焦る必要ないよ。バイト先はどちらか?行けたら行こうかな。

ブログのリンクはもちろん貼ってもらってオッケーです!