Monday, December 07, 2009



バンクーバー・ウィスラー冬季オリンピックまであと67日。今日は少しオリンピックの話題にします。

あと2ヶ月ちょっとでオリンピックなので、あちこちで準備にラストスパートがかかってきました。道路規制もこれからどんどん入るようで、フォルスクリークのオリンピック・ビレッジと呼ばれる、新しく建ち並ぶ選手村も通行規制が入ったようです。フォルスクリークからサイエンスワールド、バンクーバー・カナックス本拠地のGMプレース界隈は開閉会式とカナダの威信をかけたホッケーの会場があるため、かなり通行が難しくなりそうです。あのあたりに住むママ友が子供の送り迎えに弊害が出るの間違いなしと言っていました。

各種目の観戦チケットのカナダ在住者対象の抽選が始まったのが今年2月。オンラインで申し込みのできる仕組みとなっていて、いろんなチケットの組み合わせを選んで申し込みできるようになっていました。我が家もホッケーやスピードスケート、フィギュアスケートなど色々選んで、しめて7000ドルちょっとのチケットを申し込みました。7000ドルと言っても、もちろん我が家で払えるはずがありません。チケットが当たったら友達と分け合う予定で、色々申し込んだわけです。友達も方々でそんなふうに申し込みをして、いざ抽選の日。我が家は空振り!あんなに申し込んだのに、箸にも棒にもかからなかった!

友達の中にはラッキーな人達もいて、抽選申し込み期限滑り込みセーフで申し込んだジョンが男子ホッケーの決勝チケット4枚をゲット。私たちは友達から女子ホッケー準決勝と決勝のチケットを譲ってもらいました。他にもホッケー予選のチケットをもらいました。カナダ女子ホッケーチームでは友達の姪がエースとして活躍しているので、なんとしても応援したいゲームです。決勝はカナダ-アメリカになるのは今から目に見えてるようです。

私としては日本勢が活躍するフィギュアスケートやスピードスケート、そしてスキージャンプを見たかったのですががががが。。。チケットがすごく高いのです!ジャンプは予選でも180ドル。フィギュアスケートなんてもっと高い!それでもやっぱり地元でのオリンピックなのでみんな見たいですよね。チケット抽選はその後、カナダ国外の人々に門が開き、それからカナダで第2次、第3次抽選が行われました。その都度電話もオンラインも混雑してつながらない状態で、チケットを取れなかった市民からはブーイング。

来年1月から3月まで、オリンピックのために市民が利用できなくなる公共施設もいくつかあります。まずは一部のコミュニティセンター。オリンピック関係の機関が使用するため、一般人が使えなくなります。オリンピック・ビレッジの建設も大赤字となり、そのつけは市税にまわってきます。そんなこんなで、この頃はオリンピックを待ち遠しく思う反面、市民にはどんなメリットがあるのだろうという声も少し聞こえてくるようになりました。

とは言っても、やっぱりオリンピックは面白いよね!

スピードスケート会場となるリッチモンドのオリンピック・オーバル。このオリンピックのために新設されました。12月からはオリンピックに向けて一般開放をストップするというので、11月の下旬に行ってきました。

言葉ではなかなか言い表せないのですが、カナダらしい要素を取り入れたとてもきれいな建物です。写真のようにリンクの天井は木を使い、ロビーはガラスがよく使われています。ガラスは広々した印象を与えますね。広いリンクは真ん中でバスケットなどスケート以外のスポーツができて、その周りをスケートで滑れるようになっています。そしてリンク横2階にはジムの設備があり、そこで自転車を漕いだりダンベルを持ち上げながらリンクの様子が見れるようになっています。託児施設があるという案内も貼ってありました。至れりつくせり!友達のルーク(仮名)は氷を作らせたら世界一の男で、このオーバルで働いています。彼はこれまではGMプレースでリンクの管理をしていて、あのザンボニーに乗っていました。氷のことはすべて熟知している人です。どの温度で氷らせて、ダメージを受けた氷上をどうやって手入れするかなどすべて知り尽くした男!このオリンピックで彼ほど需要の高い人はいないことでしょう。オーバルさん、あんな素晴らしい人をゲットしたおたくさんは幸せ者です。あっ、オーバルは人じゃないですが。



私たちがスケートをしている時も、アイスの整備で一時、リンクを出なければなりませんでした。そこでザンボニーの登場。これをすごく興奮して見ていたうちの息子達。こういうの、男の子は好きだから。写真は、ザンボニーにひきつけられた3つのおしりです。





ケンが今、スケートにはまっています。今年の1月からレッスンを始めて、週に1度のレッスンに欠かさず通っています。オーバルの大きなリンクで満面笑みを浮かべて滑るケンでした。今回がスケート・デビューとなった双子は、歩行器のようなものにつかまり、まずはアイスの上で慣れるところから始めました。こちらではスケートの時の子供のヘルメット着用は義務化されています。初めてのスケートを楽しんだ双子です。

今日は久々の動画を。

No comments: